公益財団法人結核予防会 複十字病院

後藤 元院長

38406

西武池袋線清瀬駅から徒歩12分。周囲を緑に囲まれた地にある、公益財団法人結核予防会「複十字病院」。清瀬はもともと結核療養所が多く点在していた地で、複十字病院もその一つで、「結核研究所附属療養所」という名称だったという。マークに使われているのは院名にもなっている複十字で、結核予防運動の象徴とされている。院長の後藤元先生は「裏手にある自然公園や近くの高校など、昔はこの辺り一帯が、結核予防会の敷地でした」と語る。改称して複十字病院となってからも、培った専門性の高い呼吸器疾患治療や、がん、生活習慣病の治療などに力を注ぎ、長い歴史をそのまま病院の力としてきた複十字病院。地域に根ざした高水準の医療を常に維持していくために、どのようなことを行っているのか、後藤先生に詳しく話を聞いた。(取材日2016年10月19日)

蓄積したノウハウを生かし、高水準な医療を

―複十字病院の歴史について教えてください。

複十字病院は皇室と縁が深く、戦前から戦後にかけて蔓延した結核に苦しむ人たちを救済するために、皇室から賜った御下賜金をもとに、1939年に結核予防会が作られました。その後、1947年に「結核研究所臨床部」として病棟を開設し、1950年代の結核全盛期には、病床が635床あったという記録が残っています。1989年に現在の「複十字病院」と名称を変更し、結核以外の病気治療にも力を入れるようになりました。現在、病床は339床、結核を含む呼吸器全般、がん、生活習慣病の3本の柱を主軸とし、高いレベルの診療を行っています。

―結核や呼吸器治療の特長についてお聞かせください。

339床のうち200床が結核と呼吸器疾患の病床です。呼吸器内科の常勤医が23名、呼吸器外科の常勤医が5名で、呼吸器部門だけで30名近い医師がいる所は、大学病院クラスでもそう多くないと思います。特に結核は当院のルーツでもあるので力を入れています。昔に比べて少なくなったとはいえ、現在は糖尿病などの基礎疾患を持っていたり、多剤耐性の結核菌や、外国から来られた方が結核にかかり、当院に来たりなど、疾患や患者さんの背景が非常に複雑になってきています。そのため、高度な医療や手厚い看護を必要とする結核患者さんが多く、全国から集まってきます。これは、結核を専門とする医師がだんだん減り、難しいタイプの結核を診ることができる医療機関が少なくなってきたためです。厚生労働省は、こういったことを危惧して、「結核高度専門施設」を全国に2施設設けましたが、東日本では複十字病院がこの施設に指定されています。

Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
使い分けよう!「総合病院」と「クリニック」
Promotion landing
クチコミ&アンケート回答で毎月5名様に1,000円分のQuoカードプレゼント!!
外出先でもドクターズ・ファイル
Qr doctor

ドクターズ・ファイルの情報をスマートフォン・携帯からチェック!スマートフォン版では、GPS位置情報を利用した最寄りの病院探しができます。

書籍「頼れるドクター」のご案内

ドクターズ・ファイル特別編集ムック「頼れるドクター」を一覧で紹介します。 →全ラインアップを見る

Yokohama a
Shonan a
Shinnakasugi a
関連コンテンツ
採用情報『ドクターズ・ファイル』では編集部スタッフを募集しております。 詳細