立ち会い出産で
家族の絆を深めて育児を楽しむ
かわぐちレディースクリニック
(川口市/蕨駅)
最終更新日:2025/12/22
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妻に立ち会い出産を頼まれながら、ためらっている夫もいるだろう。しかし「私たちは旦那さんの不安にも寄り添うので、ほんの少し勇気を出してほしい」と語るのが「かわぐちレディースクリニック」で助産師を務める清水亜希子さんだ。経腟分娩はもちろん、珍しいことに帝王切開での立ち会い出産も行っているという同院。数々の立ち会い出産を見届けてきた清水さんだが、それは赤ちゃんだけではなく「父」が生まれる瞬間でもあった。新しい家族としてスタートするために立ち会い出産がなぜ有効なのか、夫が注意すべき点などと併せて清水さんに詳しく話を聞いた。
(取材日2025年12月2日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q立ち会い出産にはどのようなメリットがありますか?
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A
立ち会い出産は旦那さんが付き添うことで、奥さんの不安や緊張を和らげることができるという大きなメリットがあります。妊婦さんには事前にバースプランを伺い、お産中のBGMやアロマなどの希望があれば使用しますが、それ以上の癒やし効果があるともいえます。助産師もできるだけ旦那さんが活躍できるよう「腰をさすってあげてください」などと声かけするようにしています。また、おなかが大きくなるわけでもない男性にとっても、立ち会い出産は父としての自覚を持つための貴重な経験です。個人差もありますが、ママよりパパが号泣しているケースが多いといわれるのも、そのような効果があるのではないでしょうか。
- Q帝王切開でも立ち会い出産はできるのでしょうか。
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A
当院は帝王切開でも立ち会い出産できるようにしていますが、このような分娩施設は珍しいといってもよいでしょう。予定帝王切開でも緊急帝王切開でも、母子に危険がない限りは対応可能です。帝王切開はいくら同意の上とはいえ、体にメスを入れることには恐怖もあるはずです。そんな時、近くで旦那さんが寄り添ってくれたら妊婦さんも心強いと思います。硬膜外麻酔で実施するため妊婦さんは意識もありますし、腕などは動かすこともできます。しっかりと手を握り励ます旦那さんも多いですね。不安な帝王切開こそ、立ち会い出産を選択する意味は大きいかもしれません。
- Q立ち会い出産で夫が気をつけることはありますか?
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A
旦那さんには「サポートに徹底することを一番に考えてください」とお話ししています。一般的に経腟分娩は何時間もかかり、自分でコントロールできるものでもありません。何げない「まだ産まれないの?」「早くして」といった一言も、妊婦には大きなダメージになるので控えるようにしてください。そして、長丁場を覚悟して自分の食事などを持参するのを忘れないようにしましょう。また、帝王切開では開腹部分などが旦那さんの目に触れないように、ドレープを取りつけています。興奮して立ち上がると見えてしまうこともあり、それは奥さまにとっても避けたい事態だと思います。必ず指示どおりに付き添ってください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1立ち合い前の準備
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絆パンフレットの立ち会いの用紙を用意する。顔写真つきの公的な身分証明証のコピーを添付する。一度、院内に入った後の出入りは望ましくないため、夫は自分の飲食物をある程度持参するようにする。
- 2当日のお産直前まで
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立ち会い当日、健康状態が良好で、飲酒や45分以内に喫煙もしていないことを書き加え、立ち会いの用紙を持参する。車を利用する場合は、提携駐車場の駐車券を取ってから、入り口でスリッパに履き替える。マスクを着用して手指消毒と体温測定をしてから院内へ。
- 3受付・案内
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持参した立ち会い用紙を2階の受付に提出する。ラウンジでスタッフから注意事項などの説明を受け、分娩室へ。帝王切開の場合はクリニックの指示に従って手指の清拭・消毒を行い、エプロンと帽子を着用し、ベッドサイドの指定の範囲内に座る。むやみに立ち歩かないようにする。
- 4お産
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お産開始後は妻に寄り添う。帝王切開でも妻の手を握って励ますこともできる。経腟分娩ならばきょうだい1人までは立ち会うことができるが、トイレや食事などの面倒は夫が責任を持って対応する。2歳未満の子ども以外は、立ち会い中もマスクの装着が推奨されている。帝王切開は30分程度だが、経腟分娩は10時間越えのケースも珍しくない。
- 5お産の後
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出産後すぐに母子の肌を密着させるカンガルーケアが済んだら、夫に赤ちゃんが渡される。しっかりと抱きしめ、助産師の案内のもと体重測定などに向かう。赤ちゃんが元気ならば、病室で家族一緒に過ごすことができる。最大2時間は滞在できる。

