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森 良博 院長の独自取材記事

森医院

(宇都宮市/雀宮駅)

最終更新日:2026/01/13

森良博院長 森医院 main

雀宮駅から徒歩15分、県道184号沿いに「森医院」はある。森良博院長は東京慈恵会医科大学を卒業後、彩の国東大宮メディカルセンターで研鑽を積み、2014年に父の医院を引き継いだ。「基本はすべてを受け入れる」という診療方針のもと、子どもの外傷から高齢者の慢性疾患まで、まずはどんな主訴でも診療しているのが特徴。また、触診を重視し「直接体を診ることが、一番情報が得られると考えています」と、画像診断に頼りすぎない診療スタイルを貫く。さらに、医療・介護が連携した包括的な支援を展開するため、在宅リハビリテーション支援施設を開設。「皆さんと長くお付き合いしていきたいです」と語る森院長に、地域医療への思いと今後の展望について聞いた。

(取材日2025年11月20日)

子どもから高齢者まで診る地域医療をめざして

お父さまが開業なさった医院を引き継がれたとお聞きしました。どのような経緯だったのでしょうか?

森良博院長 森医院1

当院はもともと外科医である父が開業した医院でした。しかし、父が体調を崩し診療を続けるのが難しくなったので、病院に勤めていた私が週に1度だけ診療しに来るという体制になりました。そうした状態が10年ほど続いた後、2014年に本格的に引き継ぐ決断をしました。再スタートしたばかりの頃は「閉院した」と地域の方には思われていた。ですから、地道にチラシを配布し、自治会の健康講話などに積極的に参加して、少しずつ地域の信頼を取り戻せるように努めました。大変でしたが、この地で生まれ育った者として、地域医療を継続する責任があると感じていたので頑張り続けることができました。

整形外科を専門に選ばれた理由を教えてください。

大学生の時は、脳神経外科か神経内科か整形外科かで悩んでいました。最終的に、患者さんが元気に医療機関を後にする姿をたくさん見ることができそうだと思った整形外科を選びました。大学卒業後は、手術件数の多い環境である彩の国東大宮メディカルセンターに9年ほど勤務し、外科的な技術を徹底的に習得しました。今は手術よりも外来での処置や手技に特化していますが、当時の経験が基礎となる一般診療に対する自信につながっています。

現在はどのような患者さんが来院されていますか?

森良博院長 森医院2

子どもから高齢者まで、幅広い年齢の方が来院されています。特に多いと感じているのは、子どもの外傷に関する相談ですね。また、中高生に多いオスグッド病といった、スポーツ障害も多く診ています。さらに、セカンドオピニオンを希望される患者さんも多く来院されています。当院では、手術が難しいケースでも、薬だけ出して終わらせることはありません。しっかりと丁寧に診療して、改善を図るために可能な限りできることはないかといろいろと考え、患者さんごとに適切だと思う治療を提案させていただいています。

触診を重視した、患者に寄り添う柔軟な診療体制

先生が得意とされている診療について教えてください。

森良博院長 森医院3

腰痛など、「よくわからない痛み」の原因究明と根本治療が得意です。直接体を診せてもらう方法が一番情報が取れるという考えのもと、触診を重視した診療スタイルを貫いています。こう考えるようになったのは、画像検査には限界があると思っているからです。例えば、MRI検査で椎間板ヘルニアの所見があっても、それが本当の痛みの原因とは限りません。ですから、私は患者さんの体に直接触れて、仙腸関節炎など、見落とされがちな疾患を見つけ出そうと努めています。また、痛みを消すために麻酔を行うという対症療法ではなく、原因を見つけて根本を治療してあげたいという思いで診療しています。原因をしっかりと突き止めた上で適切な治療を行えば、難しい治療を行わなくても改善が望めるケースがあるんです。

診療で大切にされていることは何ですか?

「基本的にすべてを受け入れる」、これが私の診療方針です。まずはどんな主訴でも診て、原因の特定に努めて、診断結果に応じて院内で対応したり適切な医療機関につないだりします。また、何より大切にしているのは、痛がらせない、怖がらせないことです。特に子どもの患者さんには、大きな声を出さないよう心がけています。他にも、患者さんの希望に沿った治療を提供することも重視しています。その中でも、「手術までせずに、何とかしたい」と考える方は多いので、注射や投薬、リハビリなど保存的治療の選択肢を充実させています。さらに、仕事で忙しい方が通院を中断してしまった場合に責めるようなことはしないと心がけています。逆に「悪くなったときはもちろん、いつでも戻ってきてね」という姿勢で、患者さんのライフスタイルに合わせた柔軟な診療を提供しています。

リハビリの体制についても充実されているそうですね。

森良博院長 森医院4

そうですね。広々としたリハビリルームを併設し、理学療法士4人に専属で在籍してもらっています。患者さんから「手術以外でなんとかできないか」という要望を受けて、リハビリ体制を充実させたのです。医療施設でのリハビリに加えて、訪問リハビリも実施しています。理学療法士の他に作業療法士や言語聴覚士もいて、患者さんのニーズに応じた多様なリハビリを提供できる点が当院の強みです。患者さんのライフスタイルや身体状態に合わせて、最適なリハビリ方法を選択できる体制を整えていますので、ぜひ頼りにしていただければ幸いです。ただ、通院が難しい方には訪問で対応していますが、受診をきっかけに外に出ること自体が大きなリハビリになるので、可能な限り通院でのリハビリをお勧めしていますね。

強固な連携によりライフステージに応じた支援を実現

2016年に在宅リハビリ支援施設「ふたたびの森」を開設されました。

森良博院長 森医院5

はい。リハビリが途切れないための支援を実現したいという思いでつくりました。病院や医院で受ける保険診療でのリハビリは、受けられる日数に上限が設けられています。もし上限の日数に達した場合、基本的にデイケアや訪問でリハビリを受ける介護保険に切り替えることになります。ですが、そのことを正しく理解されている患者さんは多くないでしょう。「今日から介護保険に切り替わるので、別の場所や方法でリハビリを受けてください」と言われて、困る患者さんが多いと思ったのです。そこで、ふたたびの森を開設しました。患者さんが年齢とともに変化していく中で、切れ目のない支援を提供したいですね。

保育園も運営されているのは珍しいですね。

もともとは施設内託児所として計画していたものが、市の勧めで認可保育所として開設しました。医療・介護・保育が一体となった多世代交流の場として、地域全体を元気にする役割も果たしていければと思っています。例えば、ハロウィーンなどのイベントで、子どもたちが介護施設を訪問し、利用者さんたちと交流することで、利用者さんの表情が明るくなる。そんな素晴らしい相乗効果があることを願ってやみません。診療に来ただけでも、子どもたちの姿を見て心が和む、そんな温かい環境づくりを大切にしたいです。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

森良博院長 森医院6

まずは、安定して診療を提供できる体制づくりに注力したいです。先代院長である父から当院を引き継ぐまでに、地域の方に不安を与えてしまったという反省から、もし明日私が倒れたとしても、きちんと医療の提供が続くような体制をめざしています。そのためにも、医療従事者の協力を増やし、継続的な医療提供システムを構築したいと考えています。地域の皆さんへは、「長いお付き合いをよろしくお願いします」というのが一番の思いです。当院は受診のハードルが高い医院ではありません。ワクチン接種だけでも構いません。ぜひ気楽にご利用ください。先ほどお話ししたとおり、当院は「基本的にすべてを受け入れる」という診療方針ですので、どんな症状でも相談しに来ていただければと思います。この地で生まれ育った者として、地域の皆さんの健康を、生涯にわたってサポートし続けることが私の使命だと思っています。

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