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西 正孝 院長、西 凜 副院長の独自取材記事

祐天寺ファミリークリニック

(目黒区/祐天寺駅)

最終更新日:2020/10/07

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祐天寺駅から徒歩約6分の駒沢通り沿いにある「祐天寺ファミリークリニック」。院長で消化器内科が専門の西正孝先生と、副院長で小児科、アレルギー科が専門の西凛(りん)先生が診療にあたる、子どもから高齢者までまさにファミリーで通えるクリニックだ。「医学の面でも、人生においても、経験値が上がるにつれて患者さんに還元できるようになると実感しています」と副院長の凛先生。同院では、胃と大腸の内視鏡検査をはじめ、乳児期からのアレルギー対策など予防医学にも力を入れている。今回の取材では、2人が診療において大切にしていることや、副院長が専門とする小児アレルギーについて詳しく聞いた。
(取材日2020年9月18日)

祖父母から孫まで3世代に親しまれるクリニック

開業から6年、どのような変化がありましたか?

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【副院長】2014年の開業時から、消化器内科を担当する院長と、小児科、アレルギー科を担当する私、小児科を専門とする私の両親が診療を担当していましたが、高齢ということもあって両親が引退し、今年から小児科に2人の女性医師が加わりました。この6年間さまざまな変化があり、開業時は幼稚園に通っていたわが家の子どもたちも小学生になりました。小児科なので、お母さんたちと話すことが多いのですが、私自身が子育てをしてきて、悩んだこと、大変だったことが良い経験になって、自分より若い世代のお母さんたちにアドバイスできるようになりました。医学の面でも、人生においても、経験値が上がるにつれて、患者さんに還元できることが増えていくことを実感しています。

どのような患者さんが来院していますか?

【副院長】大人と子どもが半々くらいです。小児科は近隣の方が多いですが、アレルギー科に関しては、遠方からの患者さんも多いです。また、以前私が研修をしていた国立成育医療研究センターとつながりがあるので、そちらでの治療を終えて、当院に移ってくる方もいます。消化器内科に関しては、地域の患者さんも多いですが、内視鏡検査を受けに、近隣の他県からいらっしゃる方も結構います。中には、おじいちゃん、おばあちゃんからお孫さんまで、3世代で当院を利用されているご家庭もあるんですよ。

内視鏡の検査にも力を入れていらっしゃいますね。

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【院長】はい。区の健康診断で引っかかり、内視鏡検査を希望して来られる方や、すでに検査をしてもらおうと決めて受診する方もいらっしゃいます。当院では、胃と大腸の内視鏡検査を両方実施しています。極細の内視鏡の管を使用して行っているので痛みも少ないと思いますよ。もちろん、内視鏡検査が目的の方だけではなく、検診で血圧や血糖値、コレステロールなどの数値が悪いと指摘され、通院を勧められたという方もいます。開院から年数を重ねるにつれて、いわゆる生活習慣病の患者さんは増えているといえるでしょう。

将来の健康のために、乳児湿疹を見逃さない

最近、アレルギー科ではどのようなご相談がありますか?

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【副院長】アレルギーに関しては独自で資料を作っていて、新型コロナウイルスの問題が起こる前は、お昼休みを利用して、集まっていただいた親御さん5〜6人に対して勉強会をしていました。今は人が集まれない状況ですので、これからどのようにして伝えていくか検討しています。アレルギーを予防するには、本来、赤ちゃんの時から気をつけてあげる必要があるんです。とりわけ、乳児湿疹に関しては「そのうち治る」と放置されがちなのですが、放っておいたらどんどん悪化して、慌てて相談にくる方は少なくありません。例えば、経皮感作といって、同じ空間で親御さんが食事をしているだけで、空気中に浮遊する目に見えないタンパク質が赤ちゃんの体内に入り、アレルギーの原因となることもあるのです。乳児湿疹は、その後、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーを引き起こす要因になるので、初期の段階で断つということに力を入れています。

特に増えているアレルギー疾患というのはありますか?

【副院長】この10年間で、新生児・乳児消化管アレルギーが見つかるお子さんが増えています。主にミルクなどを摂取することで下痢や血便の症状が出るもので、場合によっては嘔吐や体重増加不良が起こるケースもあります。一般的に知られている、即時型反応を起こす食物アレルギーの場合は、血液検査で特異的IgE抗体を調べることでわかるケースが多いのですが、新生児・乳児消化管アレルギーの場合は、同じように調べてもわかりません。出たての便がついたおむつを持ってきていただき、便の中の粘液や血液をその場で染色し、顕微鏡で調べることで、診断がつくことが多いです。

新生児・乳児消化管アレルギーではどのような治療が必要ですか?

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軽症タイプの多くは、乳製品など原因となる食べ物の摂取を数週間から数ヵ月止めることで自然に治ります。重症タイプは詳細な検査が必要になりますので、国立成育医療研究センターにご紹介させていただきます。母乳栄養児の場合は、お母さんの食事制限が必要となるので、ストレスがたまりますが、実は私自身も2人の子育て中に同じように制限が必要だった時期を経験しており、そこからアレルギー専門の医師をめざした経緯があるので、母としての視点も含め、きめ細かくアドバイスができると思います。

アトピー性皮膚炎の診療について特徴を教えてください。

【副院長】アトピー性皮膚炎の治療方法には、いくつかポイントがあります。当院では、ただ薬を処方するだけでなく、スキンケアの仕方、外用薬の種類や量、減らし方のステップなど、各患者さんに合わせた方法を書面にしてお渡ししています。

心がけるのは患者一人ひとりの背景に寄り添った診療

患者さんと接する時に心がけていることはどんなことでしょう?

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【副院長】親御さんとお子さんの心の状態を見ていきたいと思っています。ちょっとした表情からも、心の状態がわかったりしますね。昔、天真爛漫だった子があまり笑わなくなっていたり、お母さんが育児疲れで元気がなかったり。そんな時は、なるべく話を聞くようにしています。同世代のママ友に話せないことも、まったく立場の違う第三者である私になら打ち明けられる、という方もいらっしゃいますね。

院長はどのようなことを心がけていますか?

【院長】なんでも話してもらえる雰囲気をつくることです。実際に、患者さんは診療室でさまざまな悩みを話していかれます。あとは6年間、診療してきて大事にしているのは、クリニック同士の連携です。患者さんの中には、自分の専門分野以外の疾患をお持ちの方も結構いらっしゃるんです。そういう時は、その分野の専門の先生を紹介しています。不整脈や心臓に難がありそうだったら循環器専門の先生に、MRI検査をしたほうがいい場合は脳神経が専門の先生に、といった具合です。逆に、他院の先生が当院を紹介してくださることも多いです。患者さんを自分のところに囲い込むのではなく、地域の先生たちと協力して、患者さんのメリットになるようにしていきたいと考えています。

休日はどのようにお過ごしですか?

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【副院長】今は家族で過ごすことが多いです。子どもたちが塾に通っているので、勉強を見ることもあります。そもそも開業を考えるようになったのは、家族で食卓を囲みたいから、という理由でした。大きな病院に勤務していると、夜勤や急な呼び出しも多く、家族の時間があまり持てなかったのです。仕事は充実していたかもしれませんが、このままではどうなのか、と考えた末、住まいからも近いこのエリアでの開業を決めました。同じ地域に住む生活者の目線で患者さんに共感できることは大きいです。私たちも子育て中で、発展途上の身。患者さんとともに成長していけたらと思っています。

今後の展望をお聞かせください。

【院長】目黒区の胃がん検診が始まって、内視鏡検査を受ける人が増えているのは喜ばしい限りです。高齢になって初めて内視鏡検査をした方にがんが見つかることは多いので、検診はぜひ活用してほしいですね。予防にもつながると思います。
【副院長】小児科は予防医学に力を注いでいきたいです。アレルギーの話も予防に関係しています。アトピー性皮膚炎になると、食物アレルギーのリスクは通常の6倍、喘息や鼻炎は2〜3倍といわれています。アレルギーマーチという言葉があるのですが、最初の段階で放置すると、マーチングバンドが行進するようにアレルギーが進んでいくのです。また、感染症については、防げるものもたくさんあるので、ワクチン接種などに力を入れていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

大腸内視鏡検査/3万3000円

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