全国のドクター14,120人の想いを取材
クリニック・病院 156,475件の情報を掲載(2025年12月16日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. ふじみ野市
  4. 上福岡駅
  5. 山田整形外科医院
  6. 治療のゴールは競技への復帰「動かす」が前提のスポーツ整形外科

治療のゴールは競技への復帰
「動かす」が前提のスポーツ整形外科

山田整形外科医院

(ふじみ野市/上福岡駅)

最終更新日:2025/12/15

山田整形外科医院 治療のゴールは競技への復帰 「動かす」が前提のスポーツ整形外科 山田整形外科医院 治療のゴールは競技への復帰 「動かす」が前提のスポーツ整形外科
  • 保険診療

運動を楽しむ人ならば、一度はケガをしたことがあるだろう。そのようなときに頼りになるのが「スポーツ整形外科」だ。エックス線やエコー検査で患部の状態を確認するのは一般の整形外科と同じだが、スポーツ整形外科では「動かす」ことを前提に診療を行っていく。理学療法士による運動器リハビリテーションが受けられるのも同院の特徴の一つだ。東武東上線・上福岡駅にほど近い「山田整形外科医院」の周辺には学校が多く、部活動で手足を傷めた患者が数多く同院を訪れている。患者の「練習を休みたくない」という気持ちを大切にする山田博信院長に、スポーツ整形外科について詳しく教えてもらった。

(取材日2025年11月20日)

スポーツ整形外科は部活動や競技への復帰を前提とした分野、痛みの緩和やメディカルチェックにも有用

Qスポーツ整形外科とはどのような分野ですか?
A
山田整形外科医院 院長はスポーツ整形外科・リハビリテーション分野のエキスパート

▲院長はスポーツ整形外科・リハビリテーション分野のエキスパート

スポーツをされる方を対象に、四肢関節の痛みや動かしにくさなど、不具合を解消するため診療分野です。エックス線やエコー検査で患部の状態を確認するのは一般の整形外科と同じですが、アスリートの場合は体を「動かす」ことを前提に診ていきますので、診断や治療の視点がやや変わります。また、スポーツをしない人とは異なり、スポーツ整形外科のゴールは「できるだけ早い競技への復帰」です。動きの面では一般的な生活よりもスポーツのほうが求められるものが大きいですから、それ相応のリハビリテーションが必要になることが多いです。

Qこちらでは、どんな方がスポーツ整形外科を受診していますか?
A
山田整形外科医院 理学療法士と連携し治療を進める

▲理学療法士と連携し治療を進める

この辺りには学校もいくつかありますし、部活動でケガをした中学生や高校生の患者さんが多いですね。そのほか、スポーツチームに入っている社会人の方や、趣味でスポーツを楽しむご高齢の方など、スポーツの種類も痛みの内容や程度もさまざまです。一点、成長期のお子さんで注意していただきたいのは、痛みを「成長痛だろう」と放置してしまうこと。検査をしないと実際のところはわかりませんし、成長痛でもケガでも、痛みを緩和するための方法はあります。親御さんにはその点に気をつけていただき、お子さんが痛みを訴えたら成長痛などと決めつけずにいらしてほしいです。

Qどのようなタイミングで受診するのが望ましいのでしょうか?
A
山田整形外科医院 スポーツを楽しむためにも自身の体を日頃から理解することが大事

▲スポーツを楽しむためにも自身の体を日頃から理解することが大事

スポーツ整形外科の利用シーンは大きく分けて2つあります。一つはこれまで挙げたような、スポーツによって痛みや動かしにくさなどが生じた場合です。これは症状がひどくなる前に受診することが大切。できるだけパフォーマンスを落とさずに練習や試合をこなせるよう、軽度のうちに治療を始めましょう。そしてもう一つは、メディカルチェックとしての利用です。例えば大会の前に「どこか傷めてはいないだろうか」と確認する、健康診断のようなものだと思ってください。小さなケガや軽い炎症に気づかず放置して、いざ大切な大会の直前になって症状が悪化してはいけませんからね。

Qこちらでは運動器リハビリテーションも受けられると伺いました。
A
山田整形外科医院 広いリハビリテーション室

▲広いリハビリテーション室

はい。当院では運動器リハビリテーション用のスペースを設けており、経験豊富な理学療法士が複数人在籍しています。体の機能を高めるための運動器リハビリテーションは、スポーツ整形外科との相性がとても良いのです。理学療法士は、患部の状態だけでなく競技の種類やスケジュールも考慮した上で治療計画を提案。医師の所見をもとに定期的に評価しながら、必要に応じてリハビリテーションの内容を調整していきます。ここでもやはり「動かす」ことを前提に考えて、走ったり止まったりを繰り返すような負荷の大きい動きにも対応できるようにといった視点でリハビリテーションを進めていきます。

Qスポーツ整形外科の治療で重視していることはありますか?
A
山田整形外科医院 我慢せず早めの受診を

▲我慢せず早めの受診を

患者さんが練習や試合を休まずに済むこと。スポーツ整形外科ではそこが大きなポイントかと思います。実際「受診すると練習を休むことになってしまうのではないか」と心配して、悪化するまで放置してしまう方もいるようです。私は患者さんの「休みたくない」という気持ちを理解しているつもりですし、大切に考えていますので、不安に思わずいらしてほしいですね。ただ、症状によっては「休むべき」という判断をすることもあります。その場合は「いつまで」と期間を決めて、長い目で見ればベストと思えるような選択を、患者さんと一緒に考えていきます。

ドクターからのメッセージ

山田 博信院長

スポーツで十分にパフォーマンスを発揮するためには、体が良い状態であることが第一です。長くスポーツを楽しむために、メディカルチェックとしてスポーツ整形外科を利用しながら、しっかり自分の体と向き合ってほしいと思います。もちろん、すでに痛みや違和感を感じているならば、迷っている暇はありません。少しの間は練習を休むことになるかもしれませんが、できるだけそうならないように考えますし、悪化してはそれこそ後々に響きます。痛みを堪えて良いことは何一つありませんから、我慢したり「成長痛だろう」などと決めつけたりせずに、すぐに相談にいらしてください。

Access