全国のドクター9,438人の想いを取材
クリニック・病院 160,466件の情報を掲載(2022年9月30日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 小平市
  4. 花小金井駅
  5. しみず内科循環器クリニック
  6. 清水 寛 院長

清水 寛 院長の独自取材記事

しみず内科循環器クリニック

(小平市/花小金井駅)

最終更新日:2021/10/26

38450 top

西武新宿線の花小金井駅南口から徒歩4分。駅に近い住宅街の中で、緑地帯のある通りに面したマンションの1階にあるのが「しみず内科循環器クリニック」だ。清水寛院長は、この地で開院から約15年、循環器を中心とした内科診療に携わってきた。整理整頓されている待合室はガラス張りのため院内はとても明るく、気持ちが良い。ソファーとともにカフェのようなコーナー型のカウンターと椅子が設けられ、無料の無線LANが利用できる。「待ち時間を少しでも短く感じられるようにしました」と、患者への配慮を語る。気さくで穏やかな清水院長に、日々の診療への思いから、新型コロナウイルス感染症患者の同院での対応まで、詳しく話を聞いた。

(取材日2021年8月26日)

地元で16年間循環器と甲状腺を専門に

なぜここで開業されたのですか?

1

花小金井には私の実家があり、生まれ育った地域に貢献したいと思ったからです。また、私は長男なので、将来両親の面倒を見るには実家の近くでと考えたことも大きな理由です。開業前の勤務先である公立昭和病院で診ていた患者さんもいらっしゃるので、遠方は難しいと考えていたら、ちょうどこの場所にマンションができることになり、迷わずこの場所を選びました。2005年5月開業なので約16年がたちましたが、周囲にはマンションや新築の戸建てが増え、子育て中などの若い世代の方々が増えたように感じています。

どのような診療を行っていますか?

さまざまな疾患を診ていますが、中でも循環器と甲状腺に関しては、大きな医療機関に行かなくても、当院で専門的な治療が提供できるようにしています。検査も、血液検査、エックス線検査、トレッドミルによる負荷心肺機能検査、骨密度検査、動脈硬化を測定する検査、睡眠時無呼吸症候群の検査など、幅広く対応しています。医師は僕と、甲状腺が専門の妻、僕と同じ循環器専門の非常勤の先生が2人で、合計4人です。専門性を維持して患者さんのニーズに応えるため、非常勤の先生には木曜と土曜に来てもらっています。また、より専門的治療が必要なときには杏林大学、公立昭和病院などの医療機関を紹介しています。

循環器を選ばれた理由を教えてください。

2

医師になりたての頃、僕は不整脈の診断が苦手で、あえて苦手な診療を克服するために循環器を選びました。カテーテルを使った狭心症の治療が始まった時期で、当時は本当に画期的だったので、その技術を身につけたいとも思ったんです。ほかにも循環器はチームで動く科で、医局の雰囲気が良かったこともあり決めました。

循環器の病気を防ぐには、何に気をつければいいですか?

循環器では動脈硬化が原因となる病気が一番多いので、防ぐためには日頃の食生活に気をつける必要があります。そこで当院では、管理栄養士さんに個別の食事指導をしてもらっています。指導をなかなか守れない患者さんもいらっしゃいますが、大切な自分の体ですから、意識を持って取り組んでくれたらうれしいですね。また、運動も大切です。忙しい方でも、例えば早足で歩く、階段を上る、通勤時にバス停1駅分を歩くなど、普段の生活の中でできることを工夫してもらうと、長続きしやすいのではないでしょうか。時代の流れなのか、若い年代でも高血圧や睡眠時無呼吸症候群の方が増えていますので。

地域医療一丸となり自宅療養者の不安を取り除いていく

新型コロナウィルス感染症に罹患した患者さんへの対応について教えてください。

3

当院では発熱症状のある患者さんのための専門の外来を設けています。事前に電話予約していただき、通常の診察の方とは、時間と空間を分けて対応します。PCR検査、抗原検査、ワクチン接種などを当院で行っていますし、さらに、現在はホテルで療養する方を担当したり、酸素ステーションへ出向いて監督したりすることもあります。陽性となる患者さんを早く見つけて隔離するなど、早い対応が大切です。

新型コロナウイルス感染症流行拡大のさなか、小平市医師会の会長に就任されたそうですね。

2021年の5月に就任しました。東京都の方針を受けて週に3回会議で対策案を検討しています。ベッド数が足りない中でいかに地域の病院に患者さんを送るか、行政、病院、クリニックが協力して、新型コロナウイルス感染症に対応できる体制づくりに奔走しています。私は立場上、各方面をまとめていく役割を担いますので、開業医は自宅療養の患者さんをフォローしていこうと呼びかけています。「できないことより何ができるかをまずは考えよう」、「皆で協力して、災害のようなこの状態を乗り切ろう」と旗を振っています。皮膚科や眼科の先生もワクチン接種の講習に参加したり、往診ができる先生は往診したりと、できることを探してくださる協力的な姿勢がとてもありがたいですね。当院でも患者さんに電話して不安を取り除き、パルスオキシメーターや酸素吸入器の貸し出しも行います。小平市で自宅療養中に亡くなってしまうような方をなくしたいんです。

院内の感染症対策について教えてください。

4

換気や消毒、低濃度オゾンを用いたり、高性能な空気清浄機やフィルターの設置、さらに看護師の防護服や手袋の着用など、徹底した感染症対策を実施しています。3つある診察室のうち、1室を熱のある患者さん専用の部屋にして、診察後は完全に消毒します。また、お会計もキャッシュレスでなるべく非接触を心がけています。発熱されている患者さんへの対応と、いつも通院する患者さんの日常の診療とをきっちり分けながら、同時に行っていきたいと思っています。

患者の不安の解消に努めることが開業医の役割

先生が患者さんと接している中で大事にしていることは何ですか?

5

それぞれの患者さんにとって、何が不安なのか、悩んでいる部分を見つけて、いかに答えを出すかが大切だと思っています。患者さんは答えを求めています。だからそれにきちんと答えられるよう、必要な検査はして、話をじっくり聞くことを心がけています。例えば腹痛を訴えている人も、消化器内科などが診療科にあるクリニックではなく当院に来てくださった理由があるはずなので、まずは看護師が最初に理由をお尋ねし、その後診療でお話を伺います。実際は病気ではなかったり循環器とは関係がなかったりしても、精神的に不安なら答えを出してあげることが必要です。

なぜそのような治療方針となったのでしょうか?

それが開業医の役目だと思っているからです。大学病院など大きな病院では主訴以外の患者さんの悩みや不安、背景までは聞く時間の余裕がありません。でも人を診るというのは、病気だけでなくその患者さんを知る、診るということです。昔は往診をする先生がたくさんいて、家族構成や既往歴など患者さんの生活背景も把握していたのですが、今では開業して外来だけを持つ先生が多くなりました。近年地域包括ケアにより、開業医も在宅医療や往診が求められるようになりましたが、物理的に難しい部分がまだたくさんあります。当院でも在宅医療や往診はまだ行っていませんが、現段階でできることから始めようと思い、かかりつけの患者さんへの24時間の電話対応を行っています。今は新型コロナウイルス感染症陽性の方から不安を訴える電話も多くいただきます。まず看護師が状況を把握して、必要なら検査も行いますので、遠慮なくご連絡ください。

今後に向けた課題と、読者へのメッセージをお願いします。

6

当院は循環器内科を掲げていますが、不安なこと、心配なことがあれば、まずは気軽に受診していただきたいですね。もし当院では対応できない病気でも、その方に合った病院や先生にご紹介することができます。また今後、患者さんの高齢化で、クリニックに通えなくなる方がどんどん増えてくるでしょう。通院できなくなった患者さんたちをどのようにフォローしていくか、すべての患者さんを在宅医療の先生に振るわけにはいきませんので、きちんと考えていきたいと思います。皆さんには自分の健康を過信しないようにとお伝えしたいですね。気になる部分があったら相談できるよう日頃からかかりつけ医を持っておくことをお勧めします。大きな医療機関よりも身近なかかりつけ医のほうが、何かあったときや将来通院ができなくなったときに、必ず頼りになるはずです。自分に合った先生を見つけてかかりつけ医にすることが、自分の健康管理の第一歩ではないでしょうか。

自由診療費用の目安

自由診療とは

PCR検査/2万円〜、抗原検査/1万5000円〜

Access