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苅部 淳 院長の独自取材記事

麹町皮ふ科・形成外科クリニック

(千代田区/麹町駅)

最終更新日:2019/10/15

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麹町駅、永田町駅、半蔵門駅それぞれから徒歩5分以内の場所で診療する「麹町皮ふ科・形成外科クリニック」。2019年7月「麹町皮ふ科クリニック」からリニューアルオープンした同院は、緑あふれる内装でさながら都会のオアシス。苅部淳院長は大学病院などで形成外科を専門に研鑽を積んできた。研究機関という性格もある大学病院では、患者に自分の思いを伝えることも理想の治療をすることも難しかったそう。ここでは患者の悩みやコンプレックスにより真摯に向き合い、一人ひとりの充実した人生に思いを寄せた医療を提供したいという。形成外科の現場で培った技術と正しい医療情報を患者に提供し、診療を通じて自分の体のことに目を向けてほしいという想いを持った苅部院長に話を聞いた。(取材日2019年6月28日/更新日2019年10月7日)

見た目から内側まで美しく健康でいるために

緑が多く、自然を感じられる院内ですね。

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前院長から当院を引き継ぎ、7月1日にリニューアルオープンし、切れ目なく診療しています。休診すると患者さんにご不便をおかけしてしまいますから、改装しながら診療していました。ここはオフィス街にあるクリニックですし、医療機関はどうしても待ち時間があるので、せめてオアシス的な存在になりたいと思って院内に緑を多く採用しています。リゾートのような自然の中にいる雰囲気をつくりたくて、家具類も木目調に、壁面緑化も取り入れています。とはいえ、当院は皮膚科の診療をしているので、本物の植物は入れられないんですよ。土と一緒に虫も入ってきてしまいますから。それでも、よほど近くで見ないとわからないほど本物そっくりと、患者さんには好評のようです。

得意な治療について教えてください。

医師になり、東京大学医学部附属病院の形成外科に入局してから、数多くの関連する病院で働いてきました。病院は病気やけがをしてから行くことが多いものですが、形成外科はちょっと特殊で、中身は健康な体も扱う診療科なんです。事故などで緊急の処置が必要な場合は別として、例えば生まれつき指の数が多い、体の一部に欠損や異常がある、あるいは病気やけがでそうした状態になってしまった、という方に手術を行ったりします。他に、乳がんで乳房を切除した方の乳房再建手術や、性同一性障害の方の性適合手術も行ってきました。当院でも、性同一性障害でお悩みの方の相談を伺っています。また、マイクロサージャリーといって、顕微鏡を使って細かい血管や神経に対して行う手術で、リンパ管をつなぎ合わせるリンパ管吻合という手術も行ってきました。

皮膚科については、どんな治療を行っていますか。

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アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎やニキビ、ヘルペス、じんましん、脱毛症、エイジングケア、海外渡航のためのワクチン接種など、幅広く行っています。専門の医師によるアレルギー検査や腸内細菌検査も用いて、患者さんに自分の体や健康への意識を高めてほしいと考えて診療を行っています。ですから、例えばニキビの悩みで来院されたとして、お薬を差し上げたらそれだけで終わりではありません。どうしてニキビができるのか、ちゃんと睡眠はとれているのか、どんな食事を取っているのかなど問診する中で、ご自分の体を酷使していないか気づいてほしいのです。しみ1つにしても、どこに原因があるのか、生活環境まで伺いながら、丁寧に診療を行っていきます。しみやしわが血管の老化を表す指標ともいわれるように、皮膚は内面を表す臓器ともいわれていますからね。

正しい医療・健康情報を提供することは、医師の役割

患者さんに伝える工夫や心がけを教えてください。

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薬に頼るばかりでなく、生活を見直しましょうと提案しても、患者さんから忙しくて無理と言われてしまったらそれまでです。そうであっても、薬で症状を抑えるだけでなく、どこに原因があるのかをお話しして、患者さんが自分自身に意識を向けるきっかけにしたいのです。皮膚科、形成外科は、0歳から高齢者まで必要とされる診療科で、見た目に直結するので、患者さんが生きていく上での自信やQOL(生活の質)と大きく関わっています。形成外科は特に、機能を改善するだけでなく、患者さんのコンプレックスにつながる部分を改善してあげることに意味があります。見た目が気にならなくなれば、家に閉じこもることが減るかもしれません。自己満足にとどまらず精神的にも元気になって、不調を予防でき、特に高齢な方は健康寿命を延ばせる可能性もあるんですよ。そのように個人を変えていくことが、社会的にも大きなエネルギーになっていくと思います。

予防医療にも力を入れているそうですね。

私は、自身で設立した予防医療の団体で活動しています。これからの医療制度を考えるにあたり、社会問題になっている医療費をどう削減していくか、必要以上の投薬があるのではないか、若い医師が今後やるべきことはなにか、などを考えている団体です。食事と栄養や生活習慣の改善で予防できる病気もあるのに、なぜ現代の医師が積極的にそれに対応しないのか疑問があります。医師がやらないから、裏づけのない健康情報が広がっているのではないかという懸念もあります。現在は、さまざまな診療科を専門とする医師たちがおよそ30人集まって情報交換しています。その中で社会的なメッセージを出していくという使命感を持って活動しています。

興味深い取り組みです。

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医学は病気を治すための学問とされてきましたが、これからの時代は、病気にならないためのクリニックという存在も必要になると思います。例えば、脂肪分と炭水化物が中心の高カロリーな食事を毎日続けていたら、生活習慣病になってしまうリスクが高まります。そしていざ問題が出てきたとき、民間業者が生活習慣病に良いとうたう製品の広告をしていると、それを試したくなりますよね。そういったことがあるので、医学的に根拠があるのか、体に害がないものなのか、医師が情報を選別して提供していくことが、社会にとっても必要ではないかと考えています。日本人は健康に対する意識は高いのですが、与えられた情報をうのみにしてしまう面があると感じます。健康被害を防ぐためにも、医師はそれぞれの診療科、行政や関連する業界、ときにはメディアを通じて、正しい情報を伝えていかないといけません。

医療を通じて悩みを解消し、良い人生を送ってほしい

医師になろうと考えたのは、どういった理由からなのでしょう。

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両親が医師だったので、自然にこの仕事が目の前にありましたし、会社勤めの仕事がイメージできなかったんですね。それと、自然科学が好きで、子どもの頃から探求心がありました。人や生き物はなんで生きているのかな、どうして死んじゃうんだろうという疑問から、生きるって何だろうという哲学的なところまで、医師の仕事なら関わっていけるのかなと考えました。実際に進路を考える年頃になると、患者さんから感謝されて一緒に喜んでいる親の姿を見て、かっこいい仕事だなと思うようになったんです。親からは医学部進学のことは一言も言われたことがなかったのですが、順天堂大学医学部に進学し、医師になってからは大学病院を中心に働いてきました。

休日の過ごし方を教えてください。

自然が好きで、時間ができると登山やキャンプにふらっと出かけます。驚かれるかもしれませんが、最近ソロキャンプってはやっているそうで、キャンプ場でも中高年のソロ男性を見かけることが多いです。自然の中にいると、何から何まで自分でやらないといけないので、周囲の手助けや文明のありがたみがよくわかります。名誉やお金を切り離して、生きることについて考える大切な時間です。家での休日は、子どもの頃からやっているチェロですね。順天堂大学は部活が盛んで、私の学生時代も夏はオーケストラの練習、冬は体育会スキー部の合宿と、いつも何かに熱中していました。

今後の展望と読者へメッセージをお願いします。

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当院は、治療するだけでなく、予防医療や体の悩みを解決することで自信をもってもらえるような医療を提供していきたいという方針のクリニックです。医療を通じて患者さんがより充実した人生を送れること、その結果、社会的な生産性や経済的効率性が上げられればという志で、日本の将来まで考えて治療に取り組んでいます。性別や年齢にとらわれず、医療を通じて患者さんが幸せになるためのクリニックでありたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

眼瞼下垂手術/38万円~、ピーリング/1万円~、レーザーによるケア(ほくろ、しみ)/5000円~、脱毛症治療/4800円~、ヒアルロン酸注射/6万円~、ボツリヌストキシン製剤の注射/2万円~、海外渡航ワクチン/8000円前後

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