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長谷川 尚 院長の独自取材記事

はせがわ歯科医院

(日野市/豊田駅)

最終更新日:2025/03/14

長谷川尚院長 はせがわ歯科医院 main

日野市多摩平の静かな住宅街の中にある「はせがわ歯科医院」。JR中央線豊田駅から徒歩10分の所に位置し、周辺は大きな工場や企業が建ち並ぶ。今から46年前に開業した歴史あるクリニックで、長谷川尚先生は2代目院長として、2013年の10月から就任している。クリニックの外観は街並みと調和し、院内の所々に、カメラを趣味としている前院長が撮影した花の写真が飾られている。どれも繊細で美しく、見ているだけで心が和む。患者には近隣の企業に勤務している人や、遠くは北海道から入れ歯の調整に来る人もいて、何十年と通っている患者も少なくない。得意としている治療から趣味の話まで、前院長とのエピソードも交えながら、長谷川先生にじっくりと話を聞いた。

(取材日2014年12月3日)

院内に技工室があるが故に、スピーディーな治療が可能

お父さまの代に開業されたそうですね。

長谷川尚院長 はせがわ歯科医院1

1968年の4月に開業し、僕が院長を引き継いだのは2013年の10月からです。ちなみに僕はその1ヵ月前の3月に生まれていて、今でも僕が生まれた当時を覚えていると話す患者さんもいらっしゃいます。マークにある鳥は、カメラが趣味である父が、以前被写体として撮り続けていたカワセミをモチーフにしています。現在は花を被写体としていて、作品を診察室や待合室に飾り、1ヵ月に1度は変えているようです。当院は駅からも離れていて住宅街の中にありますから、父が撮った写真を見ながら、ゆっくりと落ち着いて診察を受けてもらえたらうれしいですね。院内のつくりは父の頃からのをそのまま生かしていますが、外科的な治療が行える個室を作ったのと、スロープや手すりをつけてバリアフリーにしました。患者さんは地元の方が中心ですが、近隣の企業に勤務する方や、大学もあるので学生さんも多く通ってくださっています。

院内に技工室があるのですね。

長谷川尚院長 はせがわ歯科医院2

父の代からの歯科技工士さんがいて、現在は週に3日間勤務してくれています。自費診療の技工物はすべて院内で作製しているため、歯科技工士さんなしでの仕事は当院では考えられません。型採りしたものから技工物を作る際も、歯科技工士さんが常に一緒なので、細かい部分のやりとりや、場合によって再度型採りを行うことも可能です。これも、時間的なロスを避け、患者さんに合った技工物を仕上げたいという、父の強い思いからできあがった診療体制です。患者さんには歯科技工士さんを必ず紹介して、安心感を持って治療に取りかかれるようにしていますし、患者さんと歯科医師、歯科技工士さんが実際に顔を合わせることで、信頼関係が生まれますので、患者さんの満足感も違うと思います。また、歯科技工士さんは実際に患者さんと顔を合わせていますので、その患者さんに合った素材を提案してくれる場合もあり、本当にありがたいですね。

歯科衛生士による指導やクリーニング、患者への気遣い

歯科衛生士さんたちも熱心にクリーニングをされるそうですね。

長谷川尚院長 はせがわ歯科医院3

僕が院長に就任して感じたのは、とにかく歯科衛生士さんたちのやる気や技術、患者さんへの気遣いが素晴らしいことです。当院の歯科衛生士さんは、患者さん1人に1時間くらいかけて、丁寧にクリーニングを行っています。デンタルショーや講習会にもよく参加して常に勉強をしていますし、歯ブラシや歯間ブラシなどのさまざまな補助器具や、用途別の歯磨き粉も用意して、患者さんの歯に合わせて使い分けています。また最近では電動歯ブラシもいろいろなメーカーがありますから、患者さんの磨き方の癖や生活スタイルに合わせて指導を行っています。

先生が患者さんと接するときに心がけていることは何ですか?

患者さんにしっかりと説明しコミュニケーションを取ることを心がけています。他のクリニックで治療を受けていて、移転などの理由で当院に来られた患者さんの話を聞くと、歯科医師からしっかりとした説明を受けていないのでは?と感じることが多いことです。もちろん、患者さんが聞き漏らしたということもあると思うのですが、やはりコミュニケーション不足が原因なのではないかと感じます。患者さんも2代、3代と長く通ってくださっている方も多いので、父が築いた信頼を失わないように、これからも患者さんとのコミュニケーションは大事にしていきたいですね。

一般の歯科治療以外に得意とされている治療はありますか?

長谷川尚院長 はせがわ歯科医院4

父は補綴を専門にしてきていて、「コーヌス・テレスコープ義歯」という部分入れ歯を得意としています。これは父が大学を卒業後ドイツに行き習得してきた技術で、通常部分入れ歯は金属のバネがついていますが、バネを使わず、残っている歯を土台にして金属をかぶせ、その上から入れ歯を装着する方法です。バネがありませんから、見た目が自然で、安定感と噛んだときの違和感が少ないのが特徴です。また、土台となる歯にかぶせた金属と義歯のバランスがとても重要で専門的な技術が必要なため、扱っているクリニックがほとんどありません。当院の歯科技工士さんは、この入れ歯も専門に作製しています。僕は口腔外科をずっと専門にしてきました。インプラントや歯の根の先にたまった膿を取る嚢胞摘出、親知らずの抜歯といった小手術はもちろん、大きな手術が必要な場合も、提携している東海大学にお送りしていますのでご安心ください。

歯科治療は日進月歩、うまく取り入れ治療に役立てたい

開業前はだいぶ臨床経験を積まれたのですか?

長谷川尚院長 はせがわ歯科医院5

大学を卒業後、口腔外科の教室に入りさまざまな歯科医院に勤務しましたが、秋川にある公立阿伎留病院(現・公立阿伎留医療センター)に勤務した時が、一番勉強になりましたね。誰か行かないかと声がかかった時、場所が自宅から近く、勉強できるならこんなにうれしいことはないと思い、自分から名乗り出て3年間勤務しました。公立阿伎留病院は総合病院でしたから、糖尿病の治療を行っている科や産婦人科、脳神経外科や整形外科など多くの科があり、全身疾患がある場合の歯科治療を数多く経験しました。血糖値が400mg/dlの方の抜歯を内科と連携しながら行ったり、1時間後に分娩室に入らなければいけないのに、歯が痛くて仕方がないという妊婦さんの歯の治療も行ったりしました。大学病院とは違い、どちらかというと開業医に近い感じでしたから、さまざまな症例を経験することができ、現在の治療にとても役立っていますね。

先生が歯科医師になろうと思ったのは、お父さまの影響ですか?

そうじゃないと言いたいところですが、実際は父の影響が大きいですね(笑)。僕には姉と妹がいるのですが、歯科医師になったのは僕だけです。小さい頃からずっと父を見てきて、歯科医師なんてそんなに大変なものではないだろうと思っていて、中学、高校ではバスケットボールばかりやっていました。高校1年生の時、僕を含めて親が歯科医師、もしくは医師だという同級生が5人いたのですが、担任の先生から「お前たちスポーツをやっている場合じゃないだろう、家を継ぐことを考えろ」と言われ、積極的に予備校に行くことを勧められ、入学の手続きまでされてしまいました(笑)。当時は半ば仕方がないと思っていたのですが、今思えば、担任の先生の言っていたことは正しかったなと思いますね。

休日はどのように過ごされているのでしょうか。

中学1年生と小学5年生の息子が野球をやっているので、日曜日は試合の送り迎えや指導、また審判をしたりしています。僕も野球をやっていた経験があり、子どもの頃父が監督をしていたチームの選手だったので、今同じような境遇で野球をしている子どもたちを見るのはうれしいですね。僕の本当の趣味は、父から教わった釣りなのですが、最近は忙しくて行くことができません。実は最近カメラも買いました。父は花を被写体にしていますが、僕はもっぱら一番下の3歳の娘を撮っています。(笑)。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

長谷川尚院長 はせがわ歯科医院6

歯科治療における再生療法が、以前と比べるととても身近なものになっています。大がかりな再生療法はまだまだこれからですが、小さな部分で次々と新しい治療が生まれているのが歯科分野です。こういった治療を積極的に取り入れて、患者さんの治療に役立てていけたらと思っています。また当院はセカンドオピニオンやサードオピニオンで受診される患者さんも多いので、自分のお口の中で気になることがあったら、気軽に相談してほしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

コーヌス・テレスコープ義歯/5万円~、セラミック治療/13万円~

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