圍 賢次郎 院長の独自取材記事
レオンデンタルオフィス八王子院
(八王子市/京王八王子駅)
最終更新日:2026/01/14
京王八王子駅の駅前に立つビルの4階にある「レオンデンタルオフィス八王子院」は、矯正歯科を専門としていた前院を引き継ぎ、2025年11月に開院した歯科クリニックだ。院長を務める圍賢次郎(かこい・けんじろう)先生は、口腔外科での研修や前勤務先での経験から、口腔内全体の状況が悪化している患者の対応も得意としている。同院では、保険診療をベースにしながら、法人が力を入れるマウスピース型装置を用いた矯正など先進の歯科治療も含めた包括的な診療を提供。さまざまな治療方法を提案する上で、「患者さんに正直であること」を特に重視しているという圍院長からは、医療人としての熱い思いがにじむ。同院の特徴やこれまでの経験、診療時に大切にしていることなどを広く話を聞いた。
(取材日2025年11月10日)
矯正専門クリニックから、幅広く対応できる歯科医院へ
まずは、こちらのクリニックについて教えてください。

当院はもともと「かたぎり矯正歯科クリニック」という矯正歯科を専門とするクリニックで、引き継ぎ期間を経て2025年11月に「レオンデンタルオフィス八王子院」として開院しました。虫歯や歯周病治療などの一般歯科をはじめ、抜歯などを行う口腔外科、根管治療、審美歯科、予防歯科、マウスピース型装置を用いた矯正といった幅広い診療に対応しています。今でもかたぎり矯正歯科に通われていた方の歯列矯正に対応し、新たに矯正を始められる方には理事長が設計を担うマウスピース型装置を用いた矯正をご提案しています。患者さんが通いやすい立地と診療時間ですので、口腔内の困り事があれば、まずは気軽に来ていただきたいです。
先生は院長に就任するまで、どのようなご経験を積まれたのでしょうか。
私は研修医の頃に口腔外科で抜歯をはじめ、がんの治療などにも携わりました。口腔外科に進んだのは、ある女優さんが舌がんを公表され、その治療に苦労されたという話を聞いたことがきっかけです。今後一般歯科に進むにしてもがんを見落としたくない、間違った治療をしたくないという思いが当時からありましたね。当院で診断するのは難しいですが、疑いがあれば病院を紹介して正しい治療につなげられる歯科医師でありたいと思っています。口腔外科での研修を終えた後は、あきる野市の大きなクリニックに勤めました。こちらは保険診療を中心とした年中無休の歯科医院で、口腔状態が悪化してどうしようもなくなってしまった方たちの駆け込み寺のような側面もあるところでしたので、そこで一般歯科診療の経験を多く積ませていただきました。
保険診療を中心とした診療経験が豊富なのですね。

そのあきる野市の歯科医院は1日の患者数も多かったのですが、歯科医師もたくさん在籍していましたので、難しい症例はサポートしてもらえますし、その技術も学ばせていただきました。患者さんの症状もさまざまで、特に長期休暇には本当にお困りの状態の方も多くいらっしゃったため、その対応を経験するうちに度胸もつきましたね。歯髄まで炎症を起こしている状態の患者さんも多く、根管治療も数多く担いました。そういったこれまでの経験を生かし保険診療中心の一般歯科の分野で携わってほしいと、当法人の理事長に誘われ院長に就任するに至ります。理事長からは「患者さん第一で」とよく言われていますし、私も同じポリシーをもって診療にあたっています。
納得した選択が取れるよう、できる限りの情報を提供
先生が診療の際、大切にしているのはどんなことでしょうか。

患者さんに正直でありたいと思っています。医療というのはいろいろな分岐があり、その都度選択肢が出てきますので、いい点、悪い点を正直に伝え、患者さんが納得できる選択をしていただきたいんです。情報を隠して自由診療だけを勧めるようなことはしたくないですし、歯科医療に携わる私たちしか知らない情報も多いですから、できる限り患者さんに情報は提供したいですね。一方で、例えば抜髄しなければならないような状態の方に、口腔内の掃除をせずにかぶせ物の治療だけをすると患者さんの不利益になってしまいますから、患者さんが掃除を希望されなかったとしても、間違いなく必要な場合はしっかりと説明して処置させていただきます。患者さんの不利益にならないように、そういった面でも「患者さん第一」ですね。
他に「患者さん第一」という同院ならではの工夫は何かありますか?
まずは、年末年始以外は基本的に日曜祝日も診療を行っています。平日はお仕事や学校などで忙しい方も利用していただきやすいのではないでしょうか。また、当院は全国に提携クリニックのある大きな法人のため、引っ越した先に提携先がある場合は、連携を取って引き続き治療を受けることができます。治療期間の長いマウスピース型装置を用いた矯正なども同様です。法人が大きいことのメリットとしてもう一つ、サポート事務局があることも挙げられます。「はならび先生サポート事務局」というもので、SNSや電話でアクセスでき、例えば「アタッチメントが取れたのですがどうすればいいですか?」というような質問には、「近くで診られるクリニックを探します」とお答えして、希望日時などをお聞きして予約までお取りすることも可能です。
こちらのクリニックのマウスピース型装置を用いた矯正について教えてください。

マウスピース型装置を用いた矯正は理事長が担当していて、強いこだわりのもと、高い満足度をめざして取り組んでいます。ワイヤー矯正は通院時にワイヤーを調整する先生がいないとできませんが、マウスピース型装置を用いた矯正は設計が命で、適切な設計ができていれば、別の歯科医師が担当しても、設計どおりに進めることで結果が見込めます。そのため、当院では経験豊富な理事長が設計を担当しています。また、当院ではたくさんの方にマウスピース型装置を用いた矯正を受けていただく中で、離脱率にも着目しています。精密な設計から丁寧な処置、通院のしやすさなどを含めて満足度を高めて、離脱者の少ない歯列矯正をめざしています。
より良い医療のために、今できることを全力で
院内の設備にもこだわられているとか。

矯正歯科やかぶせ物の作製などに用いる口腔内スキャナーは2種類導入しています。嘔吐反射がある方や口が開きにくい方も診療を受けていただきやすくなる機器ですので、不安がある方もご相談ください。当院には常勤の歯科技工士がおりますので、補綴物の相談もしやすい環境です。また、新型コロナウイルス感染症の流行以降、引き続き感染症対策にも重きを置いています。滅菌機や口腔外バキュームなどの設備はもちろん、患者さんが座るユニットに掛かっているラップも、必ず一人ひとり交換しています。そこまで徹底しているクリニックはなかなかないと聞きますが、患者さんに安心して来ていただける環境を作れればと思っています。
院長に就任したばかりでお忙しいとは思いますが、先生のリラックス方法は?
実は私は歯科医師をめざす前に調理師学校に通っていて、調理師免許を持っているんです。今は忙しくて自分で料理はなかなかしませんが、食べることは好きで、おいしい飲食店をぶらぶらと巡っています。あとは旅行も好きで、最近はロンドンに行きました。身近なリラックス方法としてはジムに行くことでしょうか。時間を見つけて運動をしています。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

矯正歯科クリニックから一般歯科も行うクリニックへと変わってからまだ日が浅いため、歯並びの悩みを抱える方や歯の形が気になる方など、今は矯正歯科のご相談が多いです。これまでどおり歯列矯正を希望される方に誠意のある対応をしながら、今後は保険診療のご相談も広く受け入れていきたいですね。根管治療においては、ニッケルチタンという特殊な素材を用いた治療にも対応しており、この方法によって再感染を防ぐ他、従来より短期間での治療もめざせます。治療が早く終われば、その分早くクラウンが入り、早く食事が楽しめるようになることが見込めます。これも「患者さん第一」の考えの一つかもしれません。患者さんにとって良い治療を提供するために、今できることを全力で行っていきたいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正(全顎)/88万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

