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五十嵐 直弥 院長の独自取材記事

五十嵐皮膚科医院

(前橋市/中央前橋駅)

最終更新日:2022/03/02

五十嵐直弥院長 五十嵐皮膚科医院 main

中央前橋駅から徒歩2分に位置する「五十嵐皮膚科医院」。駅から近いだけでなく、37台分の駐車場を有するなど、患者の通いやすさを重視したクリニックだ。院長の五十嵐直弥先生は1996年に杏林大学医学部を卒業後、群馬大学皮膚科学教室へ入局。高崎総合医療センターや太田記念病院、原町赤十字病院、利根中央病院など群馬県内のさまざまな医療機関で経験を積んできた。2009年に同じ皮膚科の医師である父の後を継ぐかたちで同院を開業。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医として、幅広い診療にあたる。今回は、五十嵐院長に開業までの歩みや診療で心がけていること、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2022年01月25日)

信頼される医師として地域の医療に貢献したい

先生はお父さまも皮膚科の医師であると伺いました。

五十嵐直弥院長 五十嵐皮膚科医院1

はい。私の父はもともと城東町内で皮膚科の開業医をしており、現在も当院で診療を続けています。2021年11月には、開業医として50周年を迎えました。その父の姿を見て、私自身も医師を志すようになったんです。医学部に進学した後、学生時代は他の診療科にも興味を持ちましたが、「ゆくゆくは父の後を継ぎたい」という思いがあったので、当初の目標どおり、皮膚科の道へ進むことにしました。父はもともと中央前橋駅の目の前にあるビルで開業し、その数年後に現在の第2駐車場がある土地へ移転して地域の患者さんの診療にあたっていました。さらに2009年、私が後を継ぐにあたって現在の土地に移転。ここは駅からも近く、駐車場も十分に用意できるので、患者さんにも通っていただきやすいのではないかと思います。

医学部卒業後は群馬県内の病院で経験を積まれたのですね。

私は東京都にある杏林大学医学部へ進学しました。しかし、「いずれは地元である群馬県の医療に貢献したい」という思いがあったため、卒業後はすぐに群馬大学皮膚科学教室へ入局。群馬県内のさまざまな病院で勤務し、皮膚科の医師としての経験を積んできました。中でも「太田記念病院」では、さまざまな大学から派遣された医師とともに働くことができ、新しい考え方を学ぶきっかけにもなりました。また「救急を必ず受ける」ことをモットーにした病院だったので、全身熱傷の患者さんを自分一人で診療したことなど、忘れられない思い出がたくさんあります。開業する前に群馬県内のさまざまな医療機関で勤務し、人とのつながりが生まれたことは、開業後の診療にも大きく生かされていると感じます。

開業までの経緯を教えてください。

五十嵐直弥院長 五十嵐皮膚科医院2

私が父の後を継いで開業しようと思ったのは、私自身が40歳になった頃です。個人的に「医師は40歳くらいが人生の岐路かな」と感じていたので、ちょうどその頃に開業医になる決心をしました。開業にあたって、クリニック内のバリアフリー化と駐車場の拡張をしたかったので、現在の地に移転しました。実は、以前のクリニックは診療室が2階にあり、診療のために患者さんに階段を登っていただく必要があったんです。この地域は高齢の患者さんも少なくありませんし、より多くの患者さんに安心して通っていただきたいという思いから、階段や段差のないクリニックづくりを心がけました。また駐車場もクリニック併設のもの以外に、第2、第3駐車場があり、計37台駐車できます。

症状に合った診療をめざし地域の医療機関とも連携

患者さんの年齢層や主訴について教えてください。

五十嵐直弥院長 五十嵐皮膚科医院3

新生児から100歳に近い高齢の患者さんまで、男女問わず幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいます。どちらかといえば、特に多いのは高齢の患者さんでしょうか。また当院では往診も実施しており、車で片道30分圏内の地域であれば、ご自宅や施設まで伺っています。ご要望があれば、まずは気軽にご相談いただきたいです。主訴としては、やはり湿疹が最も多いですね。虫刺されなどでお越しになる方もいらっしゃいます。患者さんの半数程度は1回で診療が完了する方々ですが、アトピー性皮膚炎などの慢性疾患の方の場合、定期的な通院が必要になることもあります。

特に力を入れている診療は何ですか?

地域のクリニックとして、どんな病気でも診療できる体制を心がけていますが、特に最近注力しているのはアトピー性皮膚炎の治療でしょうか。近年、アトピー性皮膚炎は治療が進歩しており、治療薬によっては、継続することで症状の大幅な軽減につながる可能性もあります。そのため、アトピー性皮膚炎の症状にお悩みの患者さんに対しては、新しい治療薬についても詳しく説明し、患者さん自身の希望に合わせて治療方針を決定しています。ただし新しい治療薬は総じて費用も高額になりやすいので、そのあたりは患者さんとの相談が必要ですね。患者さんが不安に思うこと、気になることにお答えできるよう、懇切丁寧な説明を心がけています。また、ナローバンドUVBやエキシマライトといった一般的な光線療法の治療機器も取りそろえており、症状などに応じて使用します。

近隣の大きな病院との連携もしっかり行っていると伺いました。

五十嵐直弥院長 五十嵐皮膚科医院4

はい。当院では大学病院をはじめとする大きな病院と連携して治療にあたっています。もちろん、クリニックで診療できる病気は責任を持って診療しますが、より大きな病院での診療が必要と感じた場合には積極的に紹介し、治療後落ち着いたら再び当院に通院していただくこともよくあります。大きな病院に紹介する病気としては、悪性腫瘍や尋常性乾癬などが多いですね。

患者の悩みに寄り添いわかりやすい説明を心がける

診療の中で特に心がけていることは何ですか?

五十嵐直弥院長 五十嵐皮膚科医院5

当院の診療方針は「丁寧でわかりやすい説明」と「症状に合った診察・診療」の2つです。最近は特に説明を丁寧に行うことを大切にしており、一人ひとりの患者さんにできるだけ時間をかけて診療するようにしていますね。また、伝えるだけでなく、患者さんが話しているときは話を遮らないなど、患者さんの話をしっかり聞くことも大切にしています。忙しいとどうしても難しい部分もありますが、これらの診療方針を大切にして診療にあたることで、患者さんとの信頼関係を少しずつ築いていけたらいいなと思っています。

クリニックの感染症対策について教えてください。

当院にお越しになる患者さんの多くは、車でいらっしゃいます。そのため感染症流行時の対策として、待合室が密にならないよう、患者さんが増えてきたら車でお越しの患者さんには呼び出しブザーをお持ちいただき、駐車場で待機していただくようにしています。患者さんも、待合室でお待ちいただくよりは、ご自身の車の中でお待ちになったほうが安心なのではないかと考えています。また、院内はもともと土足で上がっていただける仕組みなので、スリッパへの履き替えなどが不要な分、感染症対策はしやすいと感じています。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

五十嵐直弥院長 五十嵐皮膚科医院6

生まれたての赤ちゃんから寝たきりの方まで幅広い患者さんを診療し、地域に根差したクリニックをめざしたいと考えています。そのため、クリニックでの診療はもちろんのこと、今後は患者さんの希望に合わせて往診にも力を入れていきたいですね。また患者さんの些細な疑問にも答えていきたいと思っていますので、気になる症状や不安なことなどがあれば、気軽に受診していただきたいですね。

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