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二木 昇平 院長の独自取材記事

二木皮膚科

(東久留米市/東久留米駅)

最終更新日:2024/08/23

二木昇平院長 二木皮膚科 main

西武池袋線東久留米駅から車で約10分。閑静な住宅街に位置する「二木皮膚科」は、2階建ての建物と黄色が印象的な看板が目印。東京慈恵医科大学大学院医学研究科・皮膚科学科を修了した二木昇平院長が1979年に開業し、以来40年以上、地域の患者に信頼されてきたクリニックだ。「赤ちゃんの時から診ている子がいつの間にか大人になって、自分の子どもや孫を診療に連れてくることも多い」という。骨董品の収集など趣味も多い二木院長。自身の人生を楽しみ、家族を大切にしながら日々パワフルに診療に向き合う姿は、こちらまで元気になりそうだ。快活でいながら優しい語り口が印象的な二木院長。診療への想いに加え、自身の生き方について、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2024年4月18日)

1979年に開業以来、長らく地域医療に貢献

待合室や診療室に骨董品や車の模型、絵画などが飾られていて、リラックスできます。

二木昇平院長 二木皮膚科1

ありがとうございます。僕は趣味が多いんです。中国をはじめ海外の骨董品を集めたり、好きな車の模型を作ってもらったり、絵を描いてもらったりなど、興味を抱いたものをとことん追求するタイプなんです。趣味で集めてきたものを院内の待合室や診療室に飾ることで、僕自身はもちろん、患者さんにとっても、クリニックをくつろげる空間にしたいんですよね。老若男女、さまざまな患者さんがいらっしゃいますから、ある患者さんは骨董品に興味を示しますし、ある患者さんは車の模型に興味があるようです。それで会話が弾むのも楽しいじゃないですか。模型の中には、僕が自分で作ったものもあります。車の模型がテーマの雑誌に取材されて、特集に登場したこともあるんですよ。

開業以来40年以上も続いている、歴史あるクリニックですね。

1977年に東京慈恵医科大学大学院医学研究科・皮膚科学科を修了後、1979年に当院を開業しました。皮膚科は年を重ねても、自身が研鑽を重ねながらずっと続けることができる診療科目だと思っています。当院は皮膚科と泌尿器科を掲げていますが、明治時代にフランス、イギリス、ドイツに皮膚科学を学びに渡った医師が現地で泌尿器科を学び、帰国後日本で講座を持った時、皮膚科と泌尿器科の両方を教えていたそうです。僕の師匠もその先生から学んでいたため、必然的に両方を学びました。当院では、皮膚科と美容皮膚科の患者さんがほとんどなのですが、必要に応じて泌尿器科にも対応しています。

地域の患者さんが多くいらっしゃるのでしょうか?

二木昇平院長 二木皮膚科2

そうですね。赤ちゃんからご高齢の方まで、地域の幅広い年齢層の方に来ていただいています。うれしいのは、開業当時に赤ちゃんだった子どもが成長し、自身のお子さんやお孫さんを連れてきてくれる時ですね。クリニックを長く続けてきて良かったなと思います。お孫さんを連れてかなり久しぶりに当院にいらっしゃった方に、「前にここで診療されていた先生は、今どうしていらっしゃるんですか?」と聞かれたこともあります。「いや、僕がずっとここで診療を続けているんですよ」と言ったら、びっくりされていて。笑い話のようなエピソードですが、そんな再会もうれしいものですね。医師冥利に尽きます。

副作用が少なく長く続けられるような治療を

診療方針について教えてください。

二木昇平院長 二木皮膚科3

副作用がなるべく少なく、長く続けることができる治療法を用いることです。診療においては適切な診断がなによりも大切ですが、長年皮膚科医を続けていると、患者さんが診療室に入ってきた瞬間、おおよその症状がわかるんです。皮膚科の疾患は患者さんのもともとの体質に起因する部分も大きいため、体質によっては完治をめざすよりも、患者さんが満足する状態まで症状を抑えることを目標として、そしてその状態をキープすることをめざすような治療を提案しています。また、僕は漢方の勉強もしていて、日本東洋医学会漢方専門医でもあるので、必要に応じて漢方薬を処方することがあります。当院に通院いただき治療を行うことで症状の改善が見込めることが多いのですが、まれにメラノーマなど皮膚がんの可能性があるケースもあります。その場合は大学病院など大規模病院に紹介させていただきます。

アレルギー体質、アトピー性皮膚炎の患者さんにはどのような治療をするのでしょうか?

アレルギー体質そのものを完治させることはできません。ですので、患者さんの苦しみを取り除くための治療を行うことが、皮膚科医としての一番のポイントだと思っています。アトピー性皮膚炎の治療にステロイドを使用することはよく知られていますが、当院では通常の治療と並行して、スキンケアのアドバイスもお伝えしています。状態を緩和させうまくご自身の体と付き合っていくことができるよう、薬をうまく組み合わせながら、寛解の状態を継続させられるように導いています。アトピー性皮膚炎の治療には、お薬の処方に加え、アレルゲンとなるペットの毛、ダニやホコリ、カビの除去など生活環境を整えることや、ストレスの要因の排除、空気の乾燥を防ぐように努めること、食生活の改善など多方面からのアプローチが肝心といえます。

訪問診療も行っているのですね。また、診療時間は21時まで対応しているとお聞きしました。

二木昇平院長 二木皮膚科4

訪問診療は、これまで当院に通院してくださっていた患者さんがご高齢になり、通院できなくなった際などに対応しています。寝たきりの方は床ずれをしやすく、巻き爪もなりやすいため、そういった症状に対してケアをすることも多いです。また、近隣の老人ホームに足を運んで診療することもあります。少子高齢化が進み一人暮らしのご高齢の方も増えてきて、いろいろ思うこともありますが、地域で困っている患者さんを可能な範囲で手助けしていきたいと思っています。診療時間が21時までなのは、仕事が終わってから来られる患者さんや、お子さんが学校から帰ってきた後、お子さんを当院に連れてきたい方がいらっしゃるからです。風邪などにも対応し、地域のかかりつけ医として、患者さんのニーズにはなるべく応えていきたいですね。

家族の存在が、仕事へのパワーの源に

先生のパワーの源はどこにあるのでしょうか。

二木昇平院長 二木皮膚科5

家族の存在がとても大きいと思います。僕には、子どもが3人、孫が8人いるのですが、孫たちの未来を見守っていくためにも、自分自身がずっと元気でいたいですし、バリバリ仕事を続けていきたい気持ちが大きいです。近所に子ども夫婦と孫が住んでいるのですが、国際結婚で、日常会話がほとんど英語なんです。日本の感覚とまったく違うので、びっくりすることもありますが、孫がかわいいことは言葉や文化の壁を超えますね。代々医師家系が続いてきたので、孫たちも、ゆくゆくは医師をめざしてほしいと思います。そのためにも、医師として精力的に働く僕の姿を見せていきたいですね。

最近、新しく学んでいることはありますか?

若い頃から旅行が大好きで、世界中に出かけていました。人種や国籍に関係なく世界中に友達がいて、今でも交流が続いています。最近、改めて語学の勉強を始めました。発音を磨くためにも、録音機材を用いながらレベルアップを図りたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

二木昇平院長 二木皮膚科6

元気で働ける限り、当院での診療と往診で、これからも地域の皆さんのお役に立ち続けたいと思っています。周囲の同年代の友人を見ると、年を重ねるにつれ、働くことを含めていろいろなことに対して、前向きに捉えることが難しい傾向が強くなってきていると感じることもあります。可能な限りポジティブ、アグレッシブに、自分の人生を歩んでいきたいですね。当院では、本来人間が持っている自己回復力の向上を図り、できるだけ強い薬などに頼らないような治療をめざしています。緊急を要さないものでも、気になることがありましたら、気軽にご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみ、しわ取り:1回分顔全体2万6000円

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