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深沢医院

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深沢 琢也 院長
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睡眠時無呼吸症候群による低酸素状態が重大疾患の原因

―睡眠時無呼吸症候群の治療にも力を入れておられますね。

これも、在宅医療を学ばせてもらった、ゆみのハートクリニックでも力を入れている治療なんです。呼吸が循環器とどう関係するのかと思われるかもしれませんが、実は、高血圧、コレステロール、糖尿病、不整脈、心筋梗塞、心不全といったものの上流に位置するのが、睡眠時無呼吸症候群だと言われているんです。今までは心疾患に至る原因として生活習慣病が考えられてきましたが、そのさらに手前に、15人に1人くらいは無呼吸の治療を必要とする人がいるというのが分かってきています。診断をして、軽度の場合は、マウスピースの使用や食事指導での体重コントロールで対応します。中程度以上の無呼吸症ですと鼻CPAPといって、お弁当箱大の機械を睡眠時に装着する治療を保険適用で行っていきます。

―治療の効果はどのようなものでしょうか?

心臓血管系関連の突然死のリスクが圧倒的に下がりますが、まずは睡眠の質の改善です。日中に眠気のあった方が、目に見えて良くなっていきます。睡眠が浅くなっていると、集中力や記憶力の低下を引き起こしてしまうんですね。あとは、高血圧も改善されていきます。無呼吸の合併症としては、心不全や不整脈、虚血性心疾患など怖いものがありますし、逆流性食道炎も関連があると言われています。

―いびきも関連があるのでしょうか?

無呼吸の大半の人はいびきをかきますが、いびきの人がすべて無呼吸というわけではありません。いびきは喉の形にもよります。実は、柏の池松武之亮記念クリニックに月1回診療に行かせていただいているのですが、先代の院長はいびきを病気として国際的に広めた方なんです。今は娘さんが引き継いでおられますが、いびき博士なんですね。音で喉の状態やどんな病気が隠れているか推測できてしまう程の達人です。こうやってどんな分野の医療でも日進月歩ですから、さまざまな場所で勉強しながら引き出しを増やしているところです。また、内科医であっても開業していると、泌尿器疾患や整形外科的なもの、精神科領域も診ていく必要があると感じます。実際、学校医でもあるのでお子さんの側弯症のチェックなども行いますし発達障害もチェックして専門機関の受診を助言したりもしています。病気の兆しを見逃さず、大事に至らないよう日々診断をしていきたいですね。



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