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安藤太一 院長の独自取材記事

アンジュール横浜クリニック

(横浜市中区/馬車道駅)

最終更新日:2019/08/28

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古き良き時代の横浜。そんな雰囲気が漂う馬車道に、人々に美と若さを届ける美容外科「アンジュール横浜クリニック」がある。一歩入ると、ホテルのロビーのような高級感ある空間が広がり、ホテルのフロントマンのような出で立ちの美しい男性スタッフがお出迎え。「私は姫!?」的な錯覚に陥る(笑)。が、ただラグジュアリーなだけではない。そこには古き良き時代の横浜の残り香だろうか、なぜだかゆったりと落ちついた気分にさせてくれる不思議な雰囲気が漂っている。院内には、いたるところに絵画が飾られ、それもまたこの落ちついた雰囲気を演出するのに一役買っているのかもしれない。実はこの絵画たち、院長の安藤太一先生の父が集めたものだという。美容医療をつかさどる者に欠かせない美的センスはおそらく、美術商のお父上譲りなのだろう。ただ、この安藤先生、単に美だけを追求する一般的な美容外科医とは一味違うようだ。安藤先生の医師魂に迫ります!
(取材日2013年9月6日)

落ちついた空間でリラックスして過ごせる特別な一日を届けたい

このラグジュアリーな空間にぴったりのおしゃれなクリニック名ですが、どういった意味が込められているのでしょうか。

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アンジュール(un jour)とはフランス語で「ある一日」という意味です。皆さんの美と若さをサポートするにあたって、特に子育てやお仕事、日常につかれた女性たちがホッとできるような一日を提供する場所でありたい、そんな意味を込めて名付けました。あと僕の名前が安藤なので、なんとなく似た響きの言葉にしたかったというのもありますけど(笑)。まあとにもかくにも、癒しの空間というか、緊張感なく来てもらえるような落ち着いた場所にしたいというのがクリニックのコンセプトです。ここ馬車道をはじめ関内とか桜木町というのは古き良き落ちついた街並みが広がり、横浜エリアの中でも特に横浜らしさを感じられる場所だと思うんですね。こうした環境で、ホッとできる空間をつくり、皆さんに美と若さを提供できたらと思っています。

今では美と若さを提供し人々に喜ばれている先生ですが、開業前は少し違った現場にいらしたそうですね。

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長いこと大学病院にいましたが、当時は美容皮膚科専門外来の他にケロイドや瘢痕(はんこん=いわゆる傷あとのこと)の治療を主に担当していました。もともと外科医志望だったんですが、なかでも形成外科を選んだのは、学生時代や研修医のときにさまざまな分野を経験していくうちに、こう思うようになりました。外科医は切って縫って貼ってということをしますが、どんなにすばらしい手術を行ってもそれが内臓であれば縫い閉じてしまって結局、技術的なところは患者さんには伝わりにくい。すごく難しい手術でなければどこでやっても同じ結果であると感じられてしまうのではないかと。一方で、形成外科や皮膚外科の場合は、体の表面に患部がありますからどれくらいよくなったかどうかがダイレクトに見えますよね。あえてそういう世界で勝負したいと考え形成外科の道に進みました。また、僕は子どもが非常に好きで、研修医時代に希望を出して、2か月間小児科の診療に携わりました。当時は小児科医になることも検討していましたが、大学病院の小児科というのは、生まれつきの白血病やがんなど、治療が難しい子が多かったんですね。そういう子どもたちを見ているとすごくつらくなるんです。やはり医師である以上は病気を治したいですから。そういったことからも、治ったことが目に見える形成外科を選んだというのはありますね。

大学病院というと、やはり患者さんも重症度の高い方が多かったのでは?

そうですね。大学病院の形成外科は救急外来を併設しており、基本的にずっと切って、ずっと縫っている毎日でした。傷跡を縫い直したりとか、やけどしてしまったところを植皮して治したりとか、事故などで顔が崩れてしまった部分を目立たないように口の中を切るとか、髪の毛の中からちまちまとわからないように手術したりして、なるべく傷跡を残さないで治すといったことを日常的に行っていました。思い出深い症例では草刈り機の歯が飛んできて、それが目に突き刺さって、目を引き上げる筋肉が引っこ抜けてだらーんとなってしまった患者さんの緊急手術をしたことがありました。まだ僕は3・4年目ぐらいで形成外科医としては新米の頃だったんですが、ちょうどほかの先生がみんな学会に行って出払ってしまっていて。だらーんとなった筋肉を目の奥でくっつけることは不可能だったので、とっさの判断でその筋肉を眉毛の下の組織に固定して、前頭筋(額にあり、眉を上げたり目を見開く時に使う筋肉)の力で目を開ける手術法に切り替え、手術を無事に終えたこともあります。こんなふうに、ほかの一般病院では手が付けられないような重症度の高い患者さんが多く来られる環境を経験したからこそ、様々な症例に対応できるように、腕を磨くことができたんだと思います。

解剖学、全身管理、神経組織を一通り理解してこそ美と若さを提供することが可能に

先生は形成外科の専門医資格をお持ちだそうですね。

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はい。医師として大事なのは、どの科に進むのでも若い時に基礎をしっかりと身に着けることだと思います。なので、研修医期間が終わって大学病院できちんと基礎を学び、当直しながら様々な症例を重ねて技術や知識を積み重ねて、専門医の資格を取りました。専門医の資格を取るのはどの科でも大変なことです。でも、必要なことだと思います。専門医の資格があればそれでいいとは決して思いませんが、その科に対する心構えの一つの指標になるのではないでしょうか。特に美容外科の分野に関しては、解剖学的なところから全身管理、神経・血管組織のことまで一通り理解した上で初めて美容に手を出していい、というのが形成外科での基本的な考え方だと教わりました。そのため形成外科の専門医のライセンスのある先生はみなさんプライドを持っていて、意識的な面でも技術的な面でも少し差があると思います。

いくつになっても美しくありたいと思うのが女性です。専門家として、美を追求し続ける女性たちの高い要求レベルに応えるコツを教えてください。

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例えば可能な限り内出血させないでほしいとか、おかしくさせない他の人にばれないようにしたいといった要求レベルの高い注文に対してお応えする自信はあります! ただ、ひとつ何かをやるとこっちも、こっちもというふうに欲が出てくるものです。たまにメニュー表を見ながら、上から順番にやっていこうとする方もいらっしゃいます(笑)。そうやって美を追求しすぎると時には、これはやりすぎ、必要がない、やるとおかしくなる、ということもあります。なので、高い要求にはお応えしつつも、無駄な治療はお勧めしないようにしています。やはりトータルバランスが大事ですから、もっと鼻を高くしたいとか、もっと二重を大きくしたいとか、ここに涙袋を作りたいとかいうご希望を叶えることによって、お顔が崩れてしまうものに関しては、お断りしています。厳しいようですが、どうしてもやりたかったらほかでやってください、ただしほかでやっておかしくなったものに関しては戻してあげるからね、と。僕たちの仕事はキレイにすることです。ですから、そうやってほかでおかしくなったものを戻すのもまた「キレイにすること」なんです。もともと十分にキレイなものをおかしくするのは意味がないですよね。ですから、基本的にその方のご希望を伺いながら、専門家としての見解もしっかりお伝えするようにしています。僕の美的センスを信じてください(笑)。

美容皮膚科というと、いろいろな機器が大活躍する分野だと思いますが。

5月のオープンから、毎月のように新しい機械を導入しています。例えば、しみ治療の機械。患者さんからとても好評だったのと、あとはお友達と来られる方が多く2人同時に受けられるようにしたいという理由から、さらに1台増やしました。なかなか2台同じ機械を入れるのって場所も取りますし珍しいんですけどね(笑)。あとは肌の保湿力を上げてくすみをとっていくエレクトロポレーションという機械。従来は注射でしか美容液を体に取り込めなかったのを、この機械を使ってより効率的に深部に浸透させることが可能になります。あとは開院後に要望の多かった頑固なニキビあとに高い効果を発揮するフラクショナルレーザーなんかも新しく導入しました。またイントラジェンと呼ばれる2013年に新登場したばかりの機械もお勧めです。世界に数あるたるみ治療器の中では最強の部類です(笑)。もちろん、手術であるとか糸を使った治療法に比べて効果は落ちますが、高周波を皮膚にあてるだけなので、ダウンタイムがなく気軽に治療できるのが特徴です。今後もいいものがあれば取り入れて、横浜の皆さんに低価格でご提供していく予定です。

自由診療メインでも、アイデンティティーは“医師”。その心を忘れずに日々精進

すごくお若く見えますが、先生の若さの秘訣をこっそり教えてください。

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確かに若く見られることもありますが、来年で40歳なんです。まあこういったクリニックを営んでいるわけですから、しわしわのひげひげというわけにはいけません (笑)。秘訣というわけではないですが、すべての治療法に関して、患者さんにご提供するものは最初に自分で受けるようにしています。そのうえで評価して、これはいけるな、この価格で妥当だなと思ったものだけを取り入れるようにしています。その分、かなりの数を試していますし、もちろんボツになったものも山ほどあります。世に出回っている機械でも、これは高すぎる、効果がいまいち、痛すぎるという感じで、自分だったらやるかやらないか、まず患者さんと同じ目線になってみることが大事です。記録として自分の施術前後の写真を保存してありますので、患者さんだって、こうやって僕のビフォー・アフターをお見せすればわかりやすいですよね(笑)。

美容のクリニックにはまだ敷居の高さを感じている方も多いと思いますが、そのあたりはいかがですか?

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当院では自費診療がメインではありますが、皮膚科や形成外科を標榜しており、保険診療も行っております。美容、美容という感じにはなりたくありません。転んで顎を怪我した方や、やけどして慌てて来られる方にもできる限り対応しています。怪我してしまった時や湿疹が出てきた時など、遠慮なくお問い合わせください。美容の患者さんの多くは、治療の価格と質を考えたときに、低価格の大手チェーンクリニックに行くか有名な高級店に行くか、すごく葛藤すると思うんですね。そうした中で、当院は低価格の高級店でありたいと考えています。価格としては安いけど、治療の内容、技術、ホスピタリティとも有名高級店に全く引けをとらない。口コミだけで地元の人が集まってくる。そういうクリニックになれるよう日々努力しています。

では最後に、読者の皆さんがいつまでも若く美しくいられるように、願いを乗せてメッセージをお願いします!

これだけはお伝えしたいのですが、僕は常に“医師であること・医師として新しい知識を身につけて成長すること”を忘れないように心掛けております。時間を見つけてはセミナーに足を運んで、新しい治療法を横浜の皆さんに提供できるように精進しています。そして木曜日には、嘱託医として働いている東京の病院でほかの先生たちとともに全身麻酔下における大きな形成外科手術を行っています。乳房再建の患者さんや、事故やけがで顔が壊れてしまった方、足が腐ってしまった方などの手術に、形成外科医として参加しています。このクリニックではあまり触れ合う機会のないお年寄りの方の眼瞼下垂などの保険診療も行っています。大学病院で形成外科医として培ってきた技術を錆びさせることなく、形成外科の医師であることを忘れずにこれからも治療をおこなっていきたいと思っています。ですから、皆さんも美容のクリニックだからと身構えることなく、小さな町のお医者さんにぜひ気軽に足を運んでみていただけたらうれしいです。

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