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半田 宣弘 先生の独自取材記事

クリニック医庵センター南

(横浜市都筑区/センター南駅)

最終更新日:2021/04/01

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横浜市営地下鉄センター南駅から、都築中央公園方面に向かって徒歩5分ほど、ゆったりと落ち着いた街並みの中に「クリニック医庵センター南」はある。高齢者住宅のテナントフロアにある同院では、内科、神経内科、循環器内科、高齢者の認知症や物忘れ、不眠などの外来を行いながら、在宅医療も積極的に展開。人々の暮らしや幸せを支える医療で、地域高齢者の健康長寿をサポートしている。2021年4月からは、半田宣弘先生が院長に就任。心臓血管外科の医師としてのキャリアに加え、医療機器の審査を行う行政職や東京都健康長寿医療センターでの経験を生かし、生活に即したアドバイスで豊かな「老い」の支援をめざす。半田先生にクリニックへの思いを聞いた。
(取材日2021年3月5日)

外来から在宅まで幅広く対応し地域包括医療を展開

こちらは、高齢者医療を実践されているクリニックと伺いました。

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高齢者向け住宅にお住まいの高齢者が気軽に受診できるクリニックとして、そのテナントフロアに開設されたクリニックです。内科・神経内科・循環器内科・老年精神科の外来に加え、在宅療養支援診療所として24時間365日対応の体制を整えています。今では高齢者住宅の方々はもちろん、近隣にお住まいの方の受診も増えており、年齢層の幅も広がる傾向にあるとか。精神科の常勤ドクターがいますし、神経内科や循環器内科も週に1度あるなど専門診療を行っていることが認知され、ご相談が増えてきたのかもしれません。健康診断、外来、在宅医療を1つの流れとして担い、地域包括医療の中で一定の役割を果たせるクリニックとなっていると思います。

先生はもともと心臓血管外科がご専門だそうですね。

はい。医学部卒業から30年近く心臓血管外科で臨床を行ってきました。心臓移植について学ぶために米国のジョンズ・ホプキンズ大学に留学したり、ハーバードメディカルスクールの関連医療機関であるマサチューセッツ総合病院やメイヨークリニックで臨床を学んだりもしてきました。その後、長年にわたる臨床研究を生かせる場として医療機器などの審査を担う機構に入り、医療ビッグデータを収集、分析し、医療クオリティーの向上に役立ててきました。同時に、東京都健康長寿医療センターで高齢者医療及び老年学・老年医学研究にも携わってきました。こうした経験を生かし、当クリニックで皆さまの健康と長寿をサポートしていけたらと考えています。

診療の際に心がけていらっしゃることはありますか。

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病気や体の状態についてわかりやすく説明すること。そして、患者さまが日常で実践できるちょっとしたアドバイスをすることを心がけています。例えば、誤嚥性肺炎の予防には縁日などでよく見かける吹き戻しという笛のおもちゃを吹くという方法もあります。また、フレイル、つまり「衰え」を防ぎ体力を維持するためには噛む力が欠かせないものですが、食事の前に数回「あー」「んー」などと声を出しながら簡単な口の運動を続けることで咀嚼力を維持させていく方法もあります。いずれもちょっとしたことですが、皆さんが生活の中で実践しやすく、習慣づけやすいもの。東京都健康長寿医療センターでの経験からこうした知識はたくさん蓄積できていますので、それぞれの患者さまに合った方法を適宜お伝えしていければと考えています。

「かかりつけ医」として、地域に頼られる存在

こちらのクリニックでは、どのような医療をめざしていらっしゃいますか。

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外来診療においては患者さま一人ひとりの健康状態を知り、ご本人に合った治療を継続することはもちろん、より詳細な検査やより高度な治療が必要な場合は、迅速かつ的確に専門の医師を紹介し、入退院の場合も治療が継続されるように病院とも連携をとります。それでも通院が困難になった場合には訪問診療を行い、医療が決して途切れないように最後まで関わっていきます。患者さまだけではなく、ご家族も含めて健康を支え、「かかりつけ医」として地域の方々から頼られるクリニックをめざしています。

先生はフットケアについてもお詳しいと伺いました。

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「足は第二の心臓」ともいわれるほど重要なもの。とはいえ、医師として多くの患者さまを診療していても、その足を拝見する機会はなかなかないものです。神戸市立医療センター中央市民病院医長を務めていた際に、幹細胞移植との関わりで重要性に気づいたことをきっかけに、フットケアに取り組み始めました。糖尿病の神経障害で足に障害が出てしまう方は多く、ひどい方では画鋲が刺さっていても気づかないことも。当院でも足の異変についてのチェックやケアを、可能な限り行っていければと考えています。

病気を予防し、将来的な健康長寿を支える医療を

早期に病気のリスクを知って、健康管理を行うことが大切と考えていらっしゃるとか。

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そうですね。生活習慣病の予防・管理をしっかり行うことで、糖尿病、骨粗しょう症、認知症などの予防につなげ、総合的な診療を心がけています。特に40歳代、50歳代の頃から早期に病気のリスクを知り、健康管理を行うことは大切です。そのためには定期健康診断を受けて、健康状態や病気のリスクを把握しておくことが重要です。かかりつけ医として専門的にアドバイスし、健康に不安なく社会生活を送れるように支えていきたいと思います。

ご自身の健康維持のために行っていらっしゃることはありますか。

大学ではボート部に所属して汗を流していたように体力自慢です。ボートという競技は「チームワーク」を超えた「ユニフォーミティ」、つまり統一感や画一性が求められるもの。かけがえのない経験、今でも大切にしている仲間との絆ができたと思っています。今は、無理をせずに月に数回程度ですが、自宅近くの多摩川沿いを10kmほど走っています。

今後の展望について教えてください。

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要介護となった方の在宅療養支援はもちろん、病気や介護を予防して健やかな老後をめざす方々の地域の「かかりつけ医」としての役割を果たしていきたいと思います。地域の皆さんがご自身の体の状態について知り、必要なケアへとつなぐ医療の入口として、また病院での治療を終えて地域に戻られる皆さんのサポーターとして、地域包括ケアシステムの一端を担っていきたいです。また、診療を通して得られた臨床データを、老年医療の発展のために活用していきたいとも考えています。

読者に向けて一言メッセージをお願いします。

海があり、山があり、外国船が行き交う港の雰囲気を楽しめる横浜は、幼少期から長く過ごした神戸の街にどことなく似たすてきな街。この街で地域の皆さんの健康長寿をお手伝いできることをうれしく思っています。将来リスクとなり得る疾患を早期に発見し、適切な治療を受けることは、健やかな老後を迎えるために欠かせないこと。日常の中で行えるちょっとしたことで、ご自身の体を守るという意識を高めることもできます。当院では、エックス線検査や骨密度測定、心エコー検査など各種の検査で隠れている病気の芽を見つけることにも注力していきます。在宅医療や介護を必要とされている方やご家族はもちろん、より良い老後のためにできることをお探しの方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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