齊藤 泰子 院長の独自取材記事
銀座中央歯科医院
(中央区/銀座駅)
最終更新日:2025/12/09
銀座の中央通りに近い商業ビルの4階に、グレーと白にピンクが映える「銀座中央歯科医院」がある。2000年の開業以来、患者の声に耳を傾け続けてきた齊藤泰子院長は、2025年5月の移転時には「せっかくなので新しいことにチャレンジしよう」と決意。審美面に配慮した歯科治療も充実させている。レーザーを専門的に学び、侵襲の少ない治療を追求すると同時に、患者一人ひとりの個性に合わせた対応を心がける。ピンクを取り入れたやわらかな雰囲気づくりも、齊藤院長のこだわりだ。移転のきっかけやレーザー治療の可能性、そして新たに力を入れる審美歯科まで、25年の診療経験と今後への思いを聞いた。
(取材日2025年10月29日)
移転を機に、新たなチャレンジへ
今回の移転の経緯について教えてください。

これまで診療してきたビルの立ち退きで、急きょ移転することになりました。期間が1ヵ月しかなくて、「よく移転できた」とみんなに言われています。実は閉院するという選択肢もあったのですが、「まだもうちょっとお仕事できるかな」と思って移転を決めました。この場所を選んだのは、もともと歯科医院が入っていたことが大きかったですね。おかげで電気系統は工事を要せず、スピーディーに開業できました。内装業者さんも本当に頑張ってくださって、とても感謝しています。
内装のこだわりについて聞かせてください。
せっかく新しい場所に移転したので、前とはイメージを変えてみようと思いました。今回はグレー系を基調にして、アクセントとしてカーテンにピンクを使っています。前はピンクが基調だったのですが、今はやりのちょっと都会的な感じも取り入れてみました。一番こだわったのは窓の看板です。当院の歯科衛生士さんと一緒に「目立ちすぎず、ちょっと上品に」と色味やデザインの検討を重ね、納得のいくデザインになったと思います。以前ユニットは1台でしたが、2台に増やして、片方で治療が長引いても反対側で診療できるようにしました。患者さんをお待たせすることが減って、これは本当に良かったと思います。
イメージ心理学というものを診療に活用されているそうですね。

はい。イメージ心理学を勉強し、患者さんのキャラクターに合わせた対応を心がけています。例えば、非常に怖がりの方には、恐怖心を取り、リラックスできるようなかたちでお話をしないと治療も続きませんし、うまくいきません。一方で、治療日数や金額を重視される方には、明確な話し方をするようにしています。イメージ心理学では、人間の個性を60分類に分けるのですが、男性と女性、大人と子どもでも分類が違います。キャラクターは動物で表現されるので、診察券に患者さんのキャラクター動物のイラストを添えているんです。イメージ心理学は覚えきれないくらい複雑ですが、おおむねわかるようになってきました。患者さんに合わせた対応ができるのは、診療の質を高める上でとても大切だと考えています。
レーザー治療と審美歯科で広がる歯科医療
レーザー治療にはどのような特徴がありますか?

レーザーは光を集約して使う治療法で、温度が1000度近くになるためクーリングしながら使います。当院で使用例が多いのは歯周病の治療です。そのほか、舌小帯や上唇小帯の切除なども行います。普通、はさみやメスを使うのですが、そうするとどうしても出血量が多くなってしまいます。レーザーで切除することによって、短時間で済み、出血も抑えることができるので、患者さんのメリットは大きいです。あまり知られていませんが、レーザー治療は口内炎の治療にも有用なんですよ。治療は1回で済むことが多く、2回以上ご来院いただくケースはほとんどありません。口内炎ができると内科を受診する方もいらっしゃいますが、お口の中のことは口の専門家である歯科医院にお任せください。
そのほかにもレーザーの活用法はありますか?
虫歯が深くなって、神経まで到達するかしないかという微妙な場所の病巣を取り除くためのツールとしてレーザーを使っています。そうすることによって歯の神経の温存を図れますし、一度治療したところが再び虫歯になってしまう二次カリエスを防ぐため、治療箇所にレーザーを照射して再治療リスクの低減に努めています。また、レーザー治療はメスによる切開を伴わずに処置ができることから、痛みの軽減にも有用です。レーザー治療は患者さんの負担を少なくできるというのが、一番のメリットですね。
移転を機に審美歯科にも力を入れているそうですね。

もともと、銀座で開業する時には、審美歯科に力を入れようと思っていたんです。いざ開業してみるとご高齢の患者さんが多く、審美歯科よりも歯周病治療などのニーズが高くありました。今回、銀座の中でも華やかな地区に移転したので、少し審美歯科にも力を入れてみようと思い、ホワイトニングやセラミック素材を使った治療メニューを増やしました。移転後に導入したホワイトニングの機械は、口元だけで照射できるので、患者さんのまぶしさも低減できます。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングから選択でき、両方の組み合わせも可能なので、患者さんのライフスタイルに合わせてお選びいただけます。
患者とともに歩むチーム医療
スタッフさんとの連携についてお聞かせください。

歯科衛生士さんは10年以上一緒に働いてくれていて、とても信頼できるスタッフです。移転するときについて来てもらえるか不安もあったのですが、一緒に移転作業も行ってもらえて安心しました。歯科医院はどこも歯科衛生士不足なので、信頼できる歯科衛生士さんがいてくれることはとてもありがたいことです。患者さんの特性についても2人で密に共有するようにしていて、もうあえて言わなくてもお互い意思疎通ができるようになりました。患者さんは私に言えないことも、歯科衛生士さんには話してくださることがあり、お互いに情報を交換しています。時には私から「ここどう思う?」と歯科衛生士さんに相談することもあり、当院にはなくてはならない存在です。歯科医師と歯科衛生士と患者さんは、治療においては一つのチームだと思っています。ゴールに向かってワンチームで取り組むことが大切です。
長く通われている患者さんとのコミュニケーションで心がけていることは?
20年近く来ていただいていると、だいたいその方の生活状況がわかるので、お口を拝見しながら何か変化がないか察するようにしています。ご家族や生活のことなどは治療に役立つことも多く、話の中で参考にしなければいけないこともあるんです。口の中だけではなくて、その方がどういう生活をしているか、どういうお仕事か、現在ご家族の状況はどうかというところは、差し障りがない程度にコミュニケーションの中でお話ししています。当院はほとんど患者さん1人のプライベート空間になるので、周りを気にせずにゆっくりお話しいただけると思います。一方初診の方には、何に一番困っていらっしゃるか、どういうご希望があるかということを、できるだけ詳しく伺うことが優先事項です。保険診療内では制約があって難しいことも多いのですが、可能な限り初診のカウンセリングは丁寧に行うことを心がけています。
今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

患者さんにいい治療ができるように、自分が元気でいるのが一番かなと思います。自分の体調が悪かったり、心が病んでいたりすると、いい治療はできませんからね。これからも患者さんの声に耳を傾けて、来て良かったと思っていただけるように心がけていきたいです。ともかく悩みがあったら一度来ていただいて、例えば私の専門外でしたら、大学病院や個人の先生でも専門的な治療が行えるクリニックなど、紹介ルートがたくさんあるのでご紹介もできます。お口の中のことでしたら、まずはご相談ください。患者さんに「来て良かった」と思っていただけるときが、歯科医師として一番うれしく思う瞬間です。これからも患者さんに喜んでいただけるクリニックでありたいと思いますので、お困りのことがございましたら、いつでもお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックの詰め物・かぶせ物/13万2000円~、オフィスホワイトニング/3万円~、ホームホワイトニング/3万円~

