医療法人社団徳成会 八王子山王病院

井口 祐三院長

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多摩地域最大の都市である八王子市において、山地丘陵に囲まれた八王子盆地の東端、中野山王にあるのが「八王子山王病院」だ。1990年の開院以来、地域密着型の総合病院として、内科、外科、リハビリテーション科、人工透析と、幅広く患者を迎えている。1995年より院長を務める井口祐三院長のモットーは、「人の一生を丸ごと見守る医療」。所属する戸田中央医科グループ(TMG)の「愛し愛される」病院をめざすという理念に則り、思いやりのある、温かい医療を実践している。大学病院でもない、個人病院でもない、地域の中核病院として、救急指定も受ける同院。そのめざす医療とそれを支えるドクターの思い、地域で果たすべき役割など、井口院長に聞いた。
(取材日2016年1月7日)

先進医療を含めた広い視野からの全人的医療

―病院のなりたちや理念を教えてください。

1980年に産婦人科医院より、病院として開設されたのが「八王子山王病院」の始まりです。その後、診療科目の変更や規模拡大を経て、1993年には首都圏に25の病院を擁する「戸田中央医科グループ(TMG)」に加入し、「愛し愛される」というグループ理念に則った医療を展開してきました。「戸田中央医科グループ(TMG)」は、1万を超える職員が所属する大きな組織で、その規模を生かした活動も当院の医療を支えています。当院が実践するのは、グループ理念の「愛し愛される」を根底にした「思いやりのある温かい医療」。ゆりかごから墓場まで、人の一生に寄り添い、長くお付き合いできる病院でありたいと願っています。一人の人間を全人的に診る医療を心がけ、専門性は重視しながらも、オールマイティーに患者さん自身を広い視野で診ることを大切にしています。

―院長として大切にされていることや、ご専門について伺います。

東京西部最大の都市である八王子という地域で、患者さんのさまざまなニーズに応え、質の高い医療を提供することこそ、当院の使命であると考えています。私自身は血液疾患を専門としており、中でも白血病治療を大学時代から研究してきました。絶えず先進の医療知識を拠り所とし、最善と思われる選択肢を患者さんに提示できるよう心がけています。効果が期待できないようならすぐに新しい薬に変えるといった対応をとるので、薬局から「しょっちゅう薬を変えるから困る」とクレームをもらうことも多いです(笑)。もちろん、安全性は最優先です。糖尿病のインスリンコントロールや喘息の投薬管理、消化器疾患における腹水のコントロールにしても、すべての目的は患者さんの苦痛を取り除くため。痛みや苦しみを敏感に察知して、先進のものも含めた幅広い選択肢から求められている医療を提供していきたいですね。



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