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中村 達也 院長の独自取材記事

西原町脳神経外科クリニック

(府中市/府中駅)

最終更新日:2023/01/13

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京王線・府中駅からバスで20分ほどの場所に位置する「西原町脳神経外科クリニック」。府中市をはじめ近隣エリアに住む人たちの「頭のかかりつけ医」として、頭痛、めまい、手足のしびれといったさまざまな症状を診療するクリニックだ。院長の中村達也先生は、これまで大学病院や総合病院で30年以上、脳に関する症例を数多く手がけてきた脳神経外科のスペシャリストだ。院内には診断をつけるために重要なCTやMRIも装備されており、混雑する大きな病院になかなか足を運べない患者への検査も柔軟に行う。基幹病院との機能分担をしっかりと行い、1人でも多くの患者をサポートしたいと語ってくれた中村院長に、診療において大事にしていることや脳ドックの重要性、クリニック今後の展望について語ってもらった。

(取材日2022年12月9日)

頭のかかりつけ医としてさまざまな症状に対応

先生のこれまでのご経歴について教えてください。

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東京医科大学を卒業した後、約10年間大学病院に在籍していました。大学病院はいわゆる教育病院ですので、チームがいくつかに分かれており、私自身も大学病院にずっといるというよりは、関連する中堅クラスの病院と行ったり来たりすることが多かったです。その後は、20年ほど西東京中央総合病院で勤務しました。当院には、先代院長の後を継承するかたちで2020年から務めさせていただいております。

勤務医時代には、脳神経外科医としてたくさんの症例を手がけてこられたそうですね。

はい。脳神経外科といっても、大学病院の場合は脳腫瘍の患者さんが多いのですが、一般病院ですと脳卒中の患者さんが多く、同じ脳の手術といっても内容はだいぶ異なりました。脳腫瘍は脳自体に、脳卒中は血管にアプローチしていくといえばわかりやすいでしょうか。脳腫瘍の場合、何ヵ月もかけてゆっくり腫瘍が大きくなるので、すぐに手術というわけではなく、病気が見つかってから手術の段取りを決めて進めていきます。逆に脳卒中の場合、発症したら一刻も早く手術が必要ですので、緊急度や手術までの時間的な流れもまったく違います。多くの大学病院では脳卒中診療に特化した診療科を設けているところもあるくらいです。

クリニックにはどういった症状の方が多く来院されますか?

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頭痛、めまい、しびれといった症状を訴える方が多いですね。もちろん、頭痛といっても程度の強弱があり、一日中続く痛みがあれば、数秒だけの短い痛みもあります。めまいも、歩けないくらいひどい回転性のものやふわふわするもの、一日中続くものもあれば、立ちくらみのように瞬間的に終わってしまうものもあります。しびれにおいても、何ヵ月も続くものがあれば、時々起こって1~2時間で治ってしまうものもあって、いずれの症状も患者さんによって症状のタイプが千差万別なことが多いです。

少しでも普段と違う異変を感じたらまずは受診を

どういう症状が出たらクリニックを受診すると良いのでしょうか。

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頭の病気の場合、部位によってさまざまな症状が出ますので、まずは普段と何か違う、おかしいなと思うことがあれば受診してもらいたいです。特に脳卒中の場合は、前兆とされる症状のリストがあり、例えば手足のまひやしびれ、言葉が出ない、ろれつが回らない、物が見えないなどといったことがあれば、できるだけ早めに受診することをお勧めします。頭の中はどうしても聴診器や腹部のように触診することができないため、症状があればまずは機械で検査をすることが大切です。ケガの場合はCTで出血や骨折がないかを判断し、ケガでない脳の小さな梗塞などを見つける場合は、MRIが有用です。さらに動脈硬化が疑われるような高齢者や生活習慣病のある方には、MRAも追加して診断していきます。

こちらでは、健康診断と一緒に受けられる脳ドックも行っているそうですね。

当院では、2022月7月より簡易脳ドック健康診断をスタートしました。入職時健診の内容に、頭部MRIとMRAを加えた脳神経外科ならではのプランです。高血圧症や糖尿病に比べ、実際に検査をして病気と判断される頻度は高くないのですが、頭の疾患は一度発症すれば運動障害・感覚障害などの後遺症が残りやすく、若い方でもリハビリテーションを余儀なくされてしまいます。万が一の確率で起こった場合のことを考えると、念のため受けておくといいかもしれません。定年を過ぎた方で、高血圧症や糖尿病、高コレステロール血症といった疾患を抱えている方は、1~2年に1度、そうでない方でも2~3年に1度は受けておくと、気づいた時には手遅れといったことも減るので安心ですね。

脳神経外科のほかに、消化器内科、内科、泌尿器科も診療していますね。

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はい。特に今の日本は超高齢社会で、高齢の方はいろんな病気を持っているのが現状です。まず、一つの病院に複数の科があることで、いくつもクリニックを回らなくて済むというメリットがあります。デジタル化が進んできたとはいえ、いろんな病院で検査データを共有するまでのシステムはまだありませんが、一つのクリニック内であればカルテやデータも共有できます。総合病院の場合は混んでいることも多く、なかなか簡単に診察してもらえないという方も多いので、当院はそこの中間を埋めるような存在でありたいと思っています。

基幹病院の負担を減らすため機能分担を図る

先生が診察する上で大事にされていることがあれば教えてください。

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最終的な手術や大きな手術は大学病院に任せることになるので、当院がやるべきことは、まず病気の見落としがないようにしっかり診察することだと考えています。若い方の場合ははっきりとした症状が出る場合が多いため、症状をきちんと伝えられる方が多い印象ですが、お年寄りの場合ですと、自身の症状をうまく表現できない方もいらっしゃいます。例えば、頭がもやもやするという訴えの場合、具体的にどのような感じなのか、痛みに近いのか、めまいのようにくらくらするのか、いつ起きやすいのか、その症状でどれくらい生活に支障が出ているのか、といった細部まできちんと伺うようにしています。実際に感じられている症状を言葉でうまく表すのは難しいので、上手にサポートしながら「なんとなく調子が悪い」という症状がどこから来ているのかを解きほぐし、しっかりと見極め、それを分類していくことを日々意識しています。

クリニックの今後の展望についてお聞かせください。

医療の効率化という意味で、大きな病院との機能分担が今後も重要になってくると考えます。当院では、軽症あるいは初診で異常があるかないかの精査、薬で治せるものなのかどうかの判断をし、それ以上のものがあれば基幹病院に送るという流れで、これからも診療していきたいです。しっかり機能を分けることで、重症の方が混雑を理由に大きな病院にかかれないということを回避し、基幹病院の負担を少しでも軽減する。こうした医療連携を取りながら地域の人たちをサポートし、多くの患者さんを救っていくことが、当院のような町のクリニックの使命かなと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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まずは症状が軽くても気軽に相談に来ていただきたいです。多くの方は心配するような重大な病気ではありませんが、100人のうちの数人は命取りになる病気が隠れていることもあります。症状が軽いうちに見つけ出すことで、後遺症が少なく済むことも多いです。普段と何か違うな、最近これができないなといったことがあれば、一度検査をして怖い病気がないかを一緒に確認しましょう。頭の病気は発見が遅れると、寝たきりや要介護といった、それ以降の生活が変わってしまうことも少なくありません。CTやMRIといった検査は内視鏡検査と比べても、10分ほど横になって寝ているだけで終わるので体への負担は少ないです。まずは心配なことがあればぜひ当院へ相談にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/1万1000円~3万8500円(※プランにより異なります。)

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