岡田 豊 先生、小林 誉 院長の独自取材記事
シティタワーズ豊洲津田デンタルクリニック
(江東区/豊洲駅)
最終更新日:2025/04/17

高層マンションが立ち並び、豊洲市場も開場して、ますますにぎわいを見せる豊洲。その有楽町線の駅から徒歩10分の場所にある高層マンションの1階に「シティタワーズ豊洲津田デンタルクリニック」はある。院内は診察室一つ一つの内装が異なり、スタイリッシュな空間が広がっている。2024年4月には、2010年の開院当時から院長として歯科医療に従事してきた岡田豊先生に替わり、小林誉先生が新院長に就任。2人ともに口腔外科が専門で、難症例の親知らずの抜歯やインプラント治療に専門家ならではの腕を発揮している。歯の健康に対して意識の高い地域で、歯科医療に貢献する2人に話を聞いた。
(取材日2024年9月4日)
口腔外科の専門家として難しい抜歯にも積極対応
小林先生はどのような経緯でこちらのクリニックに来られたのですか?

【岡田先生】私が当院の院長を務めるようになって10年以上たちました。そろそろ後を任せる人が必要だなと、いろいろ探していたところへ小林先生が来てくれました。同じ口腔外科出身で、手術もできれば、それ以外の一般歯科の治療なども細かくきちんと診られる。望んでいた人材がやっと現れたと思いました。今は私は週3日診療し、それ以外は小林先生にお任せしています。
【小林院長】長い間慶應義塾大学病院で口腔外科をなさっていた岡田先生がいらして、一般歯科を診つつ、口腔外科も引き続き診療できるところに魅力を感じました。これまでいくつかの総合病院の口腔外科に勤め、難しい親知らずの抜歯やインプラント治療を行ってきました。一方で一般歯科も多く診てきましたので、岡田先生の希望に合っていたように思います。
口腔外科がご専門の先生に診ていただけるメリットは?
【小林院長】難症例の親知らずは大学病院にお願いするケースが多いと思いますが、クリニックで処置ができるのは、患者さんにとって時間的、精神的に負担が少なく、歯科医師の僕たちも安心です。当院にはそのための機材やスタッフがそろっているのも大きな特徴です。インプラント治療も、骨を削って新たな歯を入れる外科的な処置ですから、われわれが経験を積んでいる領域だと言えますね。
【岡田先生】例えば、一般に親知らずを抜きたがらずそのままにしておくクリニックもありますが、当院では原則的に抜歯するというスタンスです。また口腔がんは症例が少なく、症状が進んでからの発見では手遅れになることもあります。初期段階で見つけ、大学病院へとつなげるために口腔外科での経験を生かしています。
小林先生は有病者の治療経験も豊富だと伺いました。

【小林院長】総合病院には、高血圧症、心臓疾患、糖尿病、透析など、持病のある患者さんがたくさんおみえでした。むしろ歯科のほかに何も疾患のない方のほうが少ないくらい。また、同じ虫歯の治療でも、あるいは歯のない状態からの治療でも、20代の方と80代の方では生活スタイルが違いますから、同じというわけにはいきません。通える頻度、扱える装置など、患者さんによっていろいろで、そこを考慮に入れた治療が大事になってきます。例えば脳梗塞の後遺症で手が使えない方に、ご自分で取り外しができないような複雑な義歯を作ることは避けなければなりません。以前の総合病院では、障害のあるお子さんをその成長に沿って長期にわたって診療するなど、教科書どおりにはいかない治療を随分経験してきました。こちらでもどんな些細なことでも不安なことはご相談ください。当院は診療室がすべて完全個室になっているのもご安心いただけるかと思います。
スタイリッシュな診察室で丁寧な診療
インテリアや装備面での特色を教えてください。

【小林院長】理事長である津田先生のコンセプトが「誰にも真似できないクリニック」ですので、スタイリッシュで斬新な内装になっています。全室個室で、一つ一つの診察室がゆったりとした造りになっていますから、リラックスして治療を受けていただくことができます。外科的な処置を行う装備を備えた専用の診察室があるのも特徴です。また特にこだわっているのが衛生面です。当院では、感染防止策の一つとして、中性電解水を使用しています。患者さんのうがい用の水、器具から出る水、さらに清掃、スタッフの手洗いなどにも中性電解水を使うことを徹底しています。ほかにも、治療で使う器具や薬は外に出さず、棚にしまうという、見た目の衛生面にもこだわっています。
治療の範囲も幅広いですね。
【岡田先生】一般歯科、審美歯科、インプラント治療、矯正と幅広く、新しい機器を使用して治療をしています。私と小林先生が口腔外科出身ということもあり、内科などの紹介で口腔外科的な治療の必要な患者さんもたくさんおいでになっています。睡眠時無呼吸症候群の治療、歯の移植や親知らずの抜歯、難症例のインプラント治療など行っています。
【小林院長】この地域にお住まいの方は歯の健康に対する意識が高い方が多く、ケアをされているためでしょうか、きれいな歯の方が多い印象です。歯科衛生士さんの努力もあって、現在は治療の方とメンテナンスの方が半々ぐらい。日によってはメンテナンスの方が多いときもあります。定期的にメンテナンスに通ってくださると、悪い箇所が出てきたときもすぐ発見でき、重篤なことにならないで済みやすくなります。
診療の際心がけているのは、どのようなことですか?

【小林院長】ありきたりになってしまいますが、「丁寧さ」です。まず患者さんがどうなさりたいのか、ご希望を聞いて、どういった治療をしていくか一緒に考えるようにしています。総合病院での勤務医時代は、持病がある、あるいは住まいが遠方で頻繁に通うのが難しいなど、いわゆる教科書的な診療がしづらい状況でした。そういった経験から、月に1度しか来られない方には短時間かつ短期間の治療を、といったように、目の前の患者さんにどうして差し上げたらいいのか、考える習慣が身についたように思います。
【岡田先生】やはり患者さんのご希望をしっかり伺った上で、こちらの専門家としての意見も入れながら、患者さんの納得のいく方向で治療を進めるということでしょうか。そのためには患者さんにこちらを信頼していただくことも大事になりますね。
口腔外科の面白さに惹かれて
ところで、小林先生はなぜ口腔外科を専門になさったのでしょうか。

【小林院長】僕は、母が歯科衛生士で叔父も歯科医師でしたので、サラリーマンとして就職するイメージがありませんでした。そこから自然な流れで歯学部を受けてみようと思ったのをきっかけに今に至るのですが、口腔外科の分野を興味深く思えたのは、大学卒業後に勤務した総合病院にさかのぼります。当時、3人の指導役の先生がいらっしゃったのですが、それぞれ障害者歯科と歯科麻酔、補綴、口腔外科がご専門でした。そこで1年働いた中で、口腔外科が一番面白く、周囲の先生からも「向いている」と勧められ、この道に進みました。
どのようなことでリフレッシュなさっていますか?
【小林院長】コロナ禍前には大会にも参加していたのですが、9年ぐらいボルダリングをしています。ボルダリングは全身を使いますし、登る前にどうやって攻略しようかと登り方を考えるので、頭も使うんですよ。実際に登り切ったときの爽快感も格別です。健康意識も自然と高まりました(笑)。仲間が大勢いるので、半分遊び感覚で楽しんでいます。自分では気づいていなかったのですが、指が随分太くなったみたいで、初めて会う方にびっくりされたりしています。
【岡田先生】散歩ですね。かかりつけの医師から「歩いてください」と言われたのがきっかけです。もともと運動が好きで、50代までは時間があるとスポーツジムに行っていましたが、最近は忙しいこともあって、なかなか通えません。それでできるだけ、歩くようにしています。家の周りを散策したり、昼休みを利用して歩いたり。1日1万歩ぐらい歩いていますね。
今後の抱負をお聞かせください。

【岡田先生】これまでこちらで数多くの患者さんを診てきました。患者さんも私も同じように年を重ねてきています。これからもできる限り、診療していければうれしいですね。
【小林院長】これまで岡田先生の積み上げてきたことを踏襲しつつ、新しい技術なども積極的に取り入れ、患者さんに還元していきたいと思っています。一般歯科から専門的な治療まで、幅広く丁寧に診ています。持病をお持ちなど、お困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/埋入:23万1000円~、上部構造:24万2000円~、セラミッククラウン/16万5000円~、矯正/乳歯列第1期(顎骨成長のコントロール):32万円~、永久歯列:ワイヤー矯正80万円~、マウスピース型装置を用いた矯正105万円~(※症例により異なるため、詳細はクリニックにお問い合わせください)
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。