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須賀 幾 院長の独自取材記事

須賀医院

(さいたま市西区/大宮駅)

最終更新日:2025/06/06

須賀幾院長 須賀医院 main

JR京浜東北線大宮駅よりバスで約15分。最寄りのバス停からは徒歩1分程度の場所にある「医療法人 須賀医院」。内科をはじめ、循環器内科、消化器内科、放射線科まで幅広く対応している。同院の患者は、2世代、3世代と家族で訪れることも多いという。院長の須賀幾(すが・ちかし)先生は、埼玉医科大学循環器内科や留学先のアメリカやヨーロッパで、主に不整脈の治療について研鑽を積んできた。日本循環器学会循環器専門医や日本内科学会総合内科専門医として、専門的な知識・スキルを習得している。「患者さんが少しでも早く安心して、楽に過ごせるよう尽力したい」と語る須賀院長に、同院の特徴や治療方針、心がけていることなどについて聞いた。

(取材日2025年4月24日)

心疾患の専門家と地域のかかりつけ医の役割を果たす

まず、ご経歴についてお聞かせください。

須賀幾院長 須賀医院1

埼玉県で生まれ育ち、1990年に埼玉医科大学を卒業しました。埼玉医科大学大学院に進学した後は、心疾患の患者さんに多く見られる不整脈の研究をしていました。その後、患者さんの診察や治療をメインに行うようになりましたが、不整脈の治療スキルと研究をレベルアップするため、1998年から2年半、アメリカの大学に留学しました。2000年半ばに帰国してからは、埼玉医科大学の循環器内科で不整脈などの心疾患治療を行ってきました。2013年に父が運営していた当院を手伝うことになり、2016年には父の高齢化に伴い院長職を継承し、現在に至ります。

クリニックの特徴について教えてください。

不整脈をはじめとした心臓の病気をメインに、風邪や腹痛、頭痛のほか、糖尿病や睡眠時無呼吸症候群などに対応しています。2世代、3世代と通ってくださるご家族も多く、心疾患の専門家と、地域のファミリードクターとしての役割を担えているのではないかと考えています。放射線や内視鏡など各分野の専門家とも連携し、診療や検査を行っています。多角的な視点で患者さんをサポートする体制を整えました。また、当院は約5年前から予約制を取り入れています。朝早くから並んで待っておられる方が多く、患者さんが午前中の早い診察時間帯に集中した結果、待ち時間が長くなるというケースがありました。それを解消するため、予約制を一部導入しています。待ち時間が少なくなることをご説明し、徐々に予約制に慣れていただきました。もちろん、予約なしでも診察は可能です。

どのような症状で受診する患者さんが多いのでしょうか?

須賀幾院長 須賀医院2

初診では心臓血管系のトラブルを抱えている方が多い印象です。主に動悸や息切れ、あるいは意識を失ってしまったなどの症状の方ですね。健康診断で心臓に雑音があったり、心電図に気になる所見があったりした方も受診されます。父の代からご家族皆で通ってくださる近隣の方もいて、風邪や腹痛、頭痛など、ファミリードクター的な診察をする場合が多いですね。また、超音波検査や内視鏡検査はもちろんのこと、24時間検査対応可能な心電図記録計、睡眠時無呼吸症候群の検査装置、ペースメーカーの遠隔モニタリングシステムなどを備えています。心臓が規則正しく動くようサポートするためにペースメーカーが必要になることもありますが、新規のペースメーカーを体内に入れる手術を行う際、通常は1週間程度の入院が必要なのです。当院では、1泊2日または日帰りでの手術が可能で、宿泊用の部屋をご用意しています。

ニーズに応じ、専門的な診療を幅広く提供したい

心疾患は日本人の死因第2位の病気ですが、息切れや少しの違和感を放置してしまう方も多いと聞きます。

須賀幾院長 須賀医院3

運動をした後や、少しコーヒーを飲みすぎたときなど、いつもより動悸が早くなったという状態はよくあることです。しかし、そういう症状がたびたび出てきた・回数が増えてきた・程度が悪くなってきたという方は、受診が必要だと思います。息切れに関しては、特に年配の方だと、徐々に息切れの症状が進んでくるため慣れてしまって、症状がかなり強くなってもご本人は苦しいという自覚がない場合もよくあります。例えば同年代の方と一緒に出かけたときに、階段を上がろうとしたら自分だけ苦しくてついていけない、というときは、年齢が原因ではなく何らかの基礎疾患が隠れていることが多いです。それは心臓の問題かもしれませんし、肺の問題かもしれません。意識を失ったことがある方も含めて、速やかに受診していただきたいです。ご家族の方にもそういった状況に目を向けていただいて、受診を勧めていただければと思います。

心臓に特化した人間ドックを受けるのは、何歳頃からが適切でしょうか?

最近は、20~30代前半の心筋梗塞の患者さんが増えています。特に生活習病である糖尿病、高血圧、脂質異常症などの持病がある方は、20代であっても検査を受けたほうが良いと思います。中でも糖尿病は経過が長くなると腎臓にダメージが出てくることが多いです。心臓と腎臓は密接に関連していますので、心臓機能の低下を引き起こす可能性が高くなります。また、糖尿病自体が血管を劣化させ、心筋梗塞や狭心症の原因にもなります。健康な方も40代になったら検査を受けたほうが、年齢を重ねた後の大きな心臓トラブルを回避するためには良いのではないかなと思っています。当院では心電図検査のほかに、頸動脈の超音波検査、動脈硬化の程度を調べる検査や、血液検査では心疾患があるときに上昇するBNP値の測定などを実施しています。気軽にお問い合わせください。

幅広い診察と専門的な医療の提供をめざしているのですね。

須賀幾院長 須賀医院4

広く患者さんを受け入れることは、医師として当たり前の務めだと考えています。私が専門としている心臓に関する治療はもちろんのこと、総合内科専門医として内科全般のトレーニングを受けています。その知識とスキルを存分に生かして、患者さん一人ひとりに合った治療の提供をめざしています。ペースメーカー手術や、植え込み型心電図記録計の手術、フォローアップ検査も可能です。また、患者さんの症状を診て、こちらでできる治療をすべて行いながら、適切な高次医療機関につなぐことも開業医の役割です。その場合も患者さんの立場になって考え、最小限の負担で済むようにしたいと思っています。

専門的なスキルを保ち、気軽に相談できる場所をめざす

診療の際に心がけていることはありますか?

須賀幾院長 須賀医院5

患者さんの話を丁寧に、しっかりと聞くことを心がけています。不安や疑問を抱えたまま治療が進んでいくような状況にしないために、質問にはわかりやすく答える。そして気軽に質問してもらえるような雰囲気をつくることも大切だと思っています。また、患者さんの気持ちに寄り添い、「自分の家族だったらどうするだろう」という視点も持つようにしています。患者さんが合併症もなく安全に、少しでも早く楽に過ごせるようになるために、学んできた知識とスキルを使いたいですね。

医師を志したきっかけをお聞かせください。

父が医師だったので、その姿を見て憧れていました。父の勤務先だった大学病院の医局に遊びに行き、同僚の先生に話をしてもらったりした経験があったことも関係しているかもしれません。循環器を専門に選んだのは、大学1年生の時に研修で心電図を担当したのがきっかけです。まだ専門的な勉強は何もしていなかったので、心電図って一体どんなものなんだろうと思い、父の本棚にあった心電図の教科書を引っ張り出して読んだんです。1枚の心電図の中に心臓のいろいろな変化が反映されていると知り、それが非常に面白く、興味を持ちました。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

須賀幾院長 須賀医院6

何でも気軽に聞いていただけるような場所をめざしていますので、内科全般はもちろん、心臓血管系に関するトラブルがご心配な方は、気軽にいらしてください。少し気になる・症状が軽いからしばらく放っておいたという場合も、ご自身だけで抱え込まず、話を聞かせてください。きちんとした診察に基づいて、心配ない場合はそのように申し上げますから、より安心につながるのではないかと思います。患者さんと一緒に早期発見すれば、治療が必要になっても心身ともに負担が少なく済むと思っています。強い口調で話したり上から目線で話したりといった、患者さんが不快に感じるような対応は絶対にしません。ハードルを低くして待っていますので、お気軽に来てくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/3万5000円~

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