浅岡優美先生の独自取材記事

今井クリニック

(東村山市／新秋津駅)

最終更新日：2025/05/01

長年地域で愛されてきた「今井クリニック」は、開業約30年がたち、地域では何でも相談しやすいクリニックとして親しまれている。2024年11月から、浅岡優美先生が新たに加わり、皮膚科、美容皮膚科の診療も開始している。今井均院長が担当する内科、消化器内科、外科、整形外科と併せてさらに幅広い医療を提供し、患者の多様なニーズに対応できるようになった。ますます進化を遂げる同クリニックについて、浅岡先生に話を聞いた。

（取材日2025年2月25日）

「いつもの今井さん」に皮膚科・美容皮膚科をプラス
治療で人生をより豊かにしたい
患者の悩みに共感し、気持ちや希望に寄り添う

「いつもの今井さん」に皮膚科・美容皮膚科をプラス

昨年から皮膚科・美容皮膚科の診療も行うようになったそうですね。

ここは私の両親がつくりあげたクリニックです。小児科医の母はすでに引退しましたが、父が内科、消化器内科、外科、整形外科を続けています。そこに私が皮膚科・美容皮膚科を診療できる医師として加わり、今は週に1回、私の夫も外来を担当しています。当クリニックの近隣エリアには、特に美容皮膚科に対応している所が少なかったので、私が開設することで地域のお役に立つことができるのではないかと思っていましたが、やはりこれまで患者さんは都内まで通うか治療をあきめるかという感じだったそうで、喜んでいただけているようでうれしく思っています。やはりどんな医療も身近なところで受けられるのが一番良いですよね。美容皮膚科でいうと、都内のクリニックへ行くとなると治療後にすっぴんのまま電車に乗って、ダウンタイムの肌に気を遣いながら長い時間かけて帰ってこなくてはなりません。通院も遠いとそれだけで負担になりますから大変ですよね。

日々の診療の際に意識されていることはありますか？

患者さんに、わかりやすく丁寧に説明するようにしています。患者さんにはご自分の症状がどのようなものか、原因はどこにあるのか、どう対処すればいいのかを理解していただきたいのです。自分の疾患を理解していると、治療にも積極的に取り組めますし、日々のケアも適切に行えると思うんです。皮膚科疾患は慢性的なものが多いため、治療が長引くことも多く、患者さんは毎日薬を飲んだり塗り薬をつけたり、根気よく治療をすることを求められがちです。正しい方法で治療を続けていただくためにも、ご自分の疾患をよく理解しておいてほしいですね。

なぜ、皮膚科に加えて美容皮膚科も学ばれたのですか？

皮膚科の医師としてのキャリアに加えて美容皮膚科について学んだのは、私自身の診療の幅を広げたかったのと、皮膚科の保険診療に加えてもう一歩踏み込んだ治療を行うことで、患者さんのご要望に応えたかったからです。患者さんに、より多くの選択肢をお示ししたかったんです。今では0歳から100歳を超える方までさまざまな年齢層の患者さんが来院してくださっています。この度の皮膚科・美容皮膚科の診療を行うにあたって、さまざまな機器もそろえました。乳児湿疹から皮膚炎、手荒れ、イボ、しみなど皮膚のあらゆるお悩みやご希望に対して、適した医療をお届けできる体制を整えましたので、これまで諦めていたお悩みでも何でもお気軽にご相談ください。美容皮膚科の相談も受けつけておりますので、ちょっと聞いてみる、という気持ちでご来院くださいね。

治療で人生をより豊かにしたい

今井クリニックは相談しやすいと定評があるようですね。

両親が真摯にこの地で診療を続けていたからでしょう。「今井クリニック」は地域でおなじみのクリニックということで信頼していただけているみたいで、とても誇らしく思っています。相談しやすいとも感じてくださっているようで、私が入ってまだ日は浅いのですが、すでに多くの方々に身近な存在として認識していただけていてありがたいです。私もその信頼に精一杯応えられるよう、真摯に誠実にまい進していくつもりです。皮膚科には本当にあらゆるお悩みのご相談がありますが、美容皮膚科のお悩みで多いのはしみです。先程も申しあげたように近隣には美容皮膚科がかなり少ないので、気になりつつもこれまで治療のチャンスがなかったという方もいらっしゃいます。多くの方は治療後に、「もっと早くやれば良かった」と言っていただけるよう頑張っていきたいですね。「いつもの今井さん」で気軽にご相談ください。

院内でお父さまと一緒に診療されてみて、いかがですか？

やはり父は知識も経験も豊富なので尊敬しています。皮膚疾患によっては、内科疾患の治療と連携を取って進めなければならないものもありますし、その逆もあります。皮膚科の診断を正確につけるために、内科診療の結果が必要なときもあります。そんなときに、すぐ診てもらえて相談に乗ってくれるので、本当に助かりますね。患者さんにとっても、一つのところで済むので利便性が高いのではないでしょうか。密に連携を取り合えるので、正確でより患者さんに適した治療が行えると考えています。

皮膚の悩みは相談のハードルが高いイメージがあるのですが。

よくこれくらいで相談していいのだろうか、と受診を迷われることがあると聞いています。自宅で様子を見たほうがいいのだろうかと。でも、治療を急ぐ疾患なのか、市販薬の塗り薬で様子を見て大丈夫なのか。実は、それこそが医師がすべき仕事だと思うんです。ですからぜひ、ちょっとでも気になったら遠慮なく相談していただければと思います。まれに急いで治療をしなくてはならないこともありますから。特に、美容皮膚科のご相談は、直接生死にかかわるわけではないので、足が向きにくいこともあるかと思いますが、私は美容皮膚科は「人生を豊かにしてくれるもの」だと思っています。例えば、しみ。たかがしみ一つですが、きれいになることで気分が明るくなることもあると思っています。

患者の悩みに共感し、気持ちや希望に寄り添う

さまざまな年齢層の患者さんが来ていますね。

当クリニックには、本当に小さな赤ちゃんから、ご高齢の方まであらゆる年齢層の患者さんが来てくださっています。中高生もたくさん来ていただいていますよ。中高生はニキビ治療の方が多いですね。保険治療でも有用な治療方法がありますし、ニキビ痕に関しては美容皮膚科も含めて幅広く対応できるようになっています。何とかしたい、という患者さんは多いのでそのお気持ちに寄り添って診療をしています。

浅岡先生は肌がおきれいですが、お悩みはあるんですか？

もちろんですよ。悩みだらけです。患者さんのご相談に「そうそう！」と共感できることが多いんです。患者さんが気になっていることの多くは、私自身も気にしていること。だからこそ気持ちに寄り添うことができると思っています。アドバイスするとすれば、日々のスキンケアをしっかりやっていただくこと。地道にコツコツと。それが大事なんです。特に、日焼け止めはしっかりお願いしますね。私はスキンケア用品などの商品の成分を詳しく見たり、比較検討したりするのが大好きなんです。いろいろ勉強していますので、良かったらご相談ください。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

どんな些細なことでもご相談いただきたいと思っています。皮膚科については乳児湿疹からアトピー性皮膚炎、ニキビなど何でもご相談ください。美容皮膚科に関しては、切羽詰まった医療ではありません。だからこそ、人生を豊かにしてくれるものだと思っています。そして患者さんごとに目標設定がまったく異なります。それを的確にくみ取るのも、私たちの使命。患者さんごとの予算も当然ありますしね。はっきりとその条件では難しいとお伝えすることもありますし、きちんと誠実に事実をお伝えることも大切にしています。当クリニックは0歳から100歳超えの方まで、幅広い年齢の患者さんに頼りにしていただけるクリニックです。いつでもお気軽にご相談くださいね。