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星野 克之 院長の独自取材記事

星野医院

(鴻巣市/鴻巣駅)

最終更新日:2020/04/01

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JR高崎線の鴻巣駅から車やバスで約10分。閑静な住宅街の中にある「星野医院」は1975年の開業以来40年以上にわたり地域住民からホームドクターとして頼りにされてきた医院だ。星野克之院長が、院長に就任したのは2008年。整形外科医師として数多くの人工関節置換術などの手術の経験があり、今も総合病院で手術を担当している星野院長は、スポーツ障害に関する診療の経験や知識も豊富で、スポーツに熱心に取り組む若年層から、腰や膝の痛みに悩む高齢者まで、あらゆる層の患者に寄り添う。天井が高くバリアフリーの院内は落ち着いた雰囲気で、星野院長の趣味である熱帯魚の水槽があちこちで患者の目を楽しませている。なんでも相談できる医院であり続けたいという星野院長にさまざまな話を聞いた。
(取材日2019年11月11日)

地域医療を支えて40年以上。4世代で通う患者も

「星野医院」は、この地で40年以上地域医療を担ってこられました。

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この「星野医院」は私の父が1975年に開業しました。当時私はまだ幼稚園児で、ここはまさに私の育ったふるさとになります。開業時は入院施設もあり、手術も行っていたので、父はたいへん忙しそうでした。そんな多忙な中でも真摯に医療に向き合う姿を見て育ちましたので、私が医師をめざすようになったのは自然な流れだったように思います。患者さんもスタッフも当院に長く関わってくれている方々がたいへん多く、「立派になったね」とお声がけいただくと、ちょっと恥ずかしいようなうれしいような気持ちになります。私の同級生や、その親御さん、その子どもたちなども来てくれているので、この信頼を大切に、これからも誠実に医療に取り組んでいきたいと思っています。

どんな患者が来院していますか?

私が近くの中学校の学校医をしている関係もあって、中学生もたくさん来てくれていますし、ほかの地域と同じくご高齢の方々も多いですね。特徴といえば、4世代などご家族ぐるみで通ってくださっている方々が多いことでしょうか。私と同年代の40代50代の方々も来院されていますので、全世代に幅広く来ていただいています。今は内科的な疾患は父が中心になって診てくれていますが、私も整形外科を中心にしながらも内科の研鑽をさらに積んで地域のホームドクターとして地域の皆さまの健康を守るお手伝いができれば、と思っています。

医師としてお父さまから見習いたい点はありますか?

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父は今でも週に数日、内科を中心に診察をしてくれています。診療において、患者さんの話をしっかり聞いて的確な判断をし、患者さんとの信頼関係を築く姿勢は見習いたいと思っています。それは、初めて来院された患者さんだけでなく、長年通っている方にもなあなあにならず同様にする事でさらに信用を得る事に努めているのです。これは、忙しい診察の中ではなかなかできる事ではないと思っております。さらに、私ならしっかり治療に取りくめない患者さんを叱咤する事をためらう場面でも、そのような信頼があるからこそ患者さんに不快な思いをさせず叱咤激励し治療に協力してもらえるようになるんだと思っております。この様な直接病気の治療とは関係ない人間関係の構築において、まだ私は未熟ですので、少しでも父に近づけるようにできればと思っています。

患者の話をしっかり聞いて信頼関係を構築

日々の診療で心がけていることはありますか?

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患者さんの話を聞くことを第一に意識しています。きちんと患者さんと向き合って、おっしゃりたいことをきちんと受け止めるようにしています。何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、こういった基本的なことが一番大切なのです。「痛い」という訴えがあった時には、どこが、いつから、どのくらい「痛い」のかきちんと聞きたいのです。また直接診療とは関係ないかもしれませんが、日常生活で患者さんが抱えている不安などもあれば伺いたいと思っています。ご高齢の患者さんの場合はご家族などが付き添いにいらっしゃることがあります。時には患者さんとご家族で意見が違うこともありますから、別々にお話を聞くこともあります。できるだけたくさんのお話を聞くことが重要だと思っていますので。

整形外科医師という職業の難しさを教えてください。

患者さんの訴えは千差万別で同じものは一つとしてありませんから、日々の診療が勉強の連続です。痛みの原因を一つに絞ることはなかなか難しいことですが、一方では原因を一つに絞ってしまうことで、ほかの要因に目が向かず見逃してしまうことのないように、できる限り広い視野を持って診療しなければならないとも考えています。整形外科の医師を長年していると、痛みのあまり歩くこともできずに来院された方が、笑顔でお帰りになるような場面によく遭遇します。お礼のお手紙をいただくこともあるんですよ。その度に、整形外科医師になって良かったと実感しています。患者さんに頼っていただけて、そしてそれにきちんと応えられる医師になりたいと思います。

病院との連携体制づくりにも力を入れておられるそうですね。

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私は当院での診療の傍ら、現在も総合病院で人工関節置換術や外傷に関するものなど各種手術を行っています。また手術が可能な信頼する病院をご紹介もしています。手術の内容に関しても把握していますので、術後はまた当院でリハビリテーションやフォローを受けていただけます。術後のリハビリは、ある意味、手術自体よりも重要です。せっかく受けた手術を生かすためにも、筋力やもともと持っていた機能などを戻してあげる必要があります。もとの生活レベルよりも一歩上をめざしましょう、といつも私はお話ししています。当院は地域に根差したアットホームなクリニックですから、リハビリも患者さん同士で和気あいあいと互いに励まし合いながら取り組んでいただいています。先輩患者さんの実感のこもったお話は、この先どうなるのかと不安に思っている患者さんにはとても参考になるようです。

スポーツでケガをしないよう医師の視点からの指導も

スポーツに関する診療もご専門にされているそうですね。

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私も子どもの頃は野球やさまざまなスポーツをやってきました。現在でもテニスやスキー、ソフトボールなどスポーツをするのが大好きなんです。私の息子も小さい頃から野球、娘はテニスをしています。そういった子どものスポーツ活動に関わるようになり、せっかくだから整形外科医師としてお役に立ちたいと思い、スポーツに関する診療を専門的に学びました。例えば野球ならボールの投げ方一つでケガにつながることもありますので、子どものフォームを見てアドバイスをすることもありました。せっかく子どもたちが一生懸命取り組んでいるので、間違った方向に努力しないようにしてあげたかったんです。

スポーツをやっている子どもは、どのような症状での来院が多いのですか?

実は、子どもたちはついつい練習などに夢中になり、ケガをしてから、また故障する寸前で来院することが多いんです。そして次の試合に間に合わせたい、今度の試合は休めない、と希望してきます。その気持ちは痛いほどわかりますし、わたしも親心で、できることならば試合に出してあげたいと思ってしまいます。いつもそんな感情のせめぎあいですよ。最近の子どもは体の柔軟性が足りない傾向にあり、それがケガの原因にもなっているように感じます。早期から柔軟性を意識してストレッチを行うことでケガの予防に役立ちますので、そういった指導も行い、どうにかしてケガや故障を防いであげたいと思っています。スポーツをやっている子どもたちには、ちょっとでも違和感や痛みを感じたら、ひどくなる前に来院してほしいと伝えたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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当院では超音波診断装置を用いながら行うハイドロリリースという治療も予約制で行っております。肩などの痛みを長期間我慢し、さまざまな治療法を試されても今一つだったという方はぜひご相談ください。また女性の方が特に心配されている骨粗しょう症に対しても、さまざまな治療法の中から一人ひとりにあった治療を提案し行っておりますのでぜひご相談ください。当院はちょっとした何でもないようなことでも気軽に相談できるような地域のホームドクターです。悪化させてしまう前に、ストレッチや体操で予防が期待できることもたくさんありますし、日常生活のちょっとしたコツもお教えできます。なにか気になることがあれば、本格的に痛くなる前に世間話ついでに診せていただければうれしいです。

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