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飯田 高広 理事長の独自取材記事

高遼会病院

(大阪市平野区/平野駅)

最終更新日:2020/12/01

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2019年4月に全面リニューアルを行い、整形外科に特化した病院として再スタートした「医療法人高遼会 高遼会病院」。骨・関節・筋肉の疾患とケガをはじめ、リウマチの専門治療、スポーツ選手のスポーツ外傷など幅広く対応し、子どもから高齢者まであらゆる世代の健康をサポートする病院である。理事長を務める飯田高広先生は20年以上にわたり、膝・股関節の人工関節手術を数多く執刀してきたスペシャリスト。経験豊富な医師、看護師、コメディカルスタッフを配置し、充実したサポート体制のもとで体への侵襲をできる限り抑えた人工関節手術に取り組んでいる。またリハビリテーション科には、理学療法士、作業療法士などの専門スタッフが10人勤務し、365日いつでもリハビリが受けられる環境が整えられていることも強みだ。専門性の高い治療と切れ目のないリハビリを両輪に、地域の患者を寝たきりにさせない整形外科診療にまい進する飯田先生に話を聞いた。
(取材日2020年8月7日)

人工関節手術と充実したリハビリが強み

まずは、開業に至った背景をお聞かせください。

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ここはもともと瀬田病院という外科の病院だったのですが、2018年に承継して整形外科専門の病院を新たにスタートさせました。この場所なら私の古巣である大阪市立大学の医局時代の先生方や大学の関連病院、大学とも連携が取りやすく、また33床の病床を備えた入院施設というのは整形外科の病院に適した規模です。私が思い描いていた地域に根づいた整形外科診療が実現できると思いました。ただ築50年以上になる建物自体は老朽化がかなり進んでいたので、内装を全面リフォームする必要がありました。2階にクリーンルームの大型手術室を設置し、5階は壁をすべて取り払ってリハビリ専用のフロアに作り替え、床はすべてバリアフリーに一新しました。設備面ではMRIやCT、骨密度を測定する機械などの検査機器を導入し、検査後スムーズに治療、リハビリに移れる環境を整えました。

こちらではどのような診療が受けられますか?

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膝専門の診療窓口を設置しているほか、関節リウマチやスポーツ外傷など各分野の専門医師が在籍し、幅広い整形外科診療に対応しています。主軸である人工関節手術をはじめ、関節リウマチも力を入れている治療の1つです。大学から8人のリウマチ治療の専門医師が非常勤で勤務し、大学病院で行っている専門性の高い治療を当院で行っています。また整形外科は高齢の方の受診率が高く、高血圧などの生活習慣病をはじめ何らかの持病を抱えている方も少なくないことから、内科と外科の診療も行っています。膝や腰の治療と並行して内科の治療、そして管理栄養士による栄養指導にも取り組んでいます。さらに今年の4月から脳神経外科の専門医師による診療を開始。整形外科疾患と関係が深い脊椎関連の手術も、院内で実施できるようになりました。

得意分野である膝・股関節の人工関節手術についてお話ください。

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当院には人工関節手術で豊富な経験を持つドクター、看護師、専門のコメディカルスタッフが集結し、治療に特化したチーム体制を強化していることが大きな特徴です。クリーンルームと呼ばれる清潔な手術室を用意し、感染防止に努めるのはもちろんのこと、低侵襲で痛みが少なく、回復の早い手術をめざしています。私自身はこれまで20年以上、人工関節手術を数多く執刀し、手術が適用になった方もいれば、高齢のため手術を断念せざるを得ない方も見てきました。年齢とともに軟骨が衰えると、関節の動きは悪くなっていくものですが、歩けなくなってしまう人をいかに減らしていくかは、整形外科医師の使命だと考えています。一般的に人工関節の耐久性は20年以上とされており、それを踏まえた上で年齢や症状、患者さんの将来、ご家族の負担のことも考慮しながら、先を見据えた手術のタイミングを提案するよう心がけています。

リハビリテーションを行っている点も特徴的ですね。

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充実したリハビリも当院の柱です。基幹病院にいた頃は手術に専念し、治療後のリハビリまで携わることはほとんどありませんでした。ですが手術を終えて歩行機能が回復しても、退院して半年ほどリハビリをせずにいると歩けなくなってしまう方もいらっしゃり、術後のリハビリはその後の人生をも左右するくらい重要だと考えるようになりました。当院には理学療法士などの専門スタッフを10人配置しており、365日いつでもリハビリが受けられるように体制を整えて、早期の社会復帰とADLの向上をめざしています。最近は外来でのリハビリをやめる病院も増えていますが、当院は逆に医療保険での外来リハビリのほか、介護保険で受けられる通所リハビリや訪問リハビリにも積極的に取り組み、退院した後も切れ目なくリハビリが続けられるようにしています。自分の足で歩けて豊かな人生を送っていただくためにも、今後もさらにリハビリの強化を図っていくつもりです。

最後に今後の展望と、読者へメッセージをお願いします。

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人工関節手術によって高齢者の歩行の回復をめざす一方で、もう少し若い世代に対しては、将来的に手術をしなくても済むように、軟骨や関節を守る医療も視野に入れていきたいと考えています。院長が再生医療を専門にしていますので、企業と連携して軟骨に代わる製品の開発や軟骨移植の治験を行うなど、新しいことにも今後チャレンジしていきたいですね。変形した骨は自然に回復することはないので、日常生活への障害はよりつらいものになっていくことが考えられます。関節の問題は一生の動作に関わってきますので、痛みがあれば我慢せず早めに相談してほしいと思います。私にとっての一番のモチベーションは、患者さんが治療後に、元気に歩いて帰っていく姿を見ることです。今後も地域の患者さんが自分の足で自分の好きな場所に行けて、ハッピーな人生が送れるように尽力していくつもりです。

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