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堀 智勝 院長の独自取材記事

森山脳神経センター病院

(江戸川区/西葛西駅)

最終更新日:2020/04/01

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地下鉄東京メトロ東西線の西葛西駅から徒歩10分。「森山脳神経センター病院」は、脳神経外科疾患の治療と回復期リハビリテーションの機能を併せ持つ医療機関として2016年8月に開院。149床のうち106床が回復期リハビリテーション病棟で、同じグループの急性期病院から受け入れた患者を中心に集中的・効率的なリハビリテーションを提供し、できるだけ早期の在宅・職場復帰をめざしている。また、脳神経外科・内科・泌尿器科などの外来診療のほか、てんかん・物忘れ・正常圧水頭症・下垂体腫瘍などの専門の外来診療を設置。てんかんの外科治療、そして認知症治療のスペシャリストである堀智勝院長を筆頭に、脳神経外科領域を専門とする医師がそろい、関東はもとより全国各地、海外からも脳神経疾患の患者が訪れているという。「世界水準の医療を地域に提供し、全世界から患者が集まってくるような病院をめざしたい」と語る堀院長に、診療の特徴や今後の展望などを聞いた。
(取材日2019年2月18日/情報更新日2020年1月31日)

脳神経疾患の治療と回復期医療を地域で提供

まずは施設の成り立ちと概要について教えてください。

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当院は東京都江戸川区で37年にわたり、地域に根差した医療を一貫して提供してきた「社会医療法人社団森山医会」のグループ病院の1つです。内科・外科・整形外科や脳卒中救急診療を担う森山記念病院と、その後のリハビリテーションに特化した森山リハビリテーション病院、そして森山ケアセンターの3施設が連携をして地域で、急性期医療から回復期・維持期、在宅療養までをトータルにサポートしてきました。2016年に森山記念病院が機能拡張のため北葛西地区へ移転したことに伴い、同年8月、森山リハビリテーション病院を「東京脳神経センター病院」と改称しました。そして、脳神経疾患の治療に特化し、回復期リハビリテーションの機能を併せ持つ病院としてリニューアルオープンいたしました。現在は「森山脳神経センター病院」と病院名を変更しています。

診療の特徴をお聞かせください。

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基本的には、救急車の受け入れなど急性期医療は森山記念病院で、当院では術前・術後の検査や、回復期リハビリテーションを行っており、グループ内で機能分担をすることで、スムーズな地域完結型医療を提供しています。リハビリテーションに関しては、全149床のうち回復期リハビリテーション病棟が106床を占めており、森山リハビリテーション病院の頃から培ってきた機能回復の技術を生かして、リハビリテーション専門の医師の指示のもと、理学療法や作業療法、そして言語聴覚療法を展開しています。おかげさまで患者さまからの評判も良いと聞きます。さらに同じグループ内の施設と連携しながら維持期のリハビリテーションも行っており、寝たきりを極力つくらない医療介護体制を整えております。

脳神経疾患の治療にも注力されているそうですね。

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はい。当院には脳神経外科に特化した医師が複数名在籍しておりますので、てんかん・物忘れ・正常圧水頭症・下垂体腫瘍など専門の外来を開設して、そういった脳神経外科疾患の患者さまを受け入れています。私自身も脳神経外科疾患全般を幅広く診療してきましたが、特にてんかんの外科治療に関してはライフワークにも位置づけているくらい、注力して治療を行ってきました。最近では、非侵襲的な集束超音波による治療も始め、てんかんの他、原因のないめまいといわれる本態性振戦や、ジストニア、パーキンソン病などによる機能障害の治療への活用が期待できます。また、認知症の診断・治療も私の専門で、当院で物忘れの検査を行うなど、認知症の予防と早期での発見・治療に力を入れています。さらに、脳性麻痺や脳血管障害後の上肢や下肢の痙縮に対しては、A型ボツリヌス毒素製剤を用いた注射のほか外科的な治療にも対応しています。

新しく眼科と脳波室をオープンされたそうですね。

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そうですね。地域の患者さんのニーズに応え、当院に眼科の外来と白内障などの手術にも対応できる設備を整えて、2019年4月から診療を開始しました。脳波室は以前からありましたが、より正確なデータが取れるよう、新しくしました。てんかんの診断・治療の他、認知症の早期発見・治療にも役立てたいと考えています。実は最近の研究で、アルツハイマー型認知症の初期段階や認知症の前段階である軽度認知障害の方の脳波を調べると、脳波に異常が見られるという報告が出ています。また、認知症は65歳を過ぎると急激に増加しますが、てんかん患者も64歳まで減少を続けた後、65歳を過ぎると一転増加に転じることから、てんかんの発症と認知機能低下の相関関係が指摘されています。通常の脳波検査に加えて、より精度の高い検査システムを備えた脳波室の開設により、認知症や物忘れの診断・治療の進歩に貢献できればと考えています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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てんかんの治療で培ってきた知識や経験を生かして、あらゆる脳病変に積極的に取り組んでいくことが私の基本方針です。私のほかにも、それぞれ専門とする医師がそろっていますので、セカンドオピニオンのご希望などありましたら遠慮なくご相談ください。2020年には東京オリンピックが開催されます。当院も日本はもとより、世界水準の医療を地域に提供し、全世界から患者さまが集まってくるようなハイレベルな病院をめざして、日々まい進してまいりたいと考えています。

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