新宿漢方クリニック

新宿漢方クリニック

川並 汪一院長

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認知症やうつ病、パニック障害、抗がん剤の副作用などを、東洋医学の考え方にもとに改善へと導くのは、「新宿漢方クリニック」の川並汪一院長。東洋医学の知識と技術を臨床の場で生かすだけでなく、定期的にセミナーを開き後進の育成にも力を入れている。実は川並院長は、40年間内科診断学と病理学の研究、そして教育に携わってきた西洋医学の専門家でもある。医療に関して「洋の東西を問わず『患者を救いたい』ゴールは同じ」と穏やかにほほ笑む院長に、さまざまな話を聞いた。
(取材日2018年12月18日)

話しやすい環境で、カウンセリング重視の診察を行う

―漢方クリニックということですが、どういった診察をされているのでしょうか。

当院は日本の漢方、つまり和漢方のルーツといえる中医学にもとづいて、診察、治療をしています。中医学では心身のバランスの崩れがさまざまな不具合を引き起こすと考えています。私は40年以上日本医科大学を中心に研究者・教育者として西洋医学に携わってきました。ですので、西洋医学の知識・知見を持ちながら、中医学の視点にもとづいて患者さんの病状を判断します。患者さんにとって最適な治療に、東洋、西洋といった垣根はありません。東洋医学と西洋医学、双方の観点から、その方に合った治療法をご提案するのです。もちろん、薬物療法でなく手術で治る病気が見つかれば適切な病院をご紹介します。その方にとっての身近な「かかりつけ医」、そして「家庭医」をめざしています。

―どんな方が来院されるのですか?

クチコミの方も多いですが、インターネットで検索したという方が一番多いですね。西洋医学ではなかなか改善が見られなかったような症状や疾患に悩まれた方が、漢方や中医学に救いを求めて来院されるようです。中医学では、本人の症状と体質を診てバランスを整えます。西洋医学のように病名を決定する「診断」という概念がないため、当院では血液採取やレントゲン、CTなどによる検査は行いません。他の医療施設で病名を告げられた方には、その情報や検査結果を持参いただき、診療を行います。ですから、診察はカウンセリングが中心になります。初診の患者さんでも遠慮なくお話しいただけるよう、空間づくりにもこだわりました。自宅にいるような家庭的な雰囲気なので、皆さんリラックスされ、大声で笑いながら会話することもあります。

―先生はなぜ東洋医学を?

医学部学生だった頃から東洋医学には着目していましたが、大学院では臨床病理診断学、電子顕微鏡診断学を専門としていました。その後、ヨーロッパやアメリカの研究施設で経験を積み、日本医科大学に戻り大学院教授になりました。そんな私が中医学に興味を持ったのは、2009年に私が開催した認知症国際フォーラムで「東洋医学が認知症に挑む」をテーマに、鍼灸と漢方治療が認知症治療にどのように影響するかを紹介したのがきっかけです。研究者としての現役時代は論文を発表することが仕事でしたが、「この研究で助けられる患者さんはいるのだろうか」と思い悩んだ時期もありました。最先端の西洋医学でも治療困難な病気は意外なほど多く存在し、そのために苦しんでいる患者さんがいる。そうした方々の手助けをする一つの手段として、中医学が活用できるのではないかと考え、開業したのです。

自由診療費用の目安 自由診療とは 自由診療とは

初診コンサルテーション:6000円、生薬:500~1000円/日、鍼灸施術:7000円/30分 ※いずれも税別



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