名倉 直重 院長の独自取材記事
名倉医院駅前クリニック
(足立区/北千住駅)
最終更新日:2026/01/20
2004年に開院した「名倉医院駅前クリニック」では、歴史ある本院から受け継いだ地域医療の精神を大切にしながら、時代に即した整形外科診療を行っている。北千住駅西口から徒歩約3分、駅直結の複合施設の医療フロアにあり、赤ちゃんから高齢者まで幅広い年齢層の患者が訪れる。腰痛や肩凝り、膝や手指の痛みなど整形外科症状・疾患全般に対応し、症状や生活背景に配慮した診療を行っているのが特徴だ。「来て良かったと思ってもらえる医療機関でありたい」と穏やかに語る名倉直重院長に、クリニックの特徴や大切にしている思いについて話を聞いた。
(取材日2026年1月5日)
250年以上続く本院の精神を受け継ぎ地域医療へ
クリニックの歴史や特徴についてお聞かせください。

当クリニックの本院である名倉医院は、江戸時代から250年以上続く歴史を持ち、現在は父が8代目、私が9代目として診療にあたっています。代々受け継がれてきたのは、「足立区をはじめとする地域の方々に医療を届ける」という精神であり、時代が変わっても受け継いでいきたいと思います。多くの人に支えられてきた歴史を、これからも大切にしていきたいです。一方で、医学は日々進化しています。昔から父から「こうしろ」と言われたことはなく、私自身が研究したいことを伸び伸びと学ばせてもらいました。これからも地域の皆さまに還元していけるよう、最新の知見を積極的に取り入れながら、より良い診療を心がけていきます。
どのような患者さんが来院されていますか?
当院には、赤ちゃんからご高齢の方まで、とても幅広い年齢層の患者さんが来院されます。小さなお子さんの場合は、ベッドから落ちてしまった、足の形が気になるといったご相談が多いですね。症状も多岐にわたり、腰痛や肩凝り、膝の痛み、手や指の痛みなど、整形外科疾患のほぼ全般を診られるよう体制を整えています。また、男性・女性それぞれに特有の疾患もあるため、あらゆる方のお悩みに対応できるよう努めています。北千住駅は複数の路線が乗り入れるターミナル駅ですので、足立区だけでなく、千葉県や埼玉県など、さまざまな地域から患者さんがお越しになります。駅から徒歩約2分という立地も、通院のしやすさにつながっているのではないでしょうか。
こちらのクリニックと本院の違いはどういったところでしょうか。

本院と比べ、当院には、北千住駅からのアクセスの良さから、広域からも多くの患者さんが来院されています。検査や薬の選択肢も整えており、幅広い疾患に対応できる体制を取っています。それぞれの医院に異なる特徴がありますが、地域の皆さんに信頼していただける医療を提供したいという思いは両院に共通しています。
赤ちゃんから高齢者まで幅広い整形外科疾患に対応
リハビリテーションの特徴についてお聞かせください。

当院では、物理療法を提供しています。具体的には、首や腰のけん引療法、患部を温めて痛みを緩和する温熱療法、電気刺激で痛みを和らげる低周波療法などがあり、これらを患者さんの症状に合わせて組み合わせています。けん引療法は、首や腰の筋肉の緊張をほぐし、血流を良くする目的で用いたり、頸椎や腰椎の椎間板ヘルニアによる腕や足のしびれを緩和するためにも活用しています。また、水圧でマッサージを行うウォーターベッドも備えており、リハビリテーションスタッフが丁寧に対応します。通院の頻度については、お仕事やご家庭の都合を踏まえ、無理なく続けられる範囲で調整しますので、お気軽にご相談ください。
より専門的な治療が必要な場合、どのように対応されているのでしょうか。
私は、患者さんにとって最適な医療につなげることが、医師としての重要な役割だと考えています。地域のクリニックとして整形外科疾患を幅広く診察し、より高度な医療が必要と判断した場合には、適切な専門機関へおつなぎすることも大切だと考えています。そのため、大学病院をはじめとする医療機関や、各分野の専門の先生方と日頃から交流を図り、連携体制を築いています。実際、重症の患者さんを抱え込まず、適切な医療機関へお送りするという姿勢は、本院の名倉医院が250年以上にわたり地域の方々に支えられてきた理由の一つだと思っています。また、より専門的なリハビリテーションが必要な方には、連携医療機関をご紹介しています。症状や治療について不安があれば、安心してご相談ください。
診療において大切にされていることを教えてください。

最新の知見を取り入れ続けることを大切にしています。医学は常に進歩しているため、日本の論文はもちろん、海外の論文にも目を通すようにしています。研究会にも積極的に参加し、医療ニュースや新聞などのメディアからも情報を得るよう心がけています。こうした取り組みは、最近の傾向や新しい治療法に常にアンテナを張り、患者さんにとってより良い診療につなげていきたいという想いからです。私自身は肩の痛みに関する研究で学位を取得しましたが、地域のクリニックには肩だけでなく、さまざまな年齢層の方が多様な症状を訴えて来院されます。そのため、特定の分野に固執せず、どのような疾患にも対応できるよう、幅広い知識を持って患者さんと向き合うことを心がけています。
「来て良かった」と思ってもらえる医療機関をめざして
患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

来院された患者さんに「来て良かった」と思っていただけるクリニックでありたい。それが私の根本にある思いです。ただ、それを実現するには私一人の力だけでは足りません。看護師、受付、リハビリテーションスタッフなど、すべてのスタッフが同じ気持ちで、患者さんに優しく接することが大切だと考えています。とはいえ、私から「こう対応してほしい」と具体的な指示を出すことはあえてしていません。自分自身がそうした姿勢で診療に臨むことで、自然とスタッフにも伝わっていくはず。いわば“以心伝心”で、クリニック全体のいい雰囲気をつくっていければと思っています。
今後の展望についてお聞かせください。
これまで大切にしてきた診療の在り方を守りながら、時代の変化に合わせて柔軟に対応していくことが重要だと考えています。今後はご高齢の方がさらに増えていく時代を迎えますし、長期的には人口減少という課題もあります。そうした社会の変化に臨機応変に対応しながら、地域医療を提供し続けていきたいですね。また、当院の特徴の一つとして挙げたいのが、母校である東邦大学の医学生を受け入れていることです。地域医療実習の一環として、年間で約9人を受け入れています。これは東邦大学と提携しているクリニックの中でも特に多い人数だそうです。大学病院とは異なる診療所の現場を、実際に見て学んでもらう機会を積極的に設けることで、未来の医療を担う学生たちの成長に、少しでも貢献できればという思いで取り組んでいます。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

体の不調を少しでも感じたら、一人で抱え込まずに気軽にご来院いただきたいと思っています。今はインターネットで何でも調べられる時代ですが、必ずしも自分の症状に対して正しい答えが返ってくるとは限りません。調べれば調べるほど不安になってしまうこともあるでしょうから、まずは医療機関に相談してみることをお勧めします。当院は北千住駅から徒歩約2分の場所にありますので、お仕事帰りやお買い物のついでに立ち寄りやすいかと思います。何か気になることがあれば遠慮なくご相談ください。

