全国のドクター13,891人の想いを取材
クリニック・病院 156,693件の情報を掲載(2025年7月29日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市上京区
  4. 今出川駅
  5. 医療法人博侑会 吉岡医院
  6. 自分と大切な家族のために定期的に受けたい内視鏡検査

自分と大切な家族のために
定期的に受けたい内視鏡検査

吉岡医院

(京都市上京区/今出川駅)

最終更新日:2025/07/08

吉岡医院 自分と大切な家族のために 定期的に受けたい内視鏡検査 吉岡医院 自分と大切な家族のために 定期的に受けたい内視鏡検査
  • 保険診療

初期の胃がんや大腸がんは、あまり自覚症状がない。早期に発見できれば治療が可能な疾患だが、気づかないうちに進行して、発見した時にはかなり危険な状態になっていることも少なくないという。だからこそ、内視鏡検査を受けて早期発見に努めることが大切と、「吉岡医院」の吉岡幹博院長はいう。吉岡先生は、京都や大阪の病院で消化器疾患の診療経験を持ち、内視鏡検査の経験も豊富。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持ち、苦痛の少ない、胃カメラ、大腸内視鏡検査の提供に努めている。「当院のかかりつけ患者さんが胃がん、大腸がんで生命を落とすことがないようにしたい」と語る吉岡先生に、検査の重要性や負担軽減のための取り組みになどについて教えてもらった。

(取材日2025年6月19日)

先進の設備や静脈内鎮静法を導入。患者用の個室なども整えて検査の負担軽減をめざす

Qどのような時に内視鏡検査を受けるべきですか?
A
吉岡医院 「内視鏡検査を受けて早期発見に努めることが大切」と話す院長

▲「内視鏡検査を受けて早期発見に努めることが大切」と話す院長

胃の場合は、胸の痛み、吐き気、胸やけ、喉の違和感、食べ物が詰まる感じ、胃もたれなどが受診のきっかけになると思います。疾患でいえば、逆流性食道炎、自律神経の乱れから胃の働きが低下する機能性胃腸症、胃潰瘍、胃がんなどが挙げられます。胃がんの原因となるピロリ菌の検査も内視鏡検査の際に行うことができます。大腸の場合は、血便、下痢や便秘が続く場合、腹痛などに注意が必要です。血便の場合、肛門のトラブルも多いですが、大きな大腸ポリープや大腸がん、肛門に近い直腸で起こる直腸がんの可能性もあります。下痢と便秘を繰り返す過敏性腸症候群の方の中にも、検査をすると大腸ポリープなどが見つかる場合があり油断はできません。

Qこちらの内視鏡検査にはどのような特徴がありますか?
A
吉岡医院 広々とした個別控室にはトイレも併設されている

▲広々とした個別控室にはトイレも併設されている

胃の内視鏡検査は、口からと鼻からの両方に対応しています。経鼻内視鏡については、以前は画質の面で問題がありましたが、最近では画質が飛躍的に向上して、詳しい検査が可能になりました。内視鏡の径が以前のものに比べて細く、材質もやわらかくなっていることに加えて、経口の場合は喉、経鼻の場合は鼻と喉に麻酔、さらに眠ったような状態で検査を受けていただける静脈内鎮静法にも対応しています。大腸内視鏡にも静脈内鎮静法を取り入れており、当院の場合7〜8割の方が希望されますね。検査前の下剤の服用や静脈内鎮静法を行った場合の検査後の休憩などのために、ソファー、テレビ、デスク、専用トイレを備えた個室を4室用意しています。

Q検査の流れを教えてください。
A
吉岡医院 苦痛の少ない、胃カメラ、大腸内視鏡検査の提供を心がけている

▲苦痛の少ない、胃カメラ、大腸内視鏡検査の提供を心がけている

まずは問診を行って症状や困っておられることをヒアリングし、検査が必要と判断した場合は予約を取っていただきます。当日は、その日の体調などについて確認して、血圧の測定、喉や鼻の麻酔、さらにベッドに横になっていただき静脈内鎮静などを行いながら、検査時の注意点や負担を軽減するコツなどをお話しします。こうした準備の時間は10分程度です。一方、大腸の場合は腸の中をきれいにする必要があるため、検査の2時間くらい前に来ていただき、個室で時間をかけて下剤を飲んでいただきます。検査そのものは胃の場合は10分程度、大腸でも30分程度です。事前に承諾書にご同意いただければ、検査中に大腸ポリープの切除も行えます。

Q検査を受ける際に気をつけることはありますか?
A
吉岡医院 検査への不安を少しでも和らげるよう努めている

▲検査への不安を少しでも和らげるよう努めている

胃の場合は、前日の夕食は軽いものを早めに取っていただき、その後は検査が終了するまでは絶食です。大腸の場合は、検査食をご用意しており、前日の朝・昼・晩とそれを食べていただき、その後は胃の場合と同様に絶食です。また、静脈内鎮静法を希望される場合、検査当日は車、バイク、自転車の運転はできませんので、来院時の使用を控えていただく必要があります。基本的に付き添いは不要ですが、ご高齢の方や体の不自由な方、認知症のある方は、付き添いがおられるほうが安心ですね。検査の負担を軽減するためには、リラックスすることが大切なので、不安なこと、気になることなどは私や看護師に遠慮なくお話しいただけると良いと思います。

Q検査を受けずに放置するリスクについて教えてください。
A
吉岡医院 気になることがあれば気軽に相談できる環境を整えている

▲気になることがあれば気軽に相談できる環境を整えている

危険な疾患を発見できないことが大きなリスクです。胃がんも、大腸がんも、早期に発見できれば治療が可能な疾患です。大腸がんは日本人の死因の上位になっていますが、検査を受けずに、見過ごされていたことが生命を落とす原因にもなります。定期的に検査を受けていただき、ポリープが見つかった場合はがんに移行する前に除去を図ることで、大腸がんによって生命に危機が及ぶことを予防できます。症状を実感する前に受けていただきたいですね。一度検査を受けていただけると、その方の腸の状態や生活習慣などを把握でき、その後の検査のスケジュールなどをご案内できるのもメリットです。

ドクターからのメッセージ

吉岡 幹博院長

健康診断で再検査となった方はもちろん、自覚症状に気づいて来られる方も、できるだけ早期に検査を受けていただきたいと思います。一方、健康診断で問題がない方、自覚症状がない方も、40歳を超えたら一度検査を受けることをお勧めします。特に、ピロリ菌感染がある方、飲酒や喫煙の習慣がある方は、疾患のリスクが高いので定期的な検査が必要です。検査を受けるのが不安、痛みなどが心配と思われるかもしれませんが、以前に比べ負担は大きく軽減しています。とりわけ、1回目あるいは久しぶりという患者さんにはスタッフ一同寄り添った対応を心がけています。検査はご本人のためであり、大切な方や家族のためでもあることを意識してください。

Access