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佐久間 健志 院長の独自取材記事

さくま歯科クリニック

(荒川区/町屋二丁目駅)

最終更新日:2026/04/07

佐久間健志院長 さくま歯科クリニック main

下町の温かさが残る荒川区町屋。東京メトロ千代田線町屋駅から徒歩5分、東京さくらトラム(都電荒川線)町屋二丁目駅正面のビル2階に「さくま歯科クリニック」はある。院長の佐久間健志先生は松本歯科大学を卒業後、開業医のもとで研鑽を積み2008年に同院を開業。悪い歯を診るだけの治療にとどまらず、患者の生活習慣にまで目を向けるほか、子どもの顎の発育を促すための矯正歯科にも力を入れる。「患者さんとは気さくに付き合える人間関係を築きたいですね」と優しくほほ笑む佐久間先生に、診療方針や予防歯科の重要性などについて話を聞いた。

(取材日2026年2月10日)

疾患を診るだけでなく体全体を視野に入れる

先生のこれまでの歩みをお聞かせください。

佐久間健志院長 さくま歯科クリニック1

もともと人を助ける仕事に就きたくて、歯科医師以外に救急救命士も良いなと考えていました。しかし父親が耳鼻科の医師で親戚も歯科医師だったこともあり、歯科医師の道を選択しました。歯科の仕事は手作業なので正しい姿勢が大切。進学した松本歯科大学では姿勢から徹底的にたたき込まれましたね。大学卒業後は東京歯科大学千葉歯科医療センターで臨床研修を受けた後、いくつかの開業医のもとで研鑽を積み、2008年に当院を開業しました。開業後もセミナーなどに参加しています。歯科では悪い箇所のみを治療することが一般的ですが、体全体から疾患の原因を追究し、時には生活習慣の見直しを取り入れるという考え方を、セミナーを通じて知り衝撃を受けました。そのセミナーには10年ほど通いました。

この地に開業して18年を迎えられます。

この町は父の実家がある所なのですが、下町なので人情味があり、気さくな人が多いですね。患者さんは地元の人以外にもよそからこの土地に越してこられた方も多いですよ。患者さんとは歯科医師と患者というより、気さくに付き合える人間関係を築きたいと思っています。開業から18年を迎えますが、町も患者さんもあまり変化はないですね。患者さんの年齢層は中年期の方が主ですがご高齢の方もいらっしゃいます。定期検診に通われる方も多いですね。セルフケアだけだと歯周病などに目が行き届きにくいため、定期検診は若くて歯に問題がない人は1年に1度、そうでない人であれば半年に1度は受けてほしいですね。後ほど詳しくお話ししますが当院では歯磨きとデンタルフロスの指導を徹底しています。

患者さんの主訴と、診療方針を教えてください。

佐久間健志院長 さくま歯科クリニック2

主訴は歯が痛む、しみるが多いですね。そのほか、歯のクリーニングをご希望の方もいらっしゃいます。虫歯や歯周病などの基本的な治療をしっかりと行うことはもちろん、先ほどのお話にもつながりますが根本的な原因を見つけ出すことも歯科医師の仕事だと考えています。食いしばりや歯ぎしり、噛み合わせなどの症状は、頬づえや横向きに就寝するなど生活習慣が関わっている場合もあります。よってトラブルの原因がどこにあるのか考えることを自分の診療のテーマにしています。また患者さんによってそれぞれ希望する治療のゴールは異なります。私の考えるゴールを押しつけず、患者さんの希望に添った治療を行うようにしています。

適切なセルフケアを指導し、歯の健康をサポート

予防歯科に力を入れているそうですね。

佐久間健志院長 さくま歯科クリニック3

「バイオフィルムマネジメント」といって、簡単にいうと「歯の健康を保つための予防」を当院では大切にしています。歯垢の細菌が成熟するとバイオフィルムという膜となり、そのフィルム状の汚れの膜が歯の表面にまとわりついてしまうのです。バイオフィルムは歯周病を引き起こす大きな要因です。当院では、まず患者さんにご自身の口腔内の状態を知ってもらうために、それぞれの歯の状態と、歯周ポケットの深さや炎症の有無について検査します。そして先ほどもお話しした歯磨きとフロスの指導を行います。フロスは歯の間に入れれば良いと誤解されている方も多いのですが、フロスの目的は歯の周囲についているバイオフィルムを取ることなので、1ヵ所につき20回ほどこする必要があります。ご自身で正しい歯磨きとフロスを行っていれば大きな問題にはなりにくいので、患者さんの癖なども見ながらしっかりとお伝えするようにしています。

子どもの矯正歯科にも注力されています。

近頃は鼻呼吸ができず口呼吸をする子どもが増えているといわれます。口呼吸をすると舌が下がるため上顎骨の定位置に舌が収まりにくいのです。それにより舌の圧力が得られず歯並びに悪影響を及ぼすとされます。さらに舌が定位置にないことで、上顎が成長しにくく永久歯が生えるスペースの確保が難しくなります。上顎骨の成長のピークは10歳、下顎骨は12歳といわれているため、その前に上顎骨を前上方に広げるための治療を行います。同時に鼻呼吸を覚えて舌を定位置に置く癖づけも大切です。当院では、高校生以降の矯正においてもしなやかなワイヤーを用いることで、痛みに配慮しています。

患者さんと接する時に心がけていることは何ですか?

佐久間健志院長 さくま歯科クリニック4

歯科治療は緊張するものなので、極力患者さんの気持ちが和らぐように気を配っています。痛みに恐怖心がある人にはしっかり麻酔も行います。せっかく治療に来たのに、嫌な思いをしてほしくないと思っています。以前ほど一人ひとりとじっくりお話をする時間が取れなくなってしまいましたが、少しでもお話をしてリラックスしてもらってから治療に入るようにしています。特に初診の患者さんは、お話と治療を合わせて30分は取るようにしています。患者さんの状態はさまざまですが、痛みを取り除き、次回の診察まで問題なく日常生活を送れるようにということを意識しています。

患者が安心して通えるような場所へ

スタッフとの連携をお聞かせください。

佐久間健志院長 さくま歯科クリニック5

当院は歯科医師1人、スタッフ1人体制なのですが、スタッフは受付から滅菌、患者さんへの歯磨き指導までなんでもこなすベテランです。患者さんともフレンドリーな関係を築いており、患者さんも私に言えないこともスタッフには打ち明けてくれています。また患者さんが私に言い忘れたことを後でスタッフに伝えてくれるので、情報の伝え残しが生じません。私が忙しい時は、患者さんの歯磨き指導もしっかりとやってくれるので助かっています。勤務年数も長く当院の患者さんをしっかり把握しているため、定期検診などで久しぶりに来る患者さんのことはもちろん、皆さんの誕生日まで覚えてくれているのでありがたいですね。

休日はどのようにお過ごしですか?

普通の日常を過ごすことに幸せを感じますね。チワワを飼っているのですが、散歩に行くのはもちろん夜は一緒に寝ています。かわいくて癒やされますね。また家族と公園で過ごすことも多いですね。子どもは4人いて上は19歳で一番下は4歳なのですが、次女がこの度高校に進学するお祝いもかねて、家族で大型テーマパークに行く予定です。夜のパレードまで観るので1日仕事ですね(笑)。さらに今年は普段世話になっている家族への恩返しの意味も込めて、北関東で家族そろって米作り体験に挑戦する予定です。田植え、田んぼの草取り、稲刈り、脱穀と全工程に参加するので今から楽しみですね。自然の多い所は空気も良いし心が洗われますよね。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

佐久間健志院長 さくま歯科クリニック6

引き続き子どもの口腔機能を正常化させるための取り組みに力を入れていきたいですね。この分野は治療の手立てはあっても、まだ体系化されていない部分も多いので探りながらやっていくしかありません。表情筋や咀嚼筋などの顔貌を見ることでどこの機能が悪いかを判断するという分野の勉強を現在行っているところです。当院は、引き続き患者さんが安心して通える場所でありたいですね。大変な状態の患者さんでも、希望を持てるような診療を行っていきたいです。歯科治療は手仕事なので歯科医師に気持ちのブレがあると治療に現れるものです。いつも自分の気持ちを落ち着け、一つ一つの治療に誠実に向き合う姿勢を今後も持ち続けていきたいですね。歯のトラブルは早期治療が大切ですので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/24万円~、矯正/65万円~