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大内 豪 院長の独自取材記事

とよす矯正歯科

(江東区/豊洲駅)

最終更新日:2021/10/12

大内豪院長 とよす矯正歯科 main

有楽町線、ゆりかもめ線「豊洲駅」直結のシエルタワー内にあるのが「とよす矯正歯科」。院内は、まるでホテルラウンジかと思うような居心地のよい空間が広がっている。「いかにも歯科医院という雰囲気にはしたくなかったんです」と話してくれたのは、院長の大内豪先生。穏やかな語り口調と自然な笑顔には温かい人柄がにじみでている。落ち着ける内装にこだわったのは「歯科医院が緊張する場所ではなく、くつろげる空間だったら通うのも楽しくなるのでは」と考えたからだそう。診察室までは段差のないバリアフリーのゆるやかなスロープでつながり、診療台の隣にはベビーカーを置いておけるようにゆったりとスペースがとられているなど、随所に優しい心遣いが感じられる。大内先生に診療スタンスや診療の際に心がけていることなど、じっくりお話を伺った。


(取材日2014年1月10日)

ゆったりとくつろげる空間で診察

開業されて7年になるそうですね。

大内豪院長 とよす矯正歯科1

豊洲で矯正専門歯科医院として開業しました。この辺りは7年前と今とでは全然違いますよ。初めてこの場所を見に来たときには少し寂しい感じがしましたが、それからどんどん開発が進み、ここ4、5年で子どもの数もぐんと増えました。ちょうどここを開業した年に小学校が新しく1つできたのですが、その学校がもういっぱいで今度また新しい学校ができるそうです。当院にいらっしゃる患者さんは、お子さんと、30代40代くらいの女性が多いですね。特にお母さんの世代が多い印象です。お子さんが矯正していて、お母さんも始めたり、逆の場合もありますが、ご家族でいらっしゃる患者さんが増えました。皆さん事前にいろいろ調べていらっしゃいます。中には、他の歯科を何軒も回ってからいらっしゃる方もいます。矯正の専門歯科医院ということで安心して来ていただけているのではないでしょうか。

とても落ち着く空間ですが、どのようなところにこだわって作られたのですか?

私も病院に行くと、その独特の雰囲気に緊張してしまうことがあるので、患者さんには緊張せずに楽しく来てもらえるようにしたいと考えました。乳幼児をお連れの患者さんも安心して治療に専念していただけるように、待合室から診察室までは段差をなくし診察スペースも広くとってありますので、ベビーカーをユニットの隣に置いて治療を受けていただくことができます。スタンドライトを置かず、治療の際には天井につけたライトを使用するため、視野を遮られない広々とした空間になっているのも特徴です。また矯正治療の場合、最初のご相談がとても大切です。仕切れる空間がないと患者さんにとっては話しにくいこともあるので、カウンセリングルームを設け、じっくり向き合ってお話ができるようにしました。

先生の診療スタンスをお聞かせください。

大内豪院長 とよす矯正歯科2

私の診療スタンスは、開業前に勤務していた吉祥寺の「渡辺矯正歯科」で、院長の渡辺和也先生から教わったことが核になっています。渡辺先生には矯正の技術的なことから、患者さんに対する姿勢など基本的なことまですべて教わりました。患者さんへの接し方は、自分一人で学ぼうと思ってもなかなかできないものなので、具体的に指導してもらえたことはとてもありがたかったです。渡辺先生からは、「治療以前のことを一番しっかりするように」とよく言われましたね。患者さんは不安や悩みを抱えて来ているので、まずはそれを解消してあげないといけないということです。それにはもちろんきちんとした知識も必要ですが、まずは不安を持っている患者さんに笑顔で接すること。私も最初はぎこちない笑顔でしたが(笑)、今では心からの自然な笑顔でお迎えしています。

まずは患者の悩みを聞くことを一番に

先生はカウンセリングをとても大切にされていますね。

大内豪院長 とよす矯正歯科3

ええ。矯正を始める前の段階で、人それぞれ持っている悩みは違います。矯正をすることを決めてからここにいらっしゃる方もいますが、治療をするかどうかで迷っていらっしゃる方も多いのです。その方たちにとって何が悩みとなっているのかを聞き出すことは、難しいですが大事なことです。お悩みで多いのは、治療に長い期間かかることで見た目を気にされたり、口の中に装置を付けるのでストレスを感じるのではないか、ということ。その一つ一つについて、時間をかけてお話をしていきます。当院ではカウンセリングは無料ですので、どんどん相談に来ていただいて構いません。今はネットでもいろいろ調べられますが、自分なりの判断で決めてしまわず、「どうしようかな」と悩んでいる段階でぜひ来てください。

こちらにはお子さんも多くいらっしゃるそうですね。

そうですね。お子さんの矯正では、マウスピースタイプの外せる装置をメインにしています。自分で歯磨きがしっかりできないお子さんの場合、歯に直接装着するタイプですと虫歯になるリスクが高いのです。着脱可能なので、家にいるときに使ってもらうようにしています。親御さんは続けられるかを心配される方が多いのですが、小さなお子さんでも習慣になってしまえば問題なく続けられますので安心してください。また、お子さんの場合はどの時点から矯正治療を始めるかが大事になってきます。目安としては、前歯が生え替わったタイミングで歯並びが心配なようでしたら一度来ていただけるとよいと思います。状態によって必ずしも矯正をしなければいけないわけではありません。まだ乳歯だけの時期には治療をはじめるには早すぎる場合がありますので、歯磨きの習慣をつけるなど虫歯の予防に力を入れてください。また、矯正が必要な場合は、早めに治療をはじめることで、将来的に歯を抜くといったリスクを減らせると思います。

大人でも矯正はできますか?

大内豪院長 とよす矯正歯科4

もちろんできます。昔は、矯正は子どもがやるもの、大人になると諦めてしまうという空気がありましたが、今は違いますね。将来的に口の中の健康を考える上でも、歯並びを整えたいと思う方が増えています。技術の進歩もありますが、患者さんの意識も高くなっていますよね。矯正の大きな目的の中には、しっかり噛めて、しっかり磨けるようになることもあります。いくつになってもできるので、決して年齢だけで判断をしないでくださいね。当院には50代の患者さんもいらっしゃいます。お子さんが治療をされていて、歯並びが整っていくのを見て「自分もやりたい」と始められたんです。気にしている方は悩んでいないですぐに相談に来ていただきたいです。「ちょっと考えます」と言って1年後、2年後に来る方もいるのですが、「あの時すぐにやっていたらもう終わってるよ!(笑)」ということもあります。その方にとっては考える時間が大事だったので、慌てる必要はもちろんないのですが、悩んでいる期間がもったいないですからね。

矯正治療のおもしろさ、日々進化していく技術

先生が医師を志したきっかけを教えてください。

大内豪院長 とよす矯正歯科5

父が歯科医師だった影響はありますね。一番身近に見ていた職業ということで、なんとなく意識をするようになりました。学生時代の臨床実習で他の科は実際の診療に近いものを経験できたのですが、矯正だけは座学と見学のみ。何年という期間をかけて治療をしていくので、学生の数ヶ月でそう簡単にできないのは仕方がないのですが、実習で経験できなかったことを「もっと知りたい、勉強したい」と思い、矯正を専門としました。卒業後には東京歯科大学の矯正科でトレーニングを積みました。もちろん大変なこともありましたが、自分で治療をするようになって、患者さんの歯並びが整って笑顔を見せてくれたり、喜んでくれる姿を見ると自分も嬉しいですね。

患者の笑顔がやりがいに繋がっているんですね。

そうですね。患者さんから「色々なところをまわってみたけれど、やっぱり先生にお願いしたい」と治療をはじめた方が、終わったときに「先生に頼んでよかった」とお話してくれたことがあったんですが、こういうのが本当に嬉しいですね。今も、矯正の技術はどんどん進化しています。それに対応するため学会や講習会などに出来る限り参加して、常に新しい情報を入れるようにしています。矯正の治療はまだまだこれから大きくなる分野で、技術的にも変わっていくでしょうね。5年前の技術がもう古くなっているような状況です。新しいものが必ずしもよいわけではありませんが、知識を得たうえで、どれがよいかを判断していかないといけないと思っています。

お休みの日はどのようにお過ごしですか?

3歳になる子どもがいるので、一緒に遊ぶことが多いですね。今はあまりやっていないのですが、大学時代はトロンボーンを吹いていて、ビックバンドでジャズを演奏していました。当時のメンバーでたまに集まって演奏することもありますよ。何かイベントないとなかなか練習しないのですが(笑)、誰かの結婚式などがあるとがんばって練習をして披露しますね。仲間たちとは今でも付き合いがあるんです。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

大内豪院長 とよす矯正歯科6

この辺りはまだまだ人口も増えていきますので、それに伴って当院の役割も増えていくと思います。せっかくご縁があってこの場所で診療をさせてもらっているので、この地域の方たちにとって、気になることを気軽に相談できる歯科医院でありたいですね。最初のご相談には特に時間をかけていますので、「いろいろなところに行ってみたけれど、全部話が違うのでよくわからない」という方にも、丁寧にお答えしていきます。一度でわからないときには何度でもご相談に来てください。私がいるからには、この地域の方たちの歯並びがみんなきれいになるようにしたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

●歯列矯正/55万円~
●マウスピース型装置を用いた矯正/35万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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