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宮木 誠 院長の独自取材記事

みやき歯科クリニック

(稲城市/矢野口駅)

最終更新日:2019/10/02

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東京都稲城市にある「みやき歯科クリニック」は、院長の宮木誠先生自ら「居酒屋のような姿が理想」と話す歯科医院。費用負担の少ない保険診療を中心に据え、自由診療となるインプラント治療は手がけていない。また、患者に休みがないのに、クリニックが休むのはおかしいとして、無休体制を続けている。何が患者のために良いのかという視点に立ち、独自の治療方法を考えるのが楽しいと言う宮木先生に、「常に在る」ことの大切さについてたっぷり話を聞いた。
(取材日2014年2月28日/更新日2019年7月18日)

趣味はフルートの練習、凝りだしたら止まらない性格

先生のご出身は、どちらなのですか?

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愛媛県の今治市で生まれました。昔から「タオルの町」として有名で、半数以上の家庭が、関連した仕事に就いていたのではないでしょうか。小学生の頃、友達の家へ遊びに行くと、タオル工場だったということもありましたね。建物の大きさに「でかいなぁ、すごいなぁ」と驚いたものです。一方で、自然保護という考え方がまだ浸透していなかった時代ですから、タオルの染料が直接川へ流れ、七色に染めていたことを思い出します。ほかに今治というと、「吹上城」が有名です。城跡は公園になっていて、鬼ごっこやかくれんぼをするには、絶好の遊び場でした。もっとも、私は兄の友人たちにくっついて回っていたので、損な役回りをさせられることもありましたけど。この間テレビで、今治名物「焼豚玉子飯」というのを特集していましたが、最近の流行なのではないでしょうか。私は食べたことがありませんね。

先生のご実家は、タオル工場ではなかったのですか?

実家は歯科医院ですので、父親の職業を身近に感じていました。私には2人の兄がいて、長男が後を継ぐつもりでいましたから、医療全般に興味はあったものの、歯科医師をめざそうとは考えていなかったのです。当時ペットを飼っていたこともあり、獣医師になるのもいいなと、なかなか進路を決められませんでした。そうこうしているうちに、いよいよ大学受験の時期が迫り、試験に合格して父親の母校に進むことになりました。結局、次男も含めて、3兄弟全員が歯科医師になりました。

趣味などがありましたら、教えてください。

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1年半ぐらい前から、フルートの魅力に取りつかれています。きっかけは、夫婦で行った旅行だったのですが、ホテルでフルートのBGMが流れていて、そのやわらかな音色に、心が癒やされました。さっそく近くの音楽教室を探してみると、無料体験をしていたので、試しに申し込んでみると、先生の指導も良かったのか、その日のうちに音が出せるようになったんですね。ところが、「音を出す」のと「音楽を奏でる」には大きな違いがありまして、デリケートな音色を出すのが難しいのです。ご近所に迷惑をかけたくなかったので、一人でカラオケボックスに通って、ひたすら練習しました。そうしたら妻から、「夫婦の時間がない」と注意されるようになり、いったんやめていました(笑)。落ち着いてきたので、再開しています。

本当の「かかりつけ医」をめざし無休医療への取り組み

歯科医師になってから、印象的な思い出はありますか?

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大学卒業直後は、そんなに職業意識が高くなかったのです。あれは、「見崎歯科医院」に勤めていた頃でしょうか。義歯が合っていない患者さんが、痛みを訴えて来院されたことがありました。私としては、いつもと変わりなく治療をしていたのですが、やがてその患者さんが日を追うごとにおしゃれになっていくのがわかるのです。表情も明るくなって、生き生きと輝いて見えました。自分の治療で、人がこんなにも変わるのかと大きなショックを受けたものです。歯が健康になれば、気分も高まり、食事もおいしく取れることで免疫力もつきやすい。自分は、そういう位置に立っているのかと、逆に教えられましたね。以来、歯科医師という職業に誇りを持って仕事に取り組んでいます。

この地域の患者さんは、どのような方が多いのでしょう?

面白いのは、地域特有の姓というのか、同じ名字の方が数多くいらっしゃることです。「原島さん」や「西山さん」や「城所さん」がよく来院されます。おそらく祖先は同じなのでしょう。人のつながりが密な土地柄なので、患者さん同士で気楽にあいさつをしたり、おしゃべりが弾んだりしているようです。また、開院した当初は、歯の健康に対する意識が低かったように思いますが、今は徐々に高まっていますね。テレビやインターネットの発達で、予防に関する考え方が広まってきたのでしょう。当院でも、待合室に歯科治療に関連した番組を放映するテレビを設置し、啓発に努めています。これは、歯周病や歯根治療といった約10のテーマで編集された番組を流せるものです。ほか、治療中にも予防の必要性を訴え、定期検診を勧めるようにしています。このような取り組みをしながら、地域に密着した医療を心がけています。

無休診療にも取り組んでいると伺いました。

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患者さんは、いつ歯が痛むかわからないでしょう? それなのに、医療機関が休むのは間違っていると思います。もちろん、元旦などは別にして、誰でも何があっても診察を受けられるのが、本当の「かかりつけ医」なのではないでしようか。そのため当院では、私と大久保江美先生の2人の歯科医師で、原則無休体制を敷いています。山本先生は人当たりもいいし、患者さんの気持ちを優先する先生なので、とても信頼しています。実は、スタッフを増やそうと思ったとき、神社へ願かけしたんですよ。霊験あらたかと言わざるを得ないですね、びっくりしました。それ以来、休憩室に神棚を設けるようにしました。私は口下手ですし、一人でやれることには限界がありますから、優秀なスタッフに恵まれて本当に感謝しています。

名医ならぬ、「迷医」をめざす

クリニックではインプラント治療は行っていないそうですね。

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手術設備が整っていないので、感染症を懸念し、取り扱っていません。インプラントは保険適用外ですから、どうしても高額になりますしね。まずは、保険の適用内で行える治療を優先するようにしています。それに、インプラントを過信するような風潮にも、常々疑問を抱いています。例えば歯周炎や歯槽膿漏などが完治しない状態、歯の根元に不安がある段階でインプラントを植えても、あまり意味はないでしょう。それよりも、自分の歯を長持ちさせるための方法をご提案しています。

クリニックのモットーのようなものがありましたら教えてください。

飲食店に例えるなら、「居酒屋のような歯科医院でありたい」と思っています。おなかがすいたらふらっと立ち寄れる気軽さがあって、奇をてらわない基本的なお総菜、そしていつでも営業している便利さ。それでいて、チェーン店とは違ったオリジナルな商品があり、人と人の付き合いを中心としている。まさに居酒屋は、理想の姿です。ある程度定番メニューが固まったら、その次にワンランク上の自由診療などを取り入れてみてもいいでしょう。例えば「ノンクラスプデンチャー」という義歯は、最近加えたメニューです。金属製のバネを隣接した歯にかけず、残っている歯全体で義歯を支える仕組みなので、隣の歯にはできるだけ負担とかけずに済みますし、見た目も気づかれにくいです。

最後に、今後の抱負などをお聞かせください。

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もともと凝り性なので、難しい症例を前にすると何とかしてあげたくなるんです。そうした場面で必要とされるのは、教科書に載っているような技術ではなく、自分なりの方法や発想の転換。例えば、歯の間が離れている場合、その隙間に合わせた補綴物を接着する方法が一般的です。しかし発想を変えて、両端を白い詰め物で盛り上げるような施術をしたほうが、歯をあまり削らないので、見た目も自然なのではないでしょうか。こうした患者さんのためになる工夫に、歯科医師として考え得るすべての方法を照らし合わせながら、力を入れていきたいと思っています。また、開院当時からの夢なのですが、治療過程がわかる模型をいつか患者さんにプレゼントしたいと考えています。写真や3D画像と違って実際に手に取れるので、理解促進につながりますよね。大切なのは、現状に満足せず、さらなる向上のために常に悩み続けること。そうした意味の「迷医」をめざしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ノンクラスプデンチャー/12万円、金属床タイプ18万円
※税別です。

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