不安な気持ちを「安心」に
チームで支える胃の内視鏡検査
深川ギャザリアクリニック
(江東区/木場駅)
最終更新日:2026/03/23
- 保険診療
口や鼻から細い管状のカメラを入れ、喉から十二指腸までの状態を確認する「上部消化器内視鏡検査」。胃がん・胃潰瘍・逆流性食道炎などの若い世代にも多い病気やピロリ菌の発見にもつながり、もし胃がんが見つかっても初期ならば内視鏡で切除できることもあるという。だが、痛みや嘔吐反射、麻酔など、特に初めて受ける人にとって不安は尽きないだろう。検査に関する疑問があっても医師の前では質問がしづらいのではと思うかもしれない。そんな患者の気持ちに寄り添い、医師と看護師がチームとなって行うのが「深川ギャザリアクリニック」の内視鏡検査。何よりも安心安全を重視する松永正先生は前胸部や上腹部の違和感を感じたり健康診断で選択できる場合には、積極的に受けてほしい検査です」と訴える。今回はそんな同院の検査について教えてもらった。
(取材日2026年2月26日)
目次
患者の気持ちにチーム一丸となって寄り添い、安心安全な胃の内視鏡検査をめざす
- Q胃の内視鏡検査はどのようなタイミングで受けるべきですか?
-
A
▲患者とのコミュニケーションを大切に検査へ進む
まずは自覚症状のある方。胃の痛みや胸やけ、それに加えて咳が止まらない、げっぷが多い、熱いものや冷たいものを食べた時にしみるなど、喉から胸部にかけての違和感があれば内視鏡検査をお勧めします。これらの症状の裏には胃がん・胃潰瘍・逆流性食道炎などの病気が隠れている可能性があり、特に喫煙や飲酒の習慣のある方は要注意です。また、健康診断の選択肢に内視鏡検査があるならば、喉から十二指腸にかけての状態を診てもらう良い機会。ピロリ菌の有無を確認するためにも、ぜひ受けていただきたいですね。また定期的に受ければ予防につながりますし、もし胃がんが見つかっても、早い段階ならば内視鏡で切除することも可能です。
- Q検査の際、どのような点を重視していますか?
-
A
▲誰でも安心して受けられるよう院内の体制を整えている
当院が最も重視しているのは、安心安全な検査であることです。検査を行うのは複数人の経験豊富な医師で、使用するのは管の細い先進のレーザー内視鏡。これは従来の内視鏡よりも鮮明な画像を映し出し、特殊な光を用いることで血管の構造や小さな病変も確認しやすいのが特徴です。嘔吐反射の強い方は鼻から、眠ったような状態で受けたい方は鎮静剤を使って口から挿入するなど、患者さんのご希望を伺いながら適した方法を用います。このように、安全のためのさまざまな工夫を取り入れているのですが、検査前の患者さんは不安でいっぱいなことでしょう。その不安を安心に変えるために、看護師が説明など重要な役割を果たしています。
- Q患者さんに寄り添い、チームで検査を支えているのですね。
-
A
▲高度な技術を用い、質の高い治療を心がける
そのとおりです。医師の技量や機器の精度は患者さんには伝わりにくく、また実際に不安を感じるのは痛みや不快感に関するものかと思います。当院では医師の診断の後に看護師が患者さんと向き合い、アレルギーや嘔吐反射など体質や体調を確認。安全性に配慮するとともに、経鼻・経口の選択肢や麻酔などについてわかりやすく説明することで、患者さんの不安や疑問の解消に努めています。初めて麻酔を受ける方もいるでしょうし、体内に管を通すというのは簡単なことではありません。その不安な気持ちに寄り添い、医師も看護師も皆で患者さんを支えながら検査を勧めています。
- Qこちらのクリニックでの検査の流れを教えてください。
-
A
▲痛みやつらさを伴わないよう鎮静剤を投与し、看護師も付き添う
前回の食事から時間がたっていれば、診察後にそのまま内視鏡検査を受けることも可能です。看護師より十分に説明を行った後、口の中もしくは鼻への麻酔、また必要に応じて鎮静剤を投与します。検査中も看護師が隣に付き添い、背中をさすったりお声がけしたりしますので、不安に感じずリラックスしてください。また経口の際は、管を専用のマウスピースではなく看護師の手で押さえます。これは患者さんの動作などで管が思わぬ方向に動くことを防ぎ、苦痛を感じた際にもすぐ気づけるようにという、検査の安全性を高めるための工夫です。鎮静剤を使用している場合は横になったままでリカバリー室に移動して、1時間ほどゆっくりお休みいただきます。
- Q検査後はどのようにフォローしていきますか?
-
A
▲地域のクリニックで専門性の高い治療を実現
検査後の数時間は水分摂取や食事に注意が必要で、組織を取り除いた場合にはさらに注意点があり、その辺りを看護師から説明します。また緊急時の連絡先もお伝えしますので、例えば検査の後に鼻血が出たり、胃がとても痛んだりというような場合は、すぐにご連絡ください。病理検査の結果は後日の来院時に、または書面や電話などでお伝えします。その他、重い病気が疑われたり、検査中の万が一の事態に備えて「がん研究会有明病院」や「昭和医科大学江東豊洲病院」などとの連携も強化しています。このように検査前から検査後まで安心してお任せいただける設備と体制を整えていますので「来年もこちらで受けよう」と思ってもらえたらうれしいですね。

