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和泉 一清 院長の独自取材記事

イズミ歯科

(墨田区/押上(スカイツリー前)駅)

最終更新日:2020/02/06

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東京メトロ半蔵門線押上駅から徒歩1分。東京スカイツリーの膝元に、1980年の開業以来、地域に親しまれる「イズミ歯科」を訪ねた。墨田区が地元という和泉一清院長は、開業当初から「歯内療法の専門家として、歯と骨をできるだけ残す治療に全力を尽くすこと」と、「清潔で快適な歯科医院であること」を両輪として、世界的にも厳しいとされる欧州基準をクリアした滅菌器を早くから導入するなど、患者の安全に配慮した治療を行っている。診療内容は一般歯科から小児歯科、口腔外科、審美歯科と幅広く、英語診療にも対応可能。院長が作ったという特大プラモデルが飾られた待合室で、開業の経緯や診療で大切にしていること、地域での活動などについて話を聞いた。
(取材日2015年4月20日)

日米の歯学部で学んだ技術を、生まれ育った地に還元

先生は日本と米国両方で歯学部を卒業されていますが、なぜ米国でも学ぼうと思われたのですか?

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尊敬する先生や教授の話を聞くうちに、海外でも見聞を広めて世界で通用する社会人になりたいと思いまして。日本大学を卒業した翌年に渡米し、1976年に南カリフォルニア大学を卒業しました。向こうでは歯内療法(根管治療)や噛み合わせといった1つの分野を極める歯科医師が多く、その技術や知識の深さに「ここまでできるのか」と驚かされることも多かったです。また、あちらは訴訟がからむ責任問題には敏感で、患者さんとのやり取りもテープレコーダーや書面で残すのが普通。当時日本は「先生の言うことなら間違いない」という時代でしたから、とても異質に感じたのですが、今は日本でも患者さんの権利意識が向上し、欧米に近づいてきましたね。われわれ歯科医師もよりしっかりと説明義務を果たさなくてはいけないと感じていますし、それは常に意識しています。

最初から開業を視野に入れていたのですか?

ええ。最初から町の歯科医師として臨床に携わりたいと思っていたので、帰国後は大学で基礎研究をしながら、歯科医院でアルバイトをして資金を貯めていました。この場所はもともと父が日用品の問屋をやっていた場所で、「ビルを建てるんだけれど、ここでやらないか」と言われたのが、開業のきっかけです。ここは私が生まれ育った場所で、近所に知り合いも多く、とても愛着のある土地なんです。できるだけ歯を残すために行う歯内療法を専門としているので、なるべく抜かずに歯を長持ちさせることをモットーとし、インプラントや入れ歯の治療の際にも重要な顎の骨の保存を重視しています。

顎の骨の保存のため、具体的にはどのようなことをするのでしょうか?

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まずは骨が少なくならないようにすることが大切なので、歯周病予防として、クリニックでの歯石除去のほか、患者さんへのブラッシング指導を中心に口腔衛生環境の維持をめざしています。これらをきちんと行えば、歯周病の進行予防につながると考えていますが、症状が進んで骨が少なくなり歯が抜け落ちてしまった場合は、外科的処置を行うことになります。例えば、骨が少ないところに補填材を用いて骨造成を図り、その上でインプラントを埋入するといった方法です。どんな治療をするにせよ、患者さんが帰るときに良い状況になっているようにということを心がけていますね。少しでも痛みが減り、噛める状態になってもらえるよう、全力を尽くして日々の治療にあたっています。

患者の安心を第一に、開業当初から滅菌にこだわり

院内環境の整備や滅菌の徹底にも早くから取り組んでこられたと伺いました。

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欧米では、もし院内感染で肝炎などが蔓延すると訴訟問題になるので、環境基準や滅菌の規格は日本よりしっかりしていると感じます。そのため、私も開業当初から自然と意識してきました。当院では、これまでのオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)に専用アルコールを加えたケミクレーブに代わって、2013年からは真空ポンプを使って高圧蒸気を細部まで送り込むことで、ドリルの内部や細いチューブの中まで滅菌が可能な、プレポストバキューム方式の滅菌器を使っています。タービンなど治療に使う器具は滅菌後パック詰めし、治療時に患者さんの目の前で開くようにしている点も、開院以来変わっていません。これからは「清潔感」ではなく「清潔」であることが不可欠だと思います。

そうやって患者さんがクリニックの取り組みを見ることができれば、安心にもつながりますよね。

そうですね。「きちんと滅菌していますよ」と口で説明するより、「こういう取り組みをしていますよ」ということを、実際に目で確認してもらうことで、患者さんにも安心して治療を受けてもらえるんじゃないでしょうか。これは治療においても同じで、例えば上の奥歯の虫歯などは、鏡で見ることができません。初期段階では痛みもないので、「なぜ削るの?」と思う方もいます。そこで、口腔内カメラで撮影して、実際にタブレットで写真を見ていただきながら「ここにありますよ。こういうわけで治療が必要なんですよ」と説明すれば、すぐ納得していただけます。視覚の効果は大きいので、口腔内カメラとタブレットは診療になくてはならない道具です。

地域での活動についても教えてください。

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近くの墨田区立業平小学校の学校歯科医なので、定期検診のほか、毎年6月の歯の衛生週間に合わせて、3、4、6年生と特殊支援学級の子どもたちに、授業時間をもらって歯の大切さや予防についてお話ししていますね。その際は以前、歯科衛生士専門学校で教えていたつながりで、そこの学生さんが手伝ってくれているのですが、お手製の紙芝居を作ってくれたり、大きな歯の模型を使ってブラッシング指導をしてくれたりと、とても助かっています。子どもたちにはしっかりした知識を身につけてほしいですね。本当は毎年全学年で実施したいのですが、歯科衛生士をめざす学生さんが減っていることもあり、今はこれが精一杯。もし子どもたちの中から、歯科衛生士や歯科技工士をめざす子が出てきてくれるとうれしいですが、そのためにも歯科界全体をもっと魅力のある業界にする努力をしないと、とも感じています。

安全性の高い治療を提供するのが、臨床歯科医師の役割

先生が歯科医師になろうと思ったきっかけは?

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高校生の時には医療の道に進むことは決めていて、医科か歯科かで迷っていました。先生からは冗談交じりに、「急患で夜中に起こされることもそうはないから、歯科がいいんじゃないか」と勧められたこともありましたね(笑)。歯科を選んだのは、卒業して歯科医師になった先輩が学校検診の担当歯科医師として来て、先生と「お前も立派に歯医者になったんだなあ」「お世話になりました」と言葉を交わしているのを見て、いいなと思ったことや、手先を使う細かい作業が好きだったことが影響しています。また小さい頃に、痛い虫歯を治してしっかり噛めるようにしてくれた歯医者さんの思い出とか、そういうものが積み重なった結果だと思います。その時に感じた「しっかり噛めるようにする歯科の仕事はいいな」という素朴な思いも、関わっていたかもしれませんね。

どんなことで気分転換やリフレッシュをしていますか?

お酒が飲めないので、庭掃除をしたり、休日に外に出かけたりすることでしょうか。ハイキングやウォーキングをしたり、近場で開催されるイベントに行ったりもします。妻が成田出身なので、成田山新勝寺の節分の豆まきに、豆をまく側として参加させてもらったこともあります。最近では、近場の隅田川沿いや千鳥ヶ淵で花見をしたり、公園や庭園巡りをしたりしていますね。あとは、すぐ近くの商業施設でのショッピングや、歯科関係のセミナーや勉強会への出席などに休日を使うことも多いですね。それであまりストレスを感じずに過ごせているので、こういう過ごし方が性に合っているんだと思います。

最後に、一言メッセージをお願いします。

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読者の方々に向けてというより、自戒を交えてになりますが、新しいものがすべて良いとは限りません。マスコミでは新しいものばかりが注目されがちですが、新しい治療法や薬を試すのは研究者の仕事。われわれ臨床歯科医師は、大学での研究を経て、きちんとした科学的根拠に基づいた安全性の高いものを使って、患者さんに治療を提供することが大切です。それが当院の方針といえば方針ですね。うちは何も特別なことはやっていませんが、歯内療法の専門家として患者さん自身の歯と骨を残すことに力を注ぐこと、そして清潔で快適な歯科医院であることを、これからも大事にしていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~、骨造成/3万円~、ホワイトニング/2万円~

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