浜野 徹也 副院長の独自取材記事
浜野胃腸科外科医院
(八千代市/八千代緑が丘駅)
最終更新日:2026/01/15
八千代緑が丘駅から徒歩約1分の「浜野胃腸科外科医院」。院内は清潔で落ち着いた印象で、待合スペースから窓越しに見える中庭の緑が心を和ませてくれる。浜野徹也副院長は、大学病院で胆膵内視鏡を中心に内視鏡検査全般を専門として診療にあたってきた人物。胃や大腸の内視鏡検査をできるだけ多くの住民に受けてもらい「胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロにする」ことを使命として、スタッフとともに取り組んでいる。爽やかな笑顔で意欲あふれる浜野副院長に話を聞いた。
(取材日2025年6月16日)
目標は「胃がん・大腸がんで亡くなる人をゼロに」
胃や大腸の内視鏡検査に力を入られていますね。

当院は私の父が1983年に開院して以来、周辺の地域の方々の消化器疾患に関するかかりつけ医としての役目を担ってきました。2015年に私が診療に関わるようになってからは、これまで大学病院で内視鏡を専門に扱ってきた経験を生かすべく、内視鏡診療に力を入れています。当時はこの地域の内視鏡検査の受診者数は少なかったんです。その中で、良質な内視鏡検査を提供することで、地域の皆さんの健康に寄与できるのではないかと考えました。胃がん・大腸がんはいかに早期発見できるかが鍵。発見が遅れたために亡くなってしまうケースも少なくありません。ですが、大腸の場合はがんになる前のポリープの段階で発見・除去できれば、がんの予防にもつなげられます。だからこそ内視鏡検査による早期発見が重要。一人でも多くの方に検査を受けていただき「胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロにする」というミッション達成に向けて進み続けます。
大腸がんは早期発見が大切なのですね。
大腸ポリープの多くは良性の腺腫ですが、徐々に大きくなっていくと悪性のがんになるため、状況を見て切除を検討します。つまりがんになる前に取る予防措置ができるのです。内視鏡検査とは、胃や腸にがんがないか観察し、そしてポリープなどが見つかった時にはそのまま切除もできる素晴らしい検査です。がんは高齢でかかる人が多いですが、一方で30代、40代から罹患者は増えていきます。その年代は、子育て中の方や、お仕事で中心的な役割を担う方も多い、社会的にも責任の大きな世代です。特にそんな方々をがんから守ることで、地域社会に貢献できるクリニックになるようにしていきたいと思っています。
糖尿病などの生活習慣病の治療にも注力されていると聞きました。

当院では、糖尿病を専門とする医師や管理栄養士と連携し、生活習慣病の診療にも力を入れています。というのも、糖尿病はすべてのがんのリスク要因になることが報告されており、がんの早期発見をめざす上で注視する必要があるためです。たとえば、糖尿病の治療をしている人の中には、高血糖の状態が続くことで膵臓に負担がかかり膵臓がんになる場合や、そもそも、膵臓がんが原因で血糖コントロールが難しくなっているというケースもあります。患者さん本人が異変を自覚するのが難しいことも多く、そこでがんをキャッチアップできるかどうかが予後を左右するとされています。そのため当院では、血糖値が急に悪化してきた場合は、薬の調整にとどまらず、必要に応じてがんのスクリーニングも視野に入れて診療を進めます。生活習慣病の診療とがんの早期発見に注力することで、地域の皆さんの健康を守ることをめざしているのです。
患者が安心して受けられる、質の高い内視鏡検査を追求
患者さんと接する時に、どんなことを心がけていらっしゃるのでしょう?

やはり、患者さんが一番欲しいのは安心だと思っています。その安心は、検査を受けて問題なかったとわかる安心と、検査で病気が見つかって今後に向かって一歩を踏み出せる安心の2つに分けられると思うのです。なので、患者さんの様子を見ながら、ストレートに結果をお伝えするのも医師の仕事だと考えています。段階を経て病気に向き合うことが必要な人もいれば、いずれ知ることなら最初からはっきりと聞きたい人もいます。また、病気ではなかった人にはしっかり安心してもらいたいですから。結果がどうあっても、誠意を持ってお一人お一人に向き合うことがその後の治療にもつながりますので、医師として、「もう大丈夫ですよ」「今後はこういう治療をしていきましょう」ときちんと話をして差し上げたいんです。
検査の受けやすさも意識されているそうですね。
検査は健康を守るために大切ですが、一度嫌な思いをしてしまうとなかなか次の一歩は踏み出せないものです。早期発見・治療、予防のチャンスを逃すことのないよう、当院では患者さんにとって行きやすく、安心して検査を受けていただける場であるよう努力しています。当院では胃の内視鏡検査では挿入方法を口と鼻から選んでいただけますし、鎮静剤を用いることもできます。喉の麻酔に加えて点滴で鎮静剤を投与することで、眠っているような感覚で検査を受けていただけます。大腸の内視鏡検査では下剤の種類、下剤服用の場所をご要望に合わせて選択できます。下剤は3種類から選べ、ご自宅でも院内でもお好きなところで服用していただけます。それぞれメリットとデメリットがありますのでご相談ください。さらに胃と大腸の内視鏡検査を同じ日に行うこともできます。鎮静剤を用いる場合、検査当日は運転できませんが、ご自身に合った方法を選んでいただけますよ。
女性で内視鏡検査に不安を感じる方も多いと聞きます。

女性がなりやすいがんといえば乳がんや子宮がんをイメージしますが、実際の死亡原因となるがんの1位は大腸がんなのです。大腸内視鏡検査によって見つかったポリープを切除していくことががんの予防につながりますので、便潜血検査が陽性だったり血便が出たりする場合は、早めに内視鏡検査を受けることをお勧めしています。とはいえ、大腸内視鏡検査は肛門から内視鏡を挿入するため、女性は抵抗を感じやすいと思います。当院では、ご希望に応じて女性医師による内視鏡検査にも対応していますし、検査中は上から布を掛けるなど気持ちの面にも配慮しています。また、生理が検査日と重なってしまった場合も対応可能ですのでご安心ください。内視鏡検査に抵抗がある方にもお越しいただきたいと思っています。
多才で多彩なスタッフの総合力で使命に挑む
スタッフのチーム力の高さも特徴だそうですね。

当院は「One for all, All for one 一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」というスローガンのもと、職種関係なくみんなで力を合わせています。互いが尊敬・尊重し合える仲間であり、それぞれの成長がクリニック全体の成長につながると考えていて、みんなが同じ目標に向かって互いに信頼し合って仕事をしていくことができれば、それはやりがいのある「志事」になると思っています。そんな理念に共感して働いてくれているスタッフは医療以外の業界から移ってきた人が多く、多種多彩な経歴の持ち主です。さまざまなアイデアを出し合って、当院をより良くしていければと思います。
今後の展望についてお聞かせください。
患者さんの期待に応えるクリニックになっていきたいと考えています。まずは、患者さんに安心していただくためにも接遇面を強化していこうとしているところです。ゆくゆくは、検診部門を立ち上げたいと思っています。医療機関とは縁がないに越したことはありませんが、現実はそうもいきません。健康を保っていくためには、医療機関が「また来たい」「ここなら定期的に通える」と思ってもらえることが必要となってきます。まだまだ課題も山積みですが、一歩ずつ地域の健康を支える環境づくりをめざしていきたいです。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

当院は、地域の患者さんにとって身近なクリニックであると同時に、専門性の高い診療と検査を提供できるクリニックをめざしています。なぜなら、地域に根差したクリニックで信頼できる診療と検査が受けられることが、患者さんにとって何よりの安心感につながるという思いを持っているからです。また、医師が自分の専門領域を正しく認識し、わからないことはわからないと誠実にお伝えし、必要に応じて他の診療科に案内することも、患者さんの安心と信頼につながると信じています。今後も、体の不調や不安があるとき、気軽に足を運んでもらえる場所でありたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは上部内視鏡検査/2万200円~、大腸内視鏡検査/3万3700円~

