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深野 祐子 院長の独自取材記事

めぐろ皮膚科クリニック

(品川区/目黒駅)

最終更新日:2025/11/14

深野祐子院長 めぐろ皮膚科クリニック main

目黒駅から徒歩3分の「めぐろ皮膚科クリニック」。白を基調とし、椅子や扉などに赤の差し色が効いた院内は機能面も充実し、清潔感のあるパウダールームも備わっている。「年齢や性別に関わらず、どなたでも相談しやすいクリニックでありたいんです」と語るのは、深野祐子院長。優しく穏やかな人柄で、2014年の開業以来、地域に根づいた診療を続けてきた。一般皮膚科での治療をベースとしながら美容皮膚科の診療も提供しているのは、「美容クリニックに抵抗を感じる方や男性も、かかりつけの皮膚科であれば気になる悩みを話しやすいのでは」という深野院長の配慮からだ。ホスピタリティーあふれるスタッフと協力し、地域の人々の悩みに寄り添う深野院長に、同院の診療方針や大切にしていることなどを聞いた。

(取材日2025年10月21日)

小さなニキビやほくろも気軽に相談できるかかりつけ医

クリニックのコンセプトや、このエリアを選ばれた理由を教えてください。

深野祐子院長 めぐろ皮膚科クリニック1

もともと地域の皆さまに寄り添うかかりつけ医としての皮膚科医をめざしていたので、私の生活圏内である目黒はそれに合った場所でした。開業以前は六本木の複合ビル内のクリニックに勤務していたのですが、六本木と聞くと、「地域医療」という言葉とはなじみがない場所と思われる方もいるでしょう。でも5年くらい勤務していると、お昼休みに入った蕎麦屋さんでお客さんの6割が患者さんだったこともありますし、コーヒーを買いに行くと「先生、先日は診ていただいてありがとうございました」などと声をかけてもらうこともありました。この経験から、どんな場所でもじっくりと腰を据えて診療を続けていれば、地域に愛される医療ができるのだと感じました。開業した2014年当時は、目黒駅周辺の皮膚科が少なかったので、かかりつけ医を探していらした地域の皆さんにはとても喜ばれましたね。

現在はどのような患者さんがいらっしゃいますか?

この辺りにお住まいの方や、目黒駅周辺で働いている方が中心です。当院では小児も診ているため、小さなお子さんから学生さん、その親御さん、さらにはおじいちゃんおばあちゃんまで、中には親子3代で通ってくださっているご家族もいるんですよ。また、私にはワシントン大学への留学経験があり、英語での対応も可能なため、外国籍の患者さんが全体の3割ほどを占めています。

特に多いご相談などはありますか?

深野祐子院長 めぐろ皮膚科クリニック2

性別や年齢問わず多いのは、ニキビについてのご相談ですね。特に近年はニキビの低年齢化が問題になっていて、早いお子さんでは小学生の時から悩んでいます。ご自分でいろいろな市販薬や洗顔を試されて、それでも良くならずにご相談にいらっしゃる方や、症状が悪化してからいらっしゃる方も少なくありません。しかし、ニキビに関してはでき始めから治療することがとても大切。塗り薬を中心に、洗顔方法や使用する化粧水、食生活なども見直しながら治療を進めていきます。そしてもう一つご相談が多いのが、アトピー性皮膚炎です。こちらに関しては、8年ほど前から生物学的製剤という新しいタイプの薬が使えるようになり、クリニックで行える治療の選択肢が広がりました。

子どものニキビも、早めの受診が大切なのですね。

小学生くらいのお子さんの場合、「朝起きても顔を洗わない」「汗をかきやすい」「どんなスキンケアが合うのかわからない」など、お悩みの親御さんもいらっしゃるでしょう。私にも小学生の息子がいるので、その気持ちがよくわかります。もしもニキビができたら放置せず、早いタイミングでご相談いただき、併せて気になることがあればなんでも相談してくださいね。

皮膚科の専門家が、一人ひとりに適した美容医療も提案

一般皮膚科だけでなく、美容皮膚科のメニューも提供されています。

深野祐子院長 めぐろ皮膚科クリニック3

あくまでも保険診療をメインに、美容に関するお悩みも医療で解決できればと考えています。今は一般皮膚科以外にも、美容医療を提供するクリニックが増えました。しかし、美容医療に対して高額な治療費やダウンタイムなどのハードルの高さを感じている方は、まだまだ多いと思います。そこで当院の美容皮膚科では、皮膚科の専門家によるお一人お一人に適した医療のご提案と、ダウンタイムの少ない施術をめざしています。それと、女性はもちろん男性の患者さんでも、水虫の患者さんでついでに美容についての悩み事をご相談くださる方も多くいらっしゃいます。そうした男性の皆さんも、いきなり美容皮膚科に行くのは難しくとも、かかりつけ医であれば相談しやすいのではないでしょうか。当院がそんなお悩みの受け皿になりたいと思っています。

施術の前後の説明には、肌画像撮影システムを活用されているそうですね。

肌画像撮影システムでお顔を撮影すると、目には見えない隠れたしみやしわがはっきりと映ります。変化を感じていただくためにも、施術前後に撮影した画像を患者さんにお見せする際などに使用しています。美容皮膚科だけでなく、ニキビやアトピー性皮膚炎の治療で使うこともありますね。また、一口にしみといってもそばかすや肝斑などさまざまな種類があるため、肝斑が隠れていないかやどんなケアの方法が適切かを判断するためにも用います。画像分析装置以外にも、今は皮膚科の機械や薬剤の選択肢が増え、いろいろなお悩みを解決できるようになりました。例えば、紫外線を患部に当てて治療する光線療法は、当院でも乾癬のほか円形脱毛症や尋常性白斑の治療にも活用しています。

一緒に治療にあたるスタッフの皆さんについてもお聞かせください。

深野祐子院長 めぐろ皮膚科クリニック4

長く働いているスタッフが多く、患者さん思いで、私の診療方針もよく理解してくれています。そのため、クリニックで働く全員で、同じゴールに向かって進んでいけるのがうれしいですね。私は薬の塗り方などの外用指導をできるだけ自分で行いたいと思っているのですが、診療中に伝えきれなかったことや患者さんがわからなかったことがあると、診療後にスタッフがきちんとフォローしてくれるので、そういった点でも信頼しています。

何よりも有用な治療法は、患者の不安を取り除くこと

治療にあたって、大切にしていることを教えてください。

深野祐子院長 めぐろ皮膚科クリニック5

目に見える疾患を治療するだけでなく、患者さんの不安も取り除くことです。患者さんは、皮膚の状態が良くなった後も「かゆみはなくなったけど、まだちょっと皮膚の凹凸が気になる」「薬をやめたらまた湿疹が出るのではないか」「もしかしたらまた悪くなってしまうのではないのか」といった不安を抱えているものです。そこでどのような治療をして、どのように改善を図ったのか、今後はどのようなことに気をつけたらいいのかなど、不安を取り除くことができるまできちんとカウンセリングすることの必要性を強く感じます。また、診療の際には症状に関わること以外にも、仕事や学校、趣味、家族のことなどさまざまなお話も重ねながら、患者さんの様子をよく観察するようにもしています。治療内容に納得されているか、本当に不安に感じていることは何なのかなど、これまでの経験を通じて非言語での部分でのサインを見逃さないよう努めていますね。

先生ご自身の健康の秘訣や、リフレッシュ方法はありますか?

筋肉トレーニングでしょうか。週1回のパーソナルトレーニングを3年ほど続けています。始めた当初と比べると明らかに体力がついて疲れにくくなりましたし、何より体を動かすことがストレス解消になっています。また、タンパク質をしっかり取り、血糖スパイクを起こさないような食事も心がけています。皮膚科医の視点でいうと、血糖値が急激に上昇すると皮脂の分泌が増えてニキビになりやすいんです。ちょっとした運動や食事の改善で構いませんので、年齢や体調に合わせた方法をぜひ取り入れてみてくださいね。

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

深野祐子院長 めぐろ皮膚科クリニック6

開業から10年がたち、初めて患者として来たときは小学生だったお子さんが大学に入ったり、就職したりと、その成長を感じながら診療を続けてこられたことは、何にも代え難い喜びとなっています。今後も患者さんと一緒に年を重ねながら、長く頼りにしていただける存在でありたいと考えています。アメリカでは、取りあえずファミリードクターに診てもらって、そこから必要であれば専門の医療機関に行くので、皮膚科のアポイントを取るのに何週間も待たなければならないこともあります。その点、日本は専門的な医療をいつでも迅速に受けることが可能です。皆さんにはこうした日本の医療制度のいいところを大いに利用していただき、些細なことでも気軽にご相談いただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/3300円~(適用面積により異なります。詳細はお問い合わせください)

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