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大原 知宏 院長、山口 光男 さんの独自取材記事

おおはら歯科クリニック

(練馬区/大泉学園駅)

最終更新日:2020/04/01

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23区内ではややほのぼのした雰囲気のある練馬区、関越自動車道練馬インター近くの土支田通りに面した場所にある「おおはら歯科クリニック」。住宅街にありながらも、大原知宏院長は先進的な治療に精力的に取り入れ、海外で学んだ、かぶせ物を入れたときに歯茎が下がらないテクニックや、治療時・治療後に痛みを抑える方法、口腔内の菌のバランスを考えたケアなど、さまざまなことに取り組んでいる。それらはすべて、「患者の歯を長持ちさせ、健康寿命に貢献する」という思いにつながっている。それを実現させるためには治療法を熟知した歯科技工士が必要と考え、同院では昨年より山口光男氏が専属で勤務している。二人三脚で診療を行う2人から話を聞いた。
(取材日2018年6月28日)

いかに歯の健康を長持ちさせるかに注目した理念

この地で開院したきっかけや、治療で力を入れておられることについてお聞かせください。

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【大原院長】この近くで暮らしているからというのが理由の一つですが、大きな生活道路に面した好立地の物件があったので、こちらで開業しました。患者さんはお子さんからご高齢の方まで、満遍なく通ってくださっているので、どんな症状にもオールマイティーに幅広く対応できるように体制を整えています。歯の治療を行う際は、できるだけ少ない治療回数で、なおかつその歯をどれだけ長持ちさせられるかということを考えなければなりません。歯は削るたびに寿命が短くなります。ですから、なるべく手をつけずに守ることが大切です。そのためには治療の方法や補綴物の材質などを見極め、適切な診療を選択する必要があると考えています。

歯を長持ちさせるために、取り入れていることがあると伺いました。

【大原院長】詰め物やかぶせ物の適合が良いのはもちろんのことですが、せっかくきれいなかぶせ物を入れても、時間がたつと歯茎が下がったり、歯の根元が黒ずんで見えることがありますよね。こうなるとかぶせ物としては適合不良となり、よい状態ではありません。ましてそれが自費診療でお金をかけた治療であれば、患者さんの落胆もひとしおですよね。それを防ぐ治療の方法があると知り、昨年イタリアに講義を受けに行きました。私が学んだ”BOPT(Biologically Oriented Preparation Technique)”という方法は、歯牙、歯茎、それを支える骨で成り立つ天然歯の構造を踏まえた上で、表面に出ている歯がかぶせ物であっても、まるで本物の歯が生えているかのように天然歯に一番近い形で修復するというものです。

確かに治療後、歯茎の形態が変わってきれいに仕上がらず、残念に思うことがありました。

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【大原院長】この治療法であれば、天然歯のエナメル質の形態にかぶせ物を似せることで歯茎が歯に密着するので、かぶせ物の隙間から虫歯になるリスクも低く、健康な歯や歯茎の状態を長く維持することにつながります。そのためには日々のケアやメンテナンスはもちろんのこと、かぶせ物も良質なものを使用することをお勧めします。また、この治療では独特の歯の削り方をしますので、それを理解し、知識も技工士と共有することが技工物製作においては重要になります。技工所などに外注に出しても、このやり方を説明するのは大変。ですので、院内に歯科技工室をつくり、常勤で歯科技工士の山口光男さんに来てもらっています。

良質な技工物を院内で作製し、提供できる環境に

山口さんにもお伺いしたいと思います。山口さんの経歴を簡単に教えてください。

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【大原院長】彼はセラミック専門で20年以上というキャリアを持った、ベテランの歯科技工士です。BOPTの削り方も理解しているので、話が早いんですよ。技工が精緻でほとんどエラーがないですし、とても責任感の強い人です。常に話し合いながら連携をとって仕事ができますので、良き相棒を見つけた、と思っています。
【山口さん】院長の型採りがうまいから、ピタッと収まるんですよ(笑)。患者さんは技工士に直接会うと安心するんでしょうか。「あなたが作るの?」と聞かれ、そうだと答えると、なんだか納得してもらえるんです。直接会って話をすることで、伝わっているということがはっきりわかるからかもしれませんね。

院内に技工室があるメリットは何だと思われますか。

【山口さん】患者さんの顔を見て話ができることが大きいですね。技工所で製作だけをしているとわからないことが多いということを実感しています。特に前歯の場合、顔の色や唇の形、唇からの歯の出方などは実際の患者さんを診なければわかりません。ちゃんと調和のとれた、希望に沿ったものを提供できたときの患者さんの喜ぶ顔が見られるのは格別ですね。
【大原院長】院内に技工所があるメリットは、やってほしいことをすぐに伝えられることです。僕の意図する歯の削り方を理解してくれていますし。技工士は模型しか見ないのが通常で、外注に出した場合に説明が難しいんです。紙面で説明しても間違った製作物ができあがる可能性も高い。ですから、二人三脚で相談しながら仕事ができて、たいへん助かっています。

技工物を製作する際に心がけていることはありますか?

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【山口さん】前歯の補綴治療のときには、咬合器を使ってしっかり計測しています。目と顔の正中の位置を機械で測り、目の高さや唇との兼ね合い、笑顔になったときの前歯のラインが目と平行になるように、合わせるんです。歯の大きさ、形も顔全体を見たときのバランスで決めていきます。
【大原院長】顔が左右対称の人はいないので、写真を撮ったり、器具を使ったりして、その人の顔に調和した技工物を製作します。模型上で完全な左右対称にするのではなく、人それぞれに、骨格を見ながら調整することができる。これも、院内に技工室があることのメリットですね。

健康寿命と密接に関係する歯科治療

口腔内の健康を保つために、どんなことに注目されていますか。

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【大原院長】健康寿命という言葉を耳にする機会が多くなっていますよね。口のケアは健康寿命を維持するための重要なポイントだと思います。口腔内の状態と体の健康は密接につながっています。持病のある方などは、口腔内の衛生状態が良くなかったり、歯周病が進行していたりすることが多いです。歯周病が進行しているということはすなわち、免疫力が低下しているということ。口の中の菌は常在菌ではありますが数が多いんです。特に糖尿病や心臓病といった持病がある場合は、体の抵抗力が落ちてしまい、その常在菌に日和見感染を起こしてしまう可能性があるんですね。その場合はまず、菌の数を減らし、免疫力の抵抗力と菌の抵抗力のバランスを整えることが必要だと考えています。

バランスを整えるためにできることはありますか。

【大原院長】口の中の病気の多くは、虫歯菌や歯周病の原因菌といった細菌に由来しています。ですので、歯周病や虫歯のリスクが高い人には、除菌水で毎日ブラッシングをするように指導を行っています。当院が使用するのは、次亜塩素水という、生理食塩水を電気分解したもので、アルコールなどが添加されていない誰にでも使えるものです。これを使ってブラッシングすることで、口の中の菌を減らしていただく。そうすることで体の免疫力が弱まらず、バランスが成り立つという考え方です。免疫が活性化すると一度は炎症が起きて歯肉が腫れることもありますが、菌の数が減れば自然な本来の歯茎の状態に戻るでしょう。

最後にメッセージをお願いします。

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【大原院長】患者さんが歯科に求めていることは、痛みや不具合なく、いち早く正常に噛めるようになること、早期に機能回復することだと思うんです。健康的で、機能も整っている、本当の意味での審美を追究しています。治療中は手際よく正確に、術後の痛みが出ない方法ということを意識して診療を行っています。痛みについては大学院では神経生理学講座で疼痛の研究をしていましたので、専門知識もあります。また、インプラントについても希望者は増えています。インプラントは他の天然歯を傷つけず、サポートするという目的で役割を果たします。施術にはBOPTを応用したやり方を適用し、できるだけ美しく長持ちするものを提供できるように努めております。まずはご相談なさってください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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