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角 益次郎 院長の独自取材記事

わらびスマイル歯科クリニック

(蕨市/蕨駅)

最終更新日:2023/12/13

角益次郎院長 わらびスマイル歯科クリニック main

2020年6月に移転リニューアルした「わらびスマイル歯科クリニック」は、蕨の地で15年以上親しまれている歯科医院。真新しい院内は吹き抜けの空間が多く、木のぬくもりを大切にしたやわらかな印象が訪れる人を優しく包んでくれる。一見するとおしゃれなカフェかベーカリーのようにも見える外観は、どうしても緊張しがちな患者の心のハードルを低くしてくれる雰囲気。移転リニューアルでこれまで導入が難しかった機器をそろえ、インプラント治療にも力を注ぎ、さらなる診療体制の拡充ができたと話す角益次郎(かく・ますじろう)院長に、さまざまな話を聞いた。

(取材日2020年9月11日/再取材2023年10月20日)

新たに機器をそろえ、患者満足度の高い診療をめざす

2020年6月に新築移転したそうですね。

角益次郎院長 わらびスマイル歯科クリニック1

当院は2007年にオープンし、2014年4月から私が院長を務めています。これまでは大型ショッピングセンターの中にあり、患者さんにとって利便性は高かったのですが、機器を導入しようにもさまざまな制約があり難しい状況でした。歯科技術も治療方法も年々進化していく中で、これまで以上に患者さんたちに納得して満足度の高い診療をお届けすべく、新築移転することにしたんです。新築移転にあたっては、さらに歯科医院としてレベルアップしなくては意味がありませんから、思い切って性能の高い機器類を導入し、計画よりも診察ユニット数を大幅に削減して待合いや診療スペースなどあらゆる空間にゆとりを持たせるなどの工夫をしました。

おしゃれなカフェかベーカリーを思わせるすてきな建物ですね。

新しく歯科医院を建てる際に、歯科医院を数多く手がける建築事務所などに依頼するケースが多いようですが、当院は良い意味で歯科医院らしさをなくしたくて私の高校時代の後輩で国内外の商業施設などで活躍している建築デザイナーにお願いしました。せっかくの木造建築だから、木の質感というか優しい雰囲気を大切にして、壁なども木目の面白さを最大限引き出したデザインになっています。一方で、当院は0歳児から高齢の方まであらゆる年齢層の患者さんがいらっしゃいますので、バリアフリー仕様やエレベーターは欠かせません。歯科医院がちょっと苦手という方も、小さいお子さんも、高齢の方も、皆さんが気持ち良く来院していただける空間になっていましたら、うれしいですね。

設備も新規にそろえられたそうですが、どのような機器を導入しましたか?

角益次郎院長 わらびスマイル歯科クリニック2

以前から根管治療に役立てるためにマイクロスコープなどはそろえていたものの、歯科用CTなどの大型機器は搬入に時間がかかることもあり導入が難しかったのです。そこで今回、リニューアルを機に新鋭の機器を整え、検査の正確性の向上を図りました。例えば、抜歯などの際に画像診断も併用することで、素早く適切な判断と治療期間の短縮につなげ、患者さんの不快感をできるだけ早く取り除いて次のステップへ進むことができるようにしています。また患者さんご自身も自分のお口の中をしっかりと画像で確認できますので、よりご自分のお口の中の状況を理解し、納得して治療を受けていただけるようになったと思います。

患者を第一に考えたより良い治療方法を用意

こちらでは、メタルフリー治療を徹底されているそうですね。

角益次郎院長 わらびスマイル歯科クリニック3

健康のため、金属を使わない治療法を徹底しています。詰め物やかぶせ物にはセラミックなどの素材を用いるので、治療後の歯の色は基本的に「白」になります。ただしすべて自費診療で行うわけではなく、半数以上は保険診療です。自費の場合はこう、保険診療ならこう、とあらかじめご説明し、患者さんご自身に選択していただいています。メタルフリー治療によって、健康で美しい白い歯にしたいという患者さんのモチベーションが高まればうれしいですね。当院では、患者さんのニーズにお応えすべく、矯正にも対応していますので、ぜひご相談ください。

歯型を採らずに詰め物を作る方法も採用されているそうですね。

この技術を身につけるのは本当に大変でしたが、補綴治療としてダイレクトボンディングという方法を採用しています。この方法によって患者さんはより少ない通院回数で治療ができ、歯型を採る際の不快感もなく詰め物を入れることができます。正直、当院の収益だけを考えると他の方法が良いこともあるのですが(笑)、患者さんの立場に立った治療を行うのが当院の基本方針ですからね。

他に、こちらの歯科医院の特徴としてどのようなものがありますか?

角益次郎院長 わらびスマイル歯科クリニック4

漢方処方を取り入れています。「歯科医院でなぜ漢方?」と思われるかもしれませんが、歯痛や抜歯後の疼痛、口内炎、口渇などに処方します。アレルギーをお持ちの方や西洋医薬に抵抗を感じる方は、副作用が少ないとされる漢方のほうが合う場合も多いんです。もちろん大前提は患者さんが希望されるかどうか。きちんと確認してから処方しています。あとは、ラバーダムという、根管治療の際に唾液の侵入を防ぐためのゴムシートを採用しています。日本ではあまり導入されていませんが、欧米では使わない歯科医院のほうが珍しいほど必要性の高いものとされています。根管治療にラバーダムを使用し、菌の侵入を防ぐことで再発防止へと役立てています。治療の際にどうしても出てしまう飛沫などは、口腔外バキュームで吸引しながら行います。単に歯を治療するというのではなく、体全体を考え、患者さん第一の治療を行うことが大切なんです。

努力して身につけた技術で患者を幸せに

インプラント治療の難症例にも対応していると伺いました。

角益次郎院長 わらびスマイル歯科クリニック5

8年ほど前から、インプラントの分野で豊富な実績を持つ先生に師事し、ずっと勉強させていただいています。今では他院ではできないような、難治性のインプラント症例でも当院でオペ可能になりました。とにかく一つ一つ丁寧にやることを心がけています。歯科医師はある意味、職人です。手の動きなども寸分の狂いもないくらい正確さを心がけ、ミスやロストがないようにと意識しています。また、当院では信頼性の高いインプラントメーカーの製品を採用。膨大な臨床実績をもとに新製品が続々と開発している点や、骨からネジが抜けてしまうロスト率の低さなどを基準に選びました。コストは多少上がりましたが、患者さんにとってベストな治療を提供できるよう、使用する材料のクオリティーにはとことんこだわっていきたいです。良い製品は長く使用できますし、歯科医師である私たちも患者さんをずっと守ることができて何よりなのです。

診療ポリシーについてお聞かせください。

自分がしてほしい治療、自分の家族にも行う治療を患者さんにというのが当院の原点です。現在、矯正の歯科医師も含めて9人が働いていますが、すべての歯科医師、スタッフに伝えているのが、この基本姿勢です。また「カルテを見ながら話すことのないように」とも伝えています。診察前にカルテをしっかり読み込み、事前準備をして臨む。当たり前のようで難しいことでもありますが、きちんとした信頼関係を築いてからでないと、患者さんの望む治療を行えませんからね。そのためには、全体の連携が欠かせません。当院は365日診察を行っているため、治療に関する相談など、個々で判断が難しい場合は私も治療に立ち合ってその場で対応します。9人全員が連携を図り、一人ひとりの患者さんに対して「ベストな治療とは何か」を常に考えながら診療しています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

角益次郎院長 わらびスマイル歯科クリニック6

歯科医院で痛い思いや嫌な思いを経験された方は、最初の診察を受ける決断をするまでが大変かと思います。予約の電話をかけるのにも、恐怖心をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、実際に当院にお越しいただければ、それまでの心配や不安は取り越し苦労だったと感じていただけるはずです。痛みを和らげるための方法をご用意していますし、当院のスタッフ皆で、不安な気持ちに寄り添い優しく対応させていただきます。患者さんが今どんな症状で、どんな治療をする必要があるかも、しっかりとご説明いたします。しっかりと研鑽を積んだ歯科医師ばかりですので、どうぞご安心ください。そして、歯が痛くなってからすぐに来院されるのは大事なことですが、できれば痛くなる前に予防診療で来院されることをお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/33万円~、成人矯正/66万円~
インプラント治療/35万2000円~、上部構造/11万円~
ホワイトニング(1歯)/1650円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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