田村歯科医院

田村純治院長、田村洋平副院長

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JR小岩駅南口から商店街をまっすぐ5分ほど歩き、公園を左折して柴又街道に向かう住宅街の中に「田村歯科医院」はある。看板などの掲示物も控えめに、周囲の環境に馴染む外観は、70年以上にわたり地域の歯科医院として親しまれてきた姿そのものだ。幼少の頃から開業歯科医の父の仕事を見ていた田村純治院長は、東京医科歯科大学口腔外科を経て、医院を継いだ。それから30年あまり、大学院で学んだ最新の技術を持ち帰った長男の田村洋平副院長とともに、地域の歯科医療とインプラント治療に力を入れ、日々の診療にあたっている。診療台に面した美しい緑の庭を持つ病院に院長と洋平先生を訪ね、それぞれの人柄に触れながら診療方針をたずねた。
(取材日2014年7月16日)

治療困難な患者も静脈内鎮静法で安全に

―開院されたのは院長のお父様と伺いました。

【院長】1943年に父が開院しました。当時は保険制度がなく、歯の治療ができるのは裕福な方ばかりという時代でした。戦後、皆保険制度になると多くの人が訪れ、僕が高校生の頃は一日100人ほど来院されたりすることも。進学は東京医科歯科大学で1975年に卒業、東京医科歯科大学の第一口腔外科に入局しました。その後、1982年に千葉の浦安病院に歯科を開設したものの、同じ年の12月に父が亡くなり、本院を継ぐことになりました。浦安にも治療中の患者さんがいたのでしばらくは続けることになり、1983年には分院を開いて、現在も週に1度通っています。本院は2年前に改装し、院内はバリアフリーの設計にしました。 

―洋平先生は日本歯科麻酔学会の認定医なのですね。

【洋平先生】 僕は東京歯科大学を2004年に卒業、大学院へと進みました。大学院では歯科麻酔学を専攻し、有病者・障害者・歯科恐怖症など治療困難な患者様が安全に歯科治療を受けていただけるように全身管理、特に全身麻酔や静脈内鎮静法について研鑽を積んできました。大学院卒業後は東京大学医学部付属病院麻酔科・痛みセンターの医員として、より高度な医科の全身麻酔を経験させていただきました。歯科分野の手術と言えば、抜歯やインプラント手術があります。ご高齢の患者様や糖尿病・心臓病・全身疾患を持っている患者様の歯科手術は全身的な合併症を起こすリスクがあります。そのような患者様の安全を守るため、歯科麻酔学を学んできました。また、静脈内鎮静法は、歯科手術が怖いという歯科恐怖症の患者様に対し、眠っている間に治療を行うことができます。起きたら治療が終わっているので患者様からは大変好評です。他の歯科医院からも静脈内鎮静法の依頼があり、麻酔をかけに行っています。  

―口腔外科では、口腔ガンの手術もありますね。

【田村院長】近年は歯科医師会でも口腔ガンに積極的に取り組み、口腔ガン認定医制度を設けています。口の中にできる癌を口腔ガンと呼びますが、本来は外から見える腫瘍なので患者さん自身でも見つけることは可能ですが、違和感の生じにくいケースや口内炎と思い込まれることもあり、早期治療に至らないこともあります。
【洋平先生】 口腔ガンは発見が遅れるほど生活の質、つまりQOL(Quality of Life)を低下させます。手術後、食事や会話が難しくなったり、顔貌が大きく変わったり。少しでも早期の発見が重要と考えています。

記事更新日:2016/01/24

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