祐天寺ファミリークリニック

西 正孝院長、西 凜副院長

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通勤に便利な都心にありながら緑豊かな公園も多く、子育てしやすい環境が整っていると、特に若い共働きファミリーに人気の街・祐天寺。個性的なショップが点在する駒沢通り沿いに、2014年6月、新たに開院したのが「祐天寺ファミリークリニック」だ。内科医の夫と小児科医の妻、そしていずれも小児科を専門とする妻の両親が診療を担当している同クリニックのキャッチコピーは“ファミリーによるファミリーのためのクリニック”。「実際の家族だけではなく、スタッフも含め、我々自身が幸せでなければ患者さんを幸せにすることはできないと思っています」と明るい笑顔で語るのは、消化器内科を担当する西正孝院長と、小児科を担当する凜(りん)副院長。陽光が差し込み明るくフレッシュな院内で、熱意あふれる若きドクターであるお二人に、地域医療にかける思いをじっくりと伺った。
(取材日2014年7月16日)

ファミリーによるファミリーのためのクリニックを実現

―こちらのクリニックの診療は、ご家族で担当されているそうですね。

【院長】当クリニックの診療科目は内科・消化器内科、そして小児科とアレルギー科ですが、内科・消化器内科の部分を私が担当し、そして小児科とアレルギー科を妻である副院長が担当しています。経験豊富な小児科医である妻の両親も診療を行なっていますので計4名の医師で医療に従事しています。私の専門分野は、胃や大腸の内視鏡検査で、今までに1万件を超える症例を扱ってきました。そのため現在当クリニックでは、毎日(土曜日も含めて)胃や大腸の内視鏡検査を行っています。
【副院長】私は小児科が専門なのですが、現在6歳と4歳になる子どもが牛乳にアレルギー反応が出てしまう乳児消化管アレルギーを患ったことをきっかけに、小児アレルギー治療に対する研修を積んでアレルギー専門医の資格も取得しました。父は30年近く小児科医院を開業しており、親子3世代の診療を担っていました。母は小児神経科を専門として父の病院を週に2日ほど手伝いながら、発達遅延の子どもたちを支援するための療育センターなどに長年勤務していました。現在、アレルギー科は第1、3土曜日の午前中に完全予約制で実施しており、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、乳児消化管アレルギーなどを診療していますが、小児だけではなく、大人の患者さんも多くいらしていただいています。

―ファミリークリニックならではの特徴はありますか?

【院長】まず私が内科で診療して、例えば咳の原因がアレルギー性の喘息だと判断すればアレルギー科に診療をお願いするなど、診療面での連携を院内でもすぐに行えることです。また先日は、7カ月の乳児がいるお母さんが大腸の内視鏡検査を受けに来たのですが、保育園で一時保育がお願いできなかったため、検査の間は副院長が乳児の世話をしていたこともありました。
【副院長】両親と私たちはいわゆるスープの冷めない距離に住んでいるのですが、診療だけではなく、料理や育児もシェアして、できる人ができる部分をやりながら、クリニックだけではなく生活全般に渡って家族みんなで切り盛りしています。まさに、ファミリークリニックですね。

―開業の経緯についてお聞かせください。

【院長】開業する場所の第一条件は、自宅近隣という点でした。数年前から開業を視野に入れ、大学の系列病院から一般の病院に勤務先を移し、若手医師に内視鏡の使い方を指導しながら自身は一般内科の経験を積んでいました。義父は自宅から車で1時間かかる場所で30年間、小児科を開業していたのですが、毎日の通勤も大変になってきたため、2014年の3月にその病院を閉めたんです。そこでうちはまだ小さな子どもがいるので、妻と二人では大変な部分もあるため、開業の際にはクリニックの診療を手伝ってくれないかと相談しました。すると話を切り出してからわずか3日後に、タイミングよく現在の場所が見つかり、現在の地に開業することができました。すべてのタイミングがぴったりと重なったようで、少し表現は大げさですが、運命的なものを感じますね。



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