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海老根 真由美 院長の独自取材記事

白金高輪海老根ウィメンズクリニック

(港区/白金高輪駅)

最終更新日:2019/12/26

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白金高輪駅から徒歩1分の「白金高輪海老根ウィメンズクリニック」。婦人科をはじめ、小児科や乳腺外科など複数の診療科を標榜し、女性のライフステージに合わせた幅広い診療を提供するのが特徴の同院。海老根真由美院長をはじめ、医師・スタッフがすべて女性で、子育て経験者も多いことから、寄り添いながら妊婦や子育て世代を支えている。また最近は更年期の相談が増えており、院長自身も経験者として「心のケアも含めて、元気に生き生きと暮らすサポートをするのが私の使命」と力強く語る。不調を感じたときの「総合窓口」としてクリニックを利用してほしいという院長に、診療内容や患者への思いについて語ってもらった。
(再取材日2019年12月5日)

不安いっぱいのママたちをトータルでサポート

こちらの診療の特徴を教えてください。

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当院では、婦人科・産科のほか、小児科・乳腺外科・泌尿器科・内科の診療も行っており、女性のライフイベントに合わせた医療を提供しています。それが一番の強みですね。また女性が受診しやすいよう、すべての科を女性医師が担当している点も特徴です。例えば乳腺外科は男性医師が多いので、受診をためらってしまう方がいますし、尿漏れや膀胱炎に悩む女性も男性患者メインの泌尿器科には行きづらいですよね。そういう方にとっては、気軽に受診しやすいのではないでしょうか。医師以外のスタッフも女性で、ほとんどが子育てを経験しているので、産後間もないママや初めての子育てに悩む方に寄り添いながら診療ができていると思います。

小児科もあると、ママにとっては助かりますね。

私も出産や子育てを経験し、子どもを抱えて何軒ものクリニックを受診する大変さを身をもって感じてきました。小児科を併設していれば予防接種にも対応できますし、妊娠から出産後までママと赤ちゃんをトータルでサポートすることができますからね。新生児専門の医師が診療を担当しているので、月齢の低い赤ちゃんでも安心して診察を受けていただけると思います。子育ての悩みや不安を解消する場として、乳幼児健診も積極的に活用してほしいですね。また育児教室では、医学的なアドバイスはもちろん、保育園や仕事復帰に関する情報も提供しており、あらゆる面でママたちの負担を軽くしたいと考えています。

心のケアを含め周産期医療にも熱心に取り組まれていると聞きました。

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研修医時代に、周産期メンタルヘルス研究に関わったことがきっかけです。その後、2004年からは埼玉医科大学の総合周産期母子医療センターの病棟医長になり、さらに同大学の講師になってからは、地域の助産師や保健師への教育をメインに活動していました。その経験を生かし、現在も妊婦さんや産後間もない方のサポートに力を入れています。例えば妊婦健診では、助産師や看護師、臨床心理士によるカウンセリングを行い、管理栄養士によるケアも取り入れながら、妊婦さんが安心して出産に臨めるようにしています。また、産後も不安を抱える新米ママはたくさんいますから、産後ケアや母乳相談などを通じ、子育てを存分に楽しめるようお手伝いしていきたいですね。

デリケートゾーンのトラブル対応や乳がん検診にも注力

最近、増えている患者さんや気になる主訴はありますか?

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増えているのは更年期の方ですね。中でも多いのはデリケートゾーンのトラブル。「更年期」というと、ホットフラッシュになったり、イライラしたりといったイメージがあるかもしれませんが、実は外陰部や膣のトラブルも発生しやすくなるんですよ。多いのは、尿漏れや外陰部の痛みやかゆみ、におい、かぶれ、できものなどです。これらの症状には、女性ホルモンの分泌や免疫力の低下が関係していて、痛みのせいで下着を履かずに来られる方もいますし、「性交渉ができない」というご相談を受けることもあります。中には「死にたい」と口にされる方もいるほど、当事者にとっては深刻な問題なんです。毎日患者さんを診ている私でさえも、自分が更年期を経験した時はショックでしたから。でも経験があるからこそ、女性が更年期を乗り越えて生き生きと暮らせるようサポートすることが、婦人科の医師としての使命だと思うようになりました。

どんな治療をするのですか?

あらゆる選択肢を用意し、個々の症状に合った治療を提供することをめざしています。例えば、ホルモンバランスを整えるにはホルモン補充療法やプラセンタ療法のほか、漢方薬の処方もしています。その他、できものの切開については、日帰りレーザー治療に対応しているので、忙しい方でも受けやすいと思います。治療後はケアしやすくするため脱毛する方もいらっしゃいます。また診療では、免疫力の高い体づくりのため、食事や運動のアドバイスも行います。腸内菌のバランスが崩れると膣の性状にも影響するといわれているので、そういう観点からも役立つのではないでしょうか。そして何より、更年期は心のバランスを崩しがちなので、メンタル面のサポートも大切にしています。女性としての自信をなくしてしまう方も少なくありませんから、そういうつらさをしっかりと受け止め、ケアしていかなければと思います。

乳がん検診にも力を入れているそうですね。

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デリケートゾーンのトラブルは、女性ホルモン値を下げる治療が必要な乳がんの方にも起こりやすいんですよ。それだけでなく、乳がんは発見が遅れれば乳房の切除や命にもかかわる病気ですから、早期発見が大切です。実際「もっと早く来てくれたら……」と思うような、若い方に何度も出会ってきました。だからこそ、検診を受けていただきたいのです。当院では、乳腺外科専門の女性医師が検診を担当し、受診しやすいようマンモグラフィは月・水曜の19時まで対応するほか、土日も診療しています。また婦人科でピルを処方する際は、事前に検診を受けていただくようにするなど、早期発見に向けたフォローも行っています。もし問題が見つかった場合は連携病院を紹介し、術後は再び当院で経過観察を行うといった地域との連携体制も整えていますので、ご相談いただきたいですね。

些細な悩みも話せる女性のかかりつけ医に相談を

開業のきっかけを教えてください。

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実は大学病院の病棟医長をしている時に結婚・出産をしたので、そこで第一線は退いたのですが、辞める際に「総合周産期母子医療センターの病棟医長が、出産育児で辞めるのか」と言われたことが、心に引っかかっていて……。出産・育児を軽視している人たちがいかに多いか、現状が見えた気がしました。同時に思ったのが、大学病院では目の届かない、網の目からこぼれ落ちてしまう人たちを救うための医療を提供したいということ。そこで、ごく一般的な悩みを持つ患者さんをきめ細かにサポートできるクリニックを作りたいと考え、2013年に開業しました。

患者さんと接する上で大切にしていることは?

いつでも気軽に来院できるような雰囲気づくりをすることです。私を含め、多くのスタッフは子育て経験者なので、私たちが乗り越えてきた悩みや不安にぶつかっているママたちに、経験から得たアドバイスを送ることができます。子育てをしていると、不安になるのは当たり前。でも子どもがいるからこそ味わえることもたくさんあります。ここに来れば日々の疲れが癒やされ、不安が解消されて子育てを楽しいと思える、そんな場所でありたいと思っています。患者さんの心情に寄り添い、いろいろな話をしてくれるような雰囲気づくりをすることで、解決の手口を探して提案することもできますからね。医師としてだけでなく、先輩ママとしても、できる限りサポートしていきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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妊娠、出産、子育て、更年期と、女性にはライフステージに応じてさまざまな変化が訪れます。それは新しい世界を経験することでもありますから、皆さんを前向きにサポートし健康を守っていけるよう、当院では女性スタッフ全員が、母として女性として、悩みや不安に全力で向き合っています。同じ女性だからこそ等身大のアドバイスをすることもできるはずです。もちろん「男性NG」というわけではないので、パートナーの健康管理のためにご活用いただければうれしいですね。心身の不調を感じるときは、1ヵ所が悪いというより、複数の病感が影響し合っていたり、体全体が弱っていたりすることも多いので、何科に行けばいいか迷ったら「総合窓口」として気軽にご相談ください。些細な悩みを話せる女性のかかりつけ医をつくることで、安心して生活を送ることができるのではないでしょうか。

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