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村川 哲也 院長の独自取材記事

喜平橋耳鼻咽喉科

(小平市/花小金井駅)

最終更新日:2026/02/13

村川哲也院長 喜平橋耳鼻咽喉科 main

風邪の診療から小手術まで対応し、地域医療に貢献する「喜平橋耳鼻咽喉科」は、小平市の閑静な住宅街に位置する。院長の村川哲也先生は防衛医科大学校を卒業し、同大学校病院やカルフォルニア大学の研究所などで長らく研鑽を積んだ後、2007年に同院を開業。耳鼻咽喉科領域の診療はもちろん、各種検査機器を備えており極力少ない待ち時間でさまざまな検査を提供している。村川院長が特に力を入れているのがアレルギー疾患の治療だ。推奨している治療法だという舌下免疫療法を中心に、詳しく話を聞いた。

(取材日2026年1月6日)

通いやすさと幅広い診療体制を整備して患者に向き合う

クリニックの特徴を教えてください。

村川哲也院長 喜平橋耳鼻咽喉科1

当院は土曜を含めて8時30分〜18時30分まで診療を行い、薬の処方のみの方には19時から30分間のオンライン診療も設けるなど、通いやすい体制を整えています。新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症検査にも随時対応し、耳鼻咽喉科以外の症状にも備えて多様な検査機器をそろえています。聴力・嗅覚検査、鼻のエックス線、アレルギー検査、内視鏡、喘息の検査、めまいの重症度を測る装置などを活用し、必要時には隣接の脳神経外科や高次医療機関と連携することもあります。最近は、喉の奥の壁を撮影することでインフルエンザを早期に診断しやすくする機器も導入しました。従来の検査より痛みが少ないため、お子さんにも適しています。漢方薬の処方も開業当初から行っており、特に扁桃腺の症状に対して多くの選択肢を用意しています。西洋薬で改善しにくいめまいや耳鳴りにも漢方が適している場合があるので、お気軽にご相談いただきたいです。

開業された理由を教えてください。

患者さんが受診したいと思ったときに、気兼ねなく来られる体制をつくりたいと考え、開業を決めました。勤務医の頃は、自分の判断だけで診療時間を延ばすことができず、夜遅くまで診たいと思っても、スタッフ体制の都合で実現できませんでした。開業後は、来てくださった患者さんを可能な限り断らず、その日のうちに対応できるようにしています。私自身が残って診療することは苦になりませんし、そうすることで「受診したいときに診てもらえる」場を守ることができます。困っている人を決して取りこぼさない……その思いを実現するために、開業という道を選びました。

どんな患者さんが多いですか?

村川哲也院長 喜平橋耳鼻咽喉科2

当院には、地域の方に加えて、周辺の学校や施設に所属する方々が多く来院されます。近くに警察学校があり、関東各地から入校している若い警察官の方が受診されるのが特徴です。また、さらに先には自衛隊の小平学校があり、全国から隊員が集まるため、短期間の研修期間中に体調管理のため受診される方も多くいらっしゃいます。小平市の南側という立地から、国分寺・小金井・西東京市など、周辺エリアからも幅広く来院いただいています。地域の皆さんと、警察官・自衛官といった研修で滞在されている方が混ざり合う、幅広い層が来院されるのが当院の特徴です。

舌下免疫療法でアレルギーの根治をめざす

舌下免疫療法について教えてください。

村川哲也院長 喜平橋耳鼻咽喉科3

口の中で素早く溶ける錠剤を1日1回舌の下に入れる治療法で、スギ花粉症とダニによるアレルギー性鼻炎に対応したものがあります。どちらも無味なのでお子さんでも抵抗なく服用していただけると思います。スギ花粉症の症状のランクは6段階あり、1~3段階の人の治療期間は3年ほど、4~6段階の人の治療期間は4~6年ほどのことが多いですね。小さいお子さんのスギ花粉症が判明した際、お子さんが大きくなってから治療させようとする親御さんも多いのですが、それでは重症化してから治療を開始することにもなり得るため、早いうちに始めることをお勧めします。また秋に花粉症を発症し、時期的にブタクサの花粉症を疑って検査を受けたら、結果はダニアレルギーだったというケースもあります。ダニは夏に汗で落ちた人間の角質を食べて増えるため、秋になってダニアレルギーを発症する人は多いのです。

舌下免疫療法と他のアレルギー治療との違いを教えてください。

レーザー治療は施行直後から症状を和らげることも見込めますが、数年かけて徐々にもとに戻ってしまいます。小さなお子さんでは痛みや麻酔の効き方に個人差もあり、負担が大きい場合もあります。対して舌下免疫療法は、アレルギー原因物質に慣れることで体質改善をしていくための治療で、続けることで将来的に新しいアレルギーが発症するのを減らすことにつながるといわれています。特にお子さんは放っておくと重症化しやすく、自然に良くなることはありません。できるだけ早く始めることをお勧めします。また、この治療法は、体質に合わなければ中断しても問題なく、続けられればその分効果が望めます。生活スタイルや症状の重さに合わせ、負担の少ない形で続けられるのが大きなメリットです。舌下免疫療法でアレルギー反応が出た場合は、多くは口の周りから耳までしか反応は出ません。かゆみなどのアレルギー反応が出た場合には、かゆみ止めを処方しています。

患者さんと接する時に心がけていることは何ですか?

村川哲也院長 喜平橋耳鼻咽喉科4

1人でも多くの方に安心できる医療を提供したいと考えているため、混雑時にお待たせしても診療をお断りすることはありません。また問診票に多くの訴えを書かれている方の場合、診察時にまず一番つらい症状をお伺いします。時間が長引いてすべてのお悩みに対応できなくても、最もつらい症状は対処してからお帰りいただきたいと考えているためです。さらに他院でどんな治療を受けたかもお聞きし、合わない薬を再び処方しないよう配慮しています。3年前から電子カルテを記入する専任スタッフであるクラークを採用しました。自分でカルテを記入する手間が省けたことで、患者さんの待ち時間を減らすことにもつながりました。スタッフはシフト制ですが、変更事項などが生じると、その日に出勤していたスタッフが皆にメッセージアプリで情報を流してくれるので助かっています。

小児から高齢者までそれぞれの悩みに対応していく

先生のご趣味をお聞かせください。

村川哲也院長 喜平橋耳鼻咽喉科5

趣味は海外旅行で、これまでに中国の四川省にある標高3500m級の九寨溝やペルーのマチュピチュなどを訪れた他、敦煌では砂漠でラクダに乗りました。2025年にはアメリカのボストンに行きました。メジャーリーグの試合を観たり、美術館で終日芸術鑑賞をしたりと楽しい時間を過ごすことができました。

今後の展望をお聞かせください。

ご高齢の患者さんが増えてきたため、認知症予防に努めたいですね。実は、認知症のリスクの中で難聴は最も大きな危険因子の一つとされています。音が聞こえにくくなると、日常の中で必要な情報が入らず、脳が刺激を受けにくくなります。例えば電車の遅延や天気予報のアナウンスなど、本来なら耳から入る情報を脳が処理して「次どうしよう」と考えることで活動が維持されていますが、難聴が進むとその刺激そのものが入ってこなくなり、脳の働きが低下していくのです。病気そのものを治すこと以上に、「予防できる段階で手を打つ」ことは非常に大きな意味を持ちます。難聴そのものを完全に治せない場合でも、補聴器を適切に使えば、若い頃と同じように音を取り入れられ、認知症の進行を防ぐことにつながります。花粉症の予防と同じで、発症前に対策をとることで、その後の人生の負担を大きく減らせます。防げるものは防ぐ、これは認知症でも同じですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

村川哲也院長 喜平橋耳鼻咽喉科6

アレルギー疾患でお困りの方は、ぜひ舌下免疫療法を始めてほしいですね。その他、小児対象の予防接種も公費のものが増えてきました。小さいお子さんは免疫力が弱いため、感染すると重症化の恐れがあります。水ぼうそうや肺炎球菌などワクチン接種は重要なので、気軽に当院を利用してほしいですね。風邪の症状についても、耳鼻咽喉科は内科と違い鼻や喉の患部に直接処置できる点が大きな特徴です。昔と比べ痛みの少ない検査も増えていますし、当院は土曜の午後も開院しているので、お気軽に頼っていただけたらと思います。

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