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三浦 茂 院長の独自取材記事

三浦歯科医院

(江東区/西大島駅)

最終更新日:2026/02/09

三浦茂院長 三浦歯科医院 main

1986年の開業以来、江東区大島で約40年にわたり診療を続けてきた「三浦歯科医院」。温和な人柄の三浦茂院長は、子どもから高齢者まで幅広い世代に寄り添いながら、できる限り歯を残すことをめざして治療を行う。特に高齢者の歯周病や義歯治療の経験が豊富な三浦院長は、「自分の歯を残すために何より大切なのは、正しいブラッシング方法と定期的なチェックです」と話す。さらに、通院が難しい患者のための訪問診療にも積極的に取り組んでいる。地域住民と積極的に交流しながら口腔の健康を支える三浦院長に、これまでの歩みや診療方針、地域のかかりつけ歯科としての診療について、詳しく聞いた。

(取材日2025年12月1日)

西大島に根づいて約40年。地域住民としても街に貢献

先生が歯科医師を志したきっかけをお聞かせください。

三浦茂院長 三浦歯科医院1

私は子どもの頃体が弱く、毎日のように熱を出していたため、頻繁に病院に通っていました。また、当時は子どもの歯磨きなんていい加減で、親が仕上げ磨きをするという発想はありませんでしたから、虫歯だらけで歯並びもガタガタでした。そうしたことから病院や歯科医院というのは割と身近な存在でしたし、病気を治療してくれる憧れの存在だったので、いつしか自然と「自分も医師になりたい」と思うようになっていましたね。歯科を選んだ理由は、親戚に歯科医師がいたことです。父の叔父にあたる人で、私と同じ東京歯科大学出身なんです。そんな縁があり、歯科医師の道を選びました。

開業までの経緯を教えてください。

大学卒業後、港区の内幸町にある歯科医院に勤めていました。そちらではビジネス街だったためか症例が限られ、重度の歯周病や虫歯の症例がほとんどなく、小児患者はゼロだったんです。もう少し幅広い症例について経験を積んだほうが良さそうだと思い、近隣住民の皆さんが通えるこちらのエリアの歯科に勤めることにしました。そのうち分院を任せてもらえるようになり、雇われ院長のような形で患者さんを診ていました。自分のクリニックではないので患者さんから「三浦先生はいつかいなくなってしまうんでしょう」と、言われていましたが、本院の院長が引退されるタイミングで引き継ぎ、1986年に「三浦歯科医院」として新たなスタートを切りました。患者さんも安心して「先生ずっといるんだね」と、言ってくださったことがとてもうれしかったのを覚えています。

開業から40年近くにもなるんですね。先生にとって大島はどんな街ですか?

三浦茂院長 三浦歯科医院2

私は岩手出身なのでもともと地縁はありませんでしたが、開業と同時に結婚して本籍も江東区に移しました。子どもたちは大島生まれ大島育ちです。歯科医師である前に地域の一員として役に立ちたいと思い、PTAの会長や大島らかん通り商店街の役員も務めました。下町らしい雰囲気が自分の性に合っている気がしていて、この場所を選んで良かったと思っています。

自分の歯を残すために正しいブラッシングとチェックを

どのような患者さんが多く来られていますか?

三浦茂院長 三浦歯科医院3

一番多いのはいわゆる後期高齢者の患者さんで、全体の3割ほどです。平均すると60~70代でしょうか。残りのうち、2割ほどがお子さんです。一般的な歯科医院に比べると、上と下の年齢層が多いと言えるかもしれません。そのため、この場所に移転した際には院内を段差のないバリアフリー設計にしました。患者さんのほとんどが近隣にお住まいなので長く通われている方も多く、親子2代、または孫まで3代でお越しになっている方もいます。主訴としては歯周病と義歯、お子さんは虫歯と口腔管理が中心ですね。歯列矯正が必要な場合は、対応している近隣の歯科医院をご紹介しています。

クリニックの診療方針を教えてください。

少しでも患者さんご自身の歯を残すことをめざしています。ご高齢の患者さんが多いので、どうしても歯周病が進行して抜歯しなければならないことはあるのですが、そうならないために初期症状でも丁寧にお口のクリーニングを行っています。新型コロナウイルス流行前まではすべての患者さんに定期的にブラッシング指導をしていたので、その頃の患者さんが今も丁寧に歯磨きをしてくださっていればうれしいですね。自分では正しく磨けていると思っていても、正しいブラッシングは実は難しいもので、歯垢をしっかり除去するだけでなく、歯茎のマッサージまでできるのが理想です。また、歯科医院で定期的にチェックを受けることは、年を取った際に入れ歯になるリスクを下げることにつながります。当院にいらした患者さんの中には、ホームケアを頑張り81歳になってもご自分の歯を1本も失うことなく、江東区から「8020」達成の表彰を受けた方がいらっしゃいます。

やはり、日常のホームケアが最も大切ということですね。

三浦茂院長 三浦歯科医院4

そのとおりです。歯周病は全身の疾患に関係している一方で、初期段階では痛みなどの自覚症状がないため「サイレントキラー」と呼ばれています。放置しておくと糖尿病の悪化や動脈硬化、妊婦であれば早産などの原因になるといわれています。高齢者であれば口腔内の汚れが誤嚥性肺炎を引き起こすことがありますし、認知症の発生率にも影響することがわかっています。ですから、健康な歯を保つためにも、年齢に関係なく正しいブラッシング方法を身につけて、定期的に歯科検診に通っていただきたいと思っています。

気軽に通える地域のかかりつけ歯科をめざして

訪問診療にも対応されているそうですね。

三浦茂院長 三浦歯科医院5

行政と連携して、お体の具合が悪くて通院できない方のご自宅や高齢者施設に伺って治療やケアを行っています。持ち運び可能な医療器具を用いて、院内と同様の治療が可能です。訪問診療を続けているのは、「生きることは食べること」だからです。人間らしく生きるための最低限の条件は、「自分で歩いて好きな場所へ行けること」「食事をおいしく食べられること」「人と楽しく会話ができること」の3つだといわれています。歯周病によって歯を失ってしまうと、そのうちの2つが十分にできなくなってしまうのです。訪問診療を通してQOL(生活の質)を向上させるためのお手伝いができればと思います。

患者さんと接する際に気をつけていることはありますか?

基本的に歯科医院にいらっしゃる方は緊張していますので、できるだけラフな雰囲気で、リラックスして治療を受けていただけるよう工夫しています。どこまでなら患者さんが許容できるか、少しずつ見極めながら治療を行います。私以上にスタッフが患者さんのメンタルケアに長けているので、緊張をほぐすようお声がけしてくれていますね。受付で患者さんと世間話をしたり、体調相談を受けたりすることもあるようです。10年、20年働いてくれているスタッフばかりなので、チームワークも抜群です。ただ、歯科恐怖症の方などは、私では対応が難しいと感じたら専門の歯科医師にお願いすることにしています。私はさまざまな症例を診るオールラウンダーをめざしているので、特定の症例の場合は専門分野に特化した歯科医師にお願いしたほうが患者さんの負荷が少なくなるんです。

今後、地域にとってどのような歯科医院になっていきたいですか?

三浦茂院長 三浦歯科医院6

開業以来掲げているモットーは、「地域のかかりつけ歯科」です。幅広い症例に対応しているので、お困り事や不安があれば、いつでも気軽な気持ちでお越しいただける歯科医院でありたいですね。実は、娘も歯科医師になりまして、子育てをしながら、時々当院を手伝ってくれています。将来的には当院の歯科医師として、引き続き地域の皆さんのお口の健康を守ってくれたらと思っています。

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