医療法人愛和会 愛和病院

上里 忠司院長

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JR川越線南古谷駅より車で6分、伊佐沼に程近い国道16号線沿いにゆったりそびえるベビーピンクとオフホワイトのモダンな建物が「医療法人愛和会 愛和病院」だ。外観にも増して、中の雰囲気はまるでリゾートホテルのようだ。それは病室、インテリア、食事などの快適さだけでなく、医療スタッフを含めた職員全員の丁寧かつ親しみやすい立ち居振る舞いからも感じられる。「おもてなし係」という専任スタッフを置き、育児参加する父親の教育支援施設まで設けるような心遣いの底流にあるのは、ルーツは宮古島だという、上里忠司院長のあっけらかんとした明るい優しさと頼もしさなのかもしれない。そんな心遣いにあふれる同院を詳しく取材した。
(取材日2016年8月24日)

優しい心遣いで出産という大仕事を支える

―とても大きな産婦人科病院ですね。

1973年に川越駅の近くで開院しましたが手狭になり、1991年に移転しました。周辺駅からシャトルバスを無料運行し、駐車場も約120台分ありますから、来院するには便利だと思います。50床のうち個室は16部屋で、最近は個室希望の方が多いですね。3人部屋も天井からのカーテンでゆったり仕切られ、電動リクライニングのベッドで寛げます。交流できるテーブルコーナーも設けています。テラス付きのカイマナスイートという特別個室もあり、その場合は予約時間に専用特別診察室へ医師・看護師が伺うスタイルになります。高齢での出産や一生に一度の自分へのご褒美にとご利用される方が多いようですね。食事も人気です。月に2回ほどスペシャル企画で、金沢の老舗料亭と西麻布のイタリア料理店による昼食があるんです。大変なお産を頑張るのだから、せめて美味しいものを食べていただきたいですし、産後にお乳が出るように栄養価も考えています。

―すれ違う職員から「こんにちは」とあいさつされるのは感激です。

女性にとってお産は大仕事ですし、子育てに向けてよいスタートを切っていただきたいという職員全員の思いからですね。患者さんの身の回りのお手伝いをするために「おもてなし係」という専任スタッフを置いています。退院される際には、赤ちゃんを抱いているうえに、お祝いの品などでお荷物が増えますから、玄関まで一緒に運ぶのも大切なお手伝いです。そうした担当を置くことで、看護師が本来の仕事に専念できるという面もあります。もともとお産は20世紀初頭には200人に1人が命を落とすような大変なものでした。日本は世界でも有数の安全なお産ができる国になり、出産で亡くなる方は1万人に1人以下と言われていますが、想像するに、3kgという大きなものを体から出すのですから、それはそれは大変なことです。だからこそ、出産直後の時間はゆったりと過ごしていただきたいです。この期間はご自分を甘やかして、子育てへの英気を養ってほしいですね。



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