東京女子医科大学/東医療センター

上野 惠子院長

35072

都営荒川線宮ノ前駅より徒歩3分、古くからの下町住宅街の中に「東京女子医科大学東医療センター」はある。新宿・河田町にある本院と比べて、「スタッフの顔の見える、ちょうど良いサイズ」だと言うのは、2013年より院長を務める上野惠子先生だ。上野院長の魅力は、人を惹きつけ動かすそのエネルギッシュな会話力にありそうだ。病院をどのように改革してきて、またどこへ向かっているのかを聞いた。
(取材日2016年4月13日)

中核病院としての役割をより明確に、機能を際立たせる

―こちらは大学病院でありながら、地域の中核病院でもありますね。

当院は80年以上にわたり、「第二病院」として地域の方々に親しまれてきました。ただ、国による病床の機能分化という目標もあって、高度急性期という役割にシフトしていくことになりました。町の開業医の先生に普段から患者さんを診ていただき、何かあれば紹介状を持って当院のような急性期の病院にかかっていただくという事になります。そして外来治療や入院をされた後は、逆紹介をし、地域の先生方にお返しして引き続き診ていただく事になるのです。この「紹介率」や「逆紹介率」を上げて「地域医療支援病院」をめざすことは、前院長の時代からの目標でした。院内の先生方に更なる意識を持っていただく事でそれぞれ40%、65%という目標を大きく超えて、逆紹介率などはもう90%にもなっています。

―改善のキーは何だったのでしょうか?

城東地区の医療連携フォーラムを通じて、地域の先生方との交流をより深めたことだと思います。フォーラムは2003年から始め、今では5区6医師会の先生方が参加してくださっています。当初は当院がテーマを決めてレクチャーするだけの会でした。それを医師会の先生方も交えての持ち回りに変えて運営していく事で、地域との連携はより密になったかと思います。また、副院長を地域医療支援病院の担当にして3年で認可が取れるように動いたのも効果的だったかもしれませんね。実際にはそれよりも早く達成できましたから。地域連携室のスタッフも頑張ってくれていますし、当院の先生方も紹介・逆紹介の意識を高く持っています。患者さんには、初診の際に紹介状を持ってきていただかないと別途料金が発生するようになりましたが、大学病院としての役割を全うする事で地域に貢献できればと思っています。

―小児の救急外来の受診状況も改善されたと伺いました

そうですね。当院は2次救急医療機関として緊急性の高い重篤な患者さんを24時間体制で受け入れていますが、夜間・休日に多くの患者さんが来院されていて、重症の患者さんへの対応に支障が出ていたのです。そうした状況を改善すべく、「時間外選定療養費」というのをいただくようにしたところ、ひと月に1000人以上いらした小児救急の患者さんが半分以下にまで減り、緊急性のない患者さんの救急受診を抑制する事につながりました。一方で入院患者さんは増えていますので、本来の目的である重症な方を診る事ができていると思われます。

記事更新日:2016/06/28


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