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熊野 誠也 院長の独自取材記事

熊野眼科医院

(北九州市戸畑区/戸畑駅)

最終更新日:2024/07/03

熊野誠也院長 熊野眼科医院 main

JR鹿児島本線の戸畑駅から徒歩約9分、戸畑区役所からほど近い場所に位置する「熊野眼科医院」。2021年に同院を継承した熊野誠也院長は、大学病院などで研鑽を積んできた。診療は、視力の低下や目のかゆみ、痛み、ドライアイといった症状はもちろん、緑内障や白内障など目に関するトラブルや疾患、さらにはコンタクトレンズの処方まで幅広く対応。また、眼底の断面構造に関する詳細な情報が得られるOCT検査や、加齢に伴って症状が現れる加齢黄斑変性や糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症の治療には硝子体注射も取り入れ、治療の早期介入に努めていると話す。「2023年8月に新しいレーザー治療機器を導入しました」と言う熊野院長に新たな機器について聞きつつ、これまでを振り返ってもらいながら診療内容を中心に話を聞いた。

(取材日2023年8月24日/情報更新日2024年7月1日)

祖父の代から続く、地域に根差した歴史ある眼科医院

まずは医院の歴史についてお聞かせください。

熊野誠也院長 熊野眼科医院1

ここは私の祖父が1951年に開院した医院になります。その後、1976年に父が2代目院長となり、2021年7月に私が継承。院長に就任して約2年が経過しましたが、患者層は大きく変わることなく祖父の代から家族で通い続けてくれている患者さんも多くいらっしゃいます。ただ、私自身戸畑で生まれ、小学生の頃は父が診療している姿を見て育ちましたので、なじみ深い土地ではありますね。当時は医院にも遊びに来ていましたし、スタッフの方と話をしたり、元気な子どもだったと思います。そのように医療が身近にあるのが日常だったので、自然と将来自分も医師になりたいという思いを抱いたと思います。

そして、福岡大学医学部に進学されたのですね。大学生活はいかがでしたか?

大学では水泳やウィンドサーフィンのサークルに入り、先輩後輩にも恵まれ充実した毎日を過ごしました。卒業後は既に姉が眼科医師だったため、最初は眼科以外で関連のある糖尿病や膠原病などを専攻した内科系の医師を志望することも選択肢にありました。しかし、医師になりたての頃に眼科で行った模擬白内障手術の実習を通して、顕微鏡越しに行う繊細な手技に新鮮さを感じ、また眼科領域では手術症例でも他科に依頼せず一人の患者さんを最後まで診られることにやりがいを感じ、それが眼科医師を志望する動機になりました。その後は父や大学時代の先輩が所属していた九州大学眼科学教室に入局し、大学病院や関連病院にて診療だけでなく症例発表や学生教育、論文執筆などの経験を積ませてもらいました。

多様な疾患を診てこられたのでは?

熊野誠也院長 熊野眼科医院2

多くの患者さんを担当していましたので、患者さんが急変した場合にすぐ駆けつけられるような過ごし方をしていました。そのため、病院にいる時間がほとんどでしたね。その分、貴重な経験をさせてもらったと感謝しています。そうした日々を過ごしていく中、父が引退を考えているということを知り、ここから近い小倉医療センターで勤務をさせてもらうことになりました。そこでは、白内障の手術や小児の眼瞼内反症手術を主に担当させてもらいました。紹介状を持って来られる方が多く、白内障の中でも特に進行した症例や合併症のある症例、その他小児や精神疾患のある方など全身麻酔下で手術を行う必要のある症例も多かったです。診療に関しては数回の通院で改善が見込める症状から重篤なものまで、本当に幅広い疾患に携わり、対応力も身につけられたと思います。

高齢者から子どもまで、さまざまな症状に対応

研鑽を積まれ、こちらへ戻って来られたのですね。

熊野誠也院長 熊野眼科医院3

ええ、父が引退を考えていた時期はまだ自分が勤務医だったため、移行期間として代わりに姉が主に診療を担当しておりました。その後2021年4月にこちらに戻り、継承したのは7月になります。患者さんはご高齢の方が多いですが、近隣の学校の校医も務めていた関係でお子さんがいらっしゃることも。今も姉が週に1回こちらで診療を行っていますので、女性医師をご希望の方にも対応することが可能です。院長が変わったからといって、先代の頃にやってもらったことができなくなったと患者さんをがっかりさせることのないよう、祖父や父が築いてきたものを大事にしながら診療に携わろうと思っています。

どのような症状で受診される方が多いですか?

特に高齢の方はだんだんと物が見えにくくなるといった症状で来院される方がほとんどで、目がかすむ・ぼやける、二重に見えるといった症状だと加齢による白内障の場合が多いですね。ただ、中には進行するまで自覚症状に現れにくい緑内障や、ゆがんで見えるといった症状だと網膜の病気が奥に隠れていたりすることもあります。若い方だと昔は土地柄で仕事中に鉄粉が目に入った方が多かったようですが、現在は眼鏡やコンタクトレンズが必要で来院されることが多いです。そういった患者さんの要望に応えるべく、コンタクトレンズの取り扱いの種類を増やしました。乱視や遠近に対応できるものから、ドライアイやアレルギー性結膜炎でお困りの方に対応できるものまであります。ご自身に合うレンズは装着しないとわからないため、試用を含め気になるものがあればお気軽にご相談ください。

お子さんはどういうご相談が多いでしょうか?

熊野誠也院長 熊野眼科医院4

ものもらいや逆まつげが原因で涙目になったり痛がったりするのが心配で、親御さんが連れて来られる場合が多いです。またすべての年代で時期によって目やにやかゆみ、ごろごろ感などがありドライアイやアレルギー性結膜炎の点眼を必要とされる方もいらっしゃいます。軽度の状態であれば点眼で対処することが多いのですが、疾患によっては複数の点眼の長期継続が必要だったり、放置してしまうと手術が必要になったり、さらには短期間でもどうしても視力予後が不良な状態になってしまったりすることも。人は情報の7~8割を目から得ているといわれています。眼科疾患は生命予後不良に至ることは滅多にありませんが、視力を維持することは生活の質を維持するために重要です。そのためどんな些細なことでも構いませんので、気になったことがあれば相談にいらしてください。

新たなレーザー機器を導入し、治療の選択肢を広げる

新しく導入された機器でどのような治療をするのかを詳しく教えてください。

熊野誠也院長 熊野眼科医院5

昨年、硝子体注射での治療を導入したのですが、今年は、緑内障、後発白内障、糖尿病網膜症を治療できるレーザー機器を新たに導入しました。具体的には、緑内障で手術を必要とする一歩手前の患者さんにレーザー治療をすることで、眼圧のコントロールを図り、症状の悪化を防ぐことがめざせるようになります。これまでより一つ治療の選択肢が増えたといった感じですね。手術をしても必ずしも快方に向かうことが見込めるわけではなく、リスクがあるため患者さんにとって不安なことが多いと思います。一方でレーザーはリスクが少なく、高齢で手術が困難な患者さんの身体的・経済的負担を減らすことができる治療なので、手術よりも安心して受けていただけると思います。

治療用の新たなレーザー機器を導入された経緯は何だったのでしょうか。

緑内障が進んでしまっている人の中には、手術できなかったり、そもそも手術自体を希望されなかったりする患者さんがいて、当院でなんとか対応できないかと考えていたんですね。そうこうしているうちに、緑内障、後発白内障、糖尿病網膜症の3つの治療を1台でできる機器が登場したんです。通院困難な患者さんの治療の選択肢を増やすための良い機会だと思い、導入を決意しました。代々通ってくださっている患者さんの目を守る治療を増やすことができうれしいです。今後も、先代の考えを踏襲しつつ本機導入を含め患者さんにとっての選択肢を増やしてきながら、最適な治療方法を提供できればと思っています。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

熊野誠也院長 熊野眼科医院6

勤務医時代に積んだ多くの手術経験を生かすため、将来的には当クリニックを改装をして、手術室をつくりたいと考えています。常に患者さんが通いやすいクリニックに改善していきたいですね。新たなレーザー治療機器を導入したので、緑内障や白内障でお困りの患者さんの治療に寄与できると思っています。また私が院長になってから、希望される患者さんには往診も対応可能です。あくまでも突発的な事例に限ったものですが、時代に合わせつつ患者さんのご希望に添えるよう、進化させています。ひき続き、患者さんにとって最善の環境づくりに力を入れていけたらと思っているので、何か気になる症状やご要望などがあれば気軽にお声がけください。

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