全国のドクター9,561人の想いを取材
クリニック・病院 160,681件の情報を掲載(2022年11月27日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 江東区
  4. 大島駅
  5. 総武歯科医院
  6. 川本 健藏 院長、川本 健介 副院長

川本 健藏 院長、川本 健介 副院長の独自取材記事

総武歯科医院

(江東区/大島駅)

最終更新日:2021/10/14

20211012 34649 top

東京の東部、荒川を挟んで隣区と接する江東区大島にある「総武歯科医院」は、地下鉄の都営新宿線・大島駅の出口から歩いて1分とアクセスの良い歯科医院。川本健藏院長が1980年に開業して以来、周辺に暮らす人々に手厚い地域医療を提供してきた。現在は末子の川本健介副院長と力を合わせて診療にあたっており、およそ30年来のなじみである患者をはじめ、町の発展に伴って移り住んできた若い世代からも信頼を集めている。歯科医師にとって大切なのは患者との信頼関係だけと力を込める健藏院長と、その背中に学んで心技両面の成長をめざす健介副院長の2人に、患者と向き合う日々で心がけていることや、今後への決意などを語ってもらった。

(取材日2021年10月4日)

開業40年の院長と息子が患者と向き合う歯科医院

院長として開業から40年にわたって診療を続けてこられて、昔と今で変わったなと思うことはありますか?

1

【健藏院長】とにかく町の様子が一変しましたね。40年前、建築途中だったこの建物に歯科医院を開きたいと大家さんに交渉した時は、道の左右に立つ家が今に比べるとずいぶん少なかったんです。まだ都営新宿線の駅も新しかったですしね。それが、やがて近くに大型スーパーができ、次第に人が集まってにぎやかになっていきました。僕に大きく変わったところはありません。新しい歯科医院でないのは確かですが、昔も今も、毎日患者さんと向き合って診療に精を出すばかりです。

健介先生は現在、副院長を務められていますが、お父さまと職場をともにするまでの歩みを教えてください。

【健介副院長】幼い頃から、将来は歯科医師になるのが夢でした。大人になって小学校の卒業文集を見返したら、「歯医者になりたい」って書いてあったんですよ。大学は最初、歯科材料に関する歯科理工学につながる知識を学びたくて、慶應義塾大学の理工学部に進みました。それから新潟大学歯学部に入り直したのですが、先に理系の勉強をしたことで視野が広がり、材料の知識も役に立ちましたね。卒業して研修を終えると、早くこの総武歯科医院で働きたい気持ちがありました。いくつかの歯科医院に勤務しながら時々こちらを手伝う時期が続いた後、2018年ごろから、フルタイムで当院の診療に携わっています。

実際に院長の診療を間近にご覧になって、どんな感想を持ちましたか?

2

【健藏院長】そりゃあ、尊敬しかありませんよ。
【健介副院長】いや、僕が答えるんですよ(笑)。院長は長年やられているだけあって、患者さんには本当に親しみを持っていただいているなと思いますね。いい意味で歯科医師と患者さんとの心理的距離が近いんです。第三者の立場で見ていても、患者さんが院長を信用していることが表情や言葉から伝わるんですよね。

逆に院長から見て、副院長の働きぶりはいかがですか?

【健藏院長】最近は初めの頃と違って、患者さんから信頼されるようになってきたなと感じますね。例えば、話し方を見ていてもそう思います。患者さんは歯科に関して専門的な知識を持っていませんから、われわれは歯というものについてわかりやすく説明して差し上げなければいけませんが、彼もそれができるようになりました。歯のことを少しでも理解できれば、患者さんはそれに基づく行動を普段の生活に取り入れ、健康維持に生かせるんです。そういう点で、患者さんに貢献し、信頼される歯科医師の姿に近づいてきているのではないでしょうか。

肝心なのは歯科医師として患者から信頼されることだけ

副院長先生は、大先輩の院長から指導を受けてきた中で、印象に残っていることはありますか?

20211012 3

【健介副院長】新人の頃は、歯学部や研修先の病院で習ったことを忠実に守っていても、治療が長くなりがちなんです。どこに問題があるのか自分一人では把握しづらかったと思いますが、院長の教えで、個々の治療に時間がかかっているのではなく、治療と治療の間の所作に短くできるポイントがたくさんあることに気づかされました。患者さんはずっと座って口を開けている状態が1時間も2時間も続くと疲れてしまいますから、同じ治療ならなるべく短時間のほうが負担も少ないわけです。そこへいくと、院長は判断が早いですよ。長いキャリアの中で蓄えた知識と経験があるからできるんでしょうね。

あらためて院長にお聞きします。歯科医院で診療を行う中で、何よりも肝心と思うことは何ですか?

【健藏院長】さっき同じ言葉を使ったばかりですが、信頼です。患者さんと信頼関係を結べるかどうか、大事なのはそれだけだと思いますね。例えば、当院に来られた患者さんに、入れ歯を入れて差し上げたとしましょう。その方が「おかげさまで、よく噛めるようになりました」と喜んで、その後も当院に通ってくださるようになる。こんなふうにして生まれるのが、信頼関係です。それには、入れ歯なら入れ歯で満足してもらえる腕前がなくちゃ駄目だし、話し方の工夫も必要ですけれど、それもこれも患者さんに信頼され、こちらも患者さんを信頼して接する間柄でありたいと願うからにほかなりません。

歯科医師の腕前とはどんなものか、さらに教えていただけますか?

4

【健藏院長】わかりやすく言えば、歯が痛くてゆうべ眠れなかったと訴える患者さんを診た時、一回の治療で痛みを止めて差し上げる、これができてやっと一人前だと考えています。息子たちにも、痛みは一回で止めなさい、100%が無理でも、せめて楽にしてあげなさいと言っています。
【健介副院長】実際、痛いという主訴を最短距離で解決する方法は、実地に臨床経験を積まないとわからないことが多いですね。最初は、歯科の教科書に書かれた標準的な治療さえ行えば、患者さんはきっと満足してくれると考えるんです。でも、現実は必ずしもそうではないから、そこのギャップをどう乗り越えるか。試行錯誤を重ねて、ようやく見えてくるものがありますね。

患者が安心して通える環境でこれからも地域医療を提供

副院長先生は、これからどんな歯科医師をめざしますか?

5

【健介副院長】一番身近な院長は尊敬する歯科医師の一人で、教えられることが多いです。診療中の判断の早さにはさっき触れましたが、患者さんと話すのもうまいんですよ。一見、何気ない会話の中から、相手の緊張をほぐし、診療に必要な情報を得て、悩み事を察する。この3つを同時に達成しているのはすごいと思います。僕も患者さんと話すのは好きで、いつか院長のような話術を身につけたいですが、たぶんまねできないでしょうね。

歯科医院の今後についての考えをお聞かせください。

【健介副院長】この場所で院長とこれまでどおり、診療を続けていくつもりです。設備をそろえたりするよりも、今は感染症対策を意識していますね。例えば、来院者が同じ時間になるべく重ならないよう、最低30分の予約枠を診療台の数と同じ人数に抑えています。これにより、途中で急患の方が来られた場合を除き、待合室のソファーが待っている患者さんで埋まるようなことはほぼなくなりました。新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、医療機関に限らず、たくさんの人が出入りする室内には長居しない習慣が定着しつつあると感じます。当院としても、患者さんが安心して受診でき、気軽な会話をためらわなくて済むような環境をつくっていきたいと思います。

最後に、院長先生から地域の方へのメッセージをお願いします。

6

【健藏院長】この先も大島の町を中心に、地域医療を還元していきます。当院には30年以上通ってくださる患者さんがいて、後期高齢者と呼ばれる年齢の方も増えてきました。杖をついていらっしゃって、下の道路から「今着いたから」と声がかかると、スタッフの子が迎えに行って2階まで付き添ってくる、そんな光景も日常のものとなっています。高齢の患者さんのお子さんが家庭を持ち、お孫さんも生まれる中で、当院を勧めてくださって、新しい世代の患者さんがやって来てくれる。そういううれしい出会いをいくつも経験して、開業医冥利に尽きるなと感じています。これからも、患者さんに信頼され、温かい人間関係を結べるような診療にまい進しますので、引き続きよろしくお願いします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療:25万円~40万円

Access