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佐野 修司 院長の独自取材記事

なぎさニュータウン歯科

(江戸川区/葛西駅)

最終更新日:2025/02/25

佐野修司院長 なぎさニュータウン歯科 main

南葛西の一角に広がる大型団地内の商店街にある「なぎさニュータウン歯科」。2025年で開業40年となる同院には、3世代にわたって通い続ける患者も多い。「小さい子どもだった方が結婚してそのお子さんを連れて来られることもあり、地域の皆さん方の成長過程を見られるのはとてもうれしいですね」と明るい笑顔で話す佐野修司院長。佐野院長は、歯でしっかり噛めることが体の健康維持と認知症予防に重要との観点からインプラント治療に力を入れて取り組んでいる。また、歯周病治療や予防にも重点を置いており、地域の人々の口腔内を幅広くサポートしている。そんな佐野院長に歯科医療への思いやポリシーなどについて聞いた。

(取材日2024年12月25日)

3世代にわたって通う人も多い地域に根づいた歯科医院

開業から40年になりますが、今はどのような患者さんが多く来院しているのですか。

佐野修司院長 なぎさニュータウン歯科1

小さいお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢の方がいらしています。親子3世代にわたって通ってくださる方も多いですね。開業して40年もたつと、当時、3歳だった方も今は43歳。大人になってから、お子さんを一緒に連れて来てくださる方もいて、大きくなったね、と驚くことも多いです。皆さんの成長過程を見られるのがとてもうれしいですね。患者さんは初めて受診される方でもインプラント治療を希望して来られる方が多いです。また、長く通っている方の多くは、定期検診やメンテナンス目的で来られています。

そもそもこの南葛西に開業しようと思ったきっかけはどんなことだったのですか。

父がもともと千葉県の我孫子で歯科医院を開業していたのですが、父が他界した後、私が引き継いで診療していたんです。ある日、一人の患者さんが、良い場所があるよ、と教えてくださって、見に来たのがこの商店街だったのです。この団地の入居が始まってまだ間もない頃で、その将来性を見込んで即決しました。ですから、なぎさニュータウンの発展とともに、当院も成長してきたと思います。その後、浦安に「佐野歯科医院」を1993年に開きましたが、開業20年を一つの区切りとして浦安のクリニックを閉めて、当院に治療技術やかけるパワーを集約させました。

この地域の方々の口腔意識の向上にも取り組んでおられますね。

佐野修司院長 なぎさニュータウン歯科2

はい。当院のすぐ前に集会所があり、そこでオーラルフレイルについての講習会を開いています。開業当初30代40代だった方は、今、70代80代。高齢になると口腔機能が衰えてきますので、そのようなご高齢の方を対象に口腔機能低下症やその予防方法についてお話ししています。皆さんとても積極的に参加してくださって、歯科への意識はだんだん高くなってきているように感じます。

認知症予防の観点からもインプラント治療に注力

院長はインプラント治療に力を入れてこられました。

佐野修司院長 なぎさニュータウン歯科3

インプラント治療に力を入れて取り組むようになってから、もう20年以上たつと思います。最初はある歯科医師から、当時まだ取り組む医院が少なかったインプラント治療の重要性や将来性について、意見をもらったことがきっかけで始めました。以来、さまざまな症例を手がけてきています。私がインプラント治療で最も重視しているのは、最初の診断と噛み合わせです。歯科用CTで精密に診断して、正しい噛み合わせになるよう調整しながら治療を行っています。患者さんにインプラント治療の必要性をよくご理解いただくことも大切にしています。しっかり噛めることが、健康維持のために重要です。特に認知症の予防ですね。しっかり歯で噛むことができれば脳に刺激も伝わって認知症予防につながるといわれています。

患者さんへの対応で、大切にしているのはどんなことですか。

まず患者さんのご要望をよく聞いて、そのご要望に応えられるよう治療をすること。そして、その他の部分で患者さんご自身がまだ気づいてないこともありますので、その点についてアドバイスして、口腔内をより良い方向に持っていくことを大切にしています。決して無理強いすることなく、患者さんの気持ちや考え方を尊重しながらお話ししています。また、住宅街の中にあるクリニックで3世代にわたって通ってくださる方も多いですから、患者さんとのコミュニケーションを大切にしながら、患者さんに自然と寄り沿えるクリニック、患者さんに頼っていただけるクリニックでありたいと思っています。実は、患者さん方と仲がとても良いんですよ。ご高齢の方は、当院の歯科衛生士たちとお話しするのを楽しみに来てくださる方もおられますし、患者さんのお宅にお招きいただくこともありました。それほど身近に感じていただけているのも当院らしさだと思います。

すてきな関係ですね。こちらのクリニックの歯科衛生士さんはどんなことを大切にしているのでしょうか。

佐野修司院長 なぎさニュータウン歯科4

患者さんが当院に来るのは月に1回かあるいは3ヵ月に1回くらいですから、その間のホームケアが大切になります。ホームケアについてお伝えしたいことを患者さんにどれだけ吸収していただけるかが重要ですので、歯科衛生士がコミュニケーションを図りながら丁寧にお話ししてくれています。それぞれに合うホームケアや補助清掃器具の使い方などの説明に加え、口腔中の菌のバランスを整えるための方法についてもアドバイスしています。口腔内の状態と全身疾患との関係や予防の大切さも丁寧にお話しします。それらについてご理解いただければ、その後も定期通院していただけると思います。インプラントは埋めたら終わりではなく、定期的にメンテナンスが大切ということは常に患者さんへお伝えしていますね。

院長の人柄がクリニックの魅力に

院内での連携について意識していることはありますか。

佐野修司院長 なぎさニュータウン歯科5

難しい歯周病などの場合には、私だけでなく歯科衛生士同士でも意見を出し合い、複数の視点で考えて、患者さんが求めているケアを実現できるよう努めています。また、スタッフとのコミュニケーションはとても大事で、それは患者さんにも伝わると思っています。当院ではそれぞれスタッフの誕生日には毎年お花とケーキをプレゼントしてここでちょっとしたお誕生日パーティーなどを開いているんですよ。そういったことの積み重ねがスタッフの仲の良さにつながっているのかもしれません。

ところでオペ室に飾られている大きな書は先生の作品ですか。

はい。10年くらい前から友人に誘われて書を始めました。最初、アメリカ大使館の寄宿舎の中で教室が開かれると聞いて興味が湧きました。寄宿舎の中にはなかなか入れませんし、その中で行われる書は面白そうだなと。紹介いただいて参加して以来、すっかり書に魅了されています。来年の秋にまた京都・高台寺で発表会が開かれる予定です。他に三味線なども趣味で楽しんでいます。

では最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

佐野修司院長 なぎさニュータウン歯科6

今、息子が歯科医師の勉強中で、当院では週2日ほど診療しています。いずれ息子が戻ってきますので、全体の診療にあたってもらえればと思っています。娘には歯科衛生士としていろいろな面で助けてもらっていますが、娘と息子が一緒に仕事をしている様子を見るとほのぼのした気持ちになりますね。クリニックとしては、長年、当院を信頼して来ていただいてとてもうれしく思っています。これからも地域の方々のQOLが低下することなく健康でより良い生活が営めるよう、歯科医療を通じて地域貢献していきたいと思います。また、スタッフ一丸となってお口だけでなく体の健康維持にも貢献できるよう、そして患者さんたちから頼られるクリニックとなっていけるように、これからも勉強を劣らず精進してまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(上部構造)/11万円~22万円、インプラント埋入/22万円
オフィスホワイトニング/1万6500円、ホームホワイトニング/3万3000円
オールセラミック/9万9000円

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