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関根 憲太郎 院長の独自取材記事

関根歯科医院

(葛飾区/金町駅)

最終更新日:2021/10/12

関根憲太郎院長 関根歯科医院 main

幼稚園から子どもたちの元気な声が聞こえる、葛飾区東水元ののどかな住宅街。ここに立つ「関根歯科医院」は、1980年から別の場所でクリニックを営んでいた先代の関根憲男先生が移設という形で1996年に開業。2014年からは息子・関根憲太郎院長が中心となり、先代から変わらない丁寧な対応で、世代を問わず地域の人々から信頼を寄せられている歯科医院だ。予防歯科をメインに、関根院長の専門分野であるインプラント治療や口腔外科診療まで幅広く対応。常に「患者さんが自分の家族だったら」の気持ちで、患者に寄り添う診療を行っている。関根院長に、力を入れている予防歯科のことや地域への想いを聞いた。

(取材日2021年2月9日)

予防歯科をメインに、インプラント治療まで広く対応

どんな患者さんが多いのでしょう?

関根憲太郎院長 関根歯科医院1

ほとんどが地元の方です。当院を引き継いだ当時は60代~80代で入れ歯治療の患者さんが中心でしたが、最近では、お子さん連れのお母さんが口腔内のお掃除に来られることも増えました。親子で隣同士で座ってもらって、一緒にお掃除しています。父の代から通ってくださっている患者さんをはじめ、家族でずっと来てくださる患者さんが多いですね。2014年からここで診療を続けてきて感じるのは、治療だけでなく、予防の意識が浸透してきたなということです。当院の診療は、「痛みや症状が出てから治療するのではなく、症状を出さないことを重視する」予防歯科をメインに、専門的に学んできたインプラント治療や口腔外科診療まで広く対応しています。また、月に2回は大学病院から矯正を専門とする先生に来てもらい、矯正治療も行っています。

予防歯科を重視するようになったのは、何かきっかけがあったのでしょうか?

院長就任前は、大学病院の口腔インプラント科で診療していました。ただ大学病院は患者さんが多いこともあって、診療頻度は多くが3ヵ月から半年に1回。せっかく治療したのに、通院しない期間中のケアが不十分で他の歯が悪くなり、どんどん治療箇所が増えてしまう方も少なくなく、常々どうにかしたいと思っていました。そこで当院では、インプラント治療をした患者さんについては、月に1度メンテナンスに来てもらうようにしたんです。すると、患者さんご本人のクチコミで家族や知り合いにも広がり、今では患者さんの半分ぐらいが月1で来てくれるようになりました。3ヵ月や半年に1度だと、虫歯や汚れの処置が1回では終わらないことがありますが、月1ペースで来てもらえれば汚れも少ないですし、患者さんのモチベーションアップにもつながります。月1ペースで来院される方が増えてから、歯を削ったり抜歯したりする回数は目に見えて減ったように感じます。

インプラント治療にも力を入れてらっしゃるのですね。

関根憲太郎院長 関根歯科医院2

ええ。予防がメインですが、専門的に学んできたのがインプラント治療なので、一応そこにも力を入れています。ただ、当院の診療方針としてインプラント治療を推し出すことはしていません。あくまで一つの選択肢としてインプラント治療がある、という考えです。以前は、口腔内全体の状態に問題があり、複数本の歯が一度に悪くなったことで、インプラントや入れ歯を希望される患者さんが多くいらっしゃいました。ただ最近は、複数本の歯を一度に失う方は減り、悪くなった1本を治療するため、それも周りの健康な歯に負担をかけるのを避けるために、インプラント治療を選択される方が増えています。これも、予防を通じて、歯の大切さを意識される方が増えた結果かなと思います。

常に「自分の家族だったら」の気持ちで患者に接する

診療に際して大事にしていることを教えてください。

関根憲太郎院長 関根歯科医院3

「患者さんが自分の家族だとしたらどうするか」という気持ちを忘れないことです。他人と身内を区別するというわけではありませんが、人間誰しもそれが一番戒めになる心がけだと思いますので。お年寄りであれば自分の父や母、お子さんであれば自分の子どもであればどうするかを常に念頭において、治療したり説明したりするようにしています。患者さんのバックグラウンド、仕事やこれまでしてきた勉強、好きなスポーツなどはみんな違うので、説明の際はその人に合わせた例えを使って、できる限りわかりやすくお話しすることを心がけています。例えば、歯茎を地面に、歯を家に例えて、「鉄筋や木造で良い家を建てても、地面が泥沼だとぐらぐらになってしまいます」という感じでしょうか。インフォームドコンセントはこれからの歯科診療に欠かせない部分だと考えています。また、器具に関しては滅菌を徹底しています。

小さな子どもがいる親御さんが受診しやすい工夫もあると聞きました。

2021年3月に、0~2歳の子どもたちを対象とした、医療法人に付随する保育園を開園する予定です。保育園をつくる理由は大きくは2つあって、1つは当院のスタッフや私に賛同してくれる企業のスタッフさん、また地域のお母さんたちが出産後に復職しやすいよう、優先的に子どもを預けられるところをつくるため。もう1つは、小さなお子さんががいる患者さんに、落ち着いて治療を受けてもらうためです。うちにも1歳半の子どもがいるんですが、この年頃の子どもたちは、まだキッズスペースでじっと親御さんを待ったりできません。私は患者さんにしっかり説明したい、患者さんもちゃんと聞きたいと思ってくれていても、横で子どもが暴れていたら、周りに迷惑かも……と感じていたら、とても話に集中できず、ただ疲れるだけになってしまいます。診療時は保育園で子どもを預かることで、ゆっくり説明を聞ける環境をつくれればと思っています。

歯科医師になって良かったと思われるのはどんなときですか?

関根憲太郎院長 関根歯科医院4

ありきたりかもしれませんが、患者さんに感謝の言葉をかけていただいたときですね。来院される方のほとんどが、痛い、つらい、苦しい、大変な思いをされていらっしゃいます。そんな患者さんが治療を受けて帰るときに「ありがとう」と言ってくださると、自分の治療が少しでも患者さんの役に立ったのかな、患者さんの気分が良くなるお手伝いができて良かったな、という気持ちになりますね。

痛くないときこそ、歯科医院に来てほしい

先生は、もともと歯科医師をめざされていたのでしょうか?

関根憲太郎院長 関根歯科医院5

そうですね。他に選択肢がなかったというほうが正しいかもしれません。というのは、子どもの頃からこの診療室で遊んだりしていて歯科医療が身近だったこと、親から医療の素晴らしさを教えこまれていたことで、物心ついたときには自分が白衣を着て仕事をする以外のイメージがつかなくなっていたんです。親からうまく洗脳されてたってことかもしれませんね(笑)。父からは常日頃、「偉ぶったり傲慢になることなく、患者さんとはあくまで“人と人”として接しなさい」と言われています。父の診療を見ていて感心するのは、患者さんとのコミュニケーションの巧みさですね。患者さんの顔色や目線から今日の調子を推し量ったり治療の内容を変えたり。それから決して妥協しないんです。歯科医師として尊敬していますし、見習わないといけないことはまだまだたくさんあると思っています。

お休みの日はどんなことをして過ごされていますか?

以前は子どもの頃から打ち込んできたサッカーを仲間とプレーすることが多かったのですが、今は忙しくてほとんど参加できていません。今は、平日の休診日には大学に勤務しているので休日は日曜日しかないのですが、勉強会があることもあってなかなか自分の時間を持てていないのが実際のところです。ただ、自分がいろいろなものを勉強して吸収するには今の年齢が一番良いだろうなと思っていますから、まだあと何年間かはこうした時間の使い方になるのかな、と思っています。

最後に、地域の方々に向けてメッセージをお願いします。

関根憲太郎院長 関根歯科医院6

この辺は地域柄、もともと予防が浸透していたわけではなく、痛くなってから歯科医院に行くことが多かったと思います。だからこそ、ありきたりですが「痛くないときこそ、歯医者さんに来てください」と伝えたいですね。健康診断と同じで、何も問題がない状態を継続することはとても大切です。口は、ものを食べたり飲んだりと毎日使うので、汚れやすいところ。舌が汚れていると飲み込みがスムーズにいかずに誤嚥性肺炎になりやすかったり、逆に、口内をきれいにしている人は汚れている人に比べて感染症になりにくかったりと、全身の健康にも関わる大事な器官です。ぜひ病気の予防も兼ねて、痛くないときこそ歯科医院に行く習慣を持ってみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正(子ども)/22万円~、 マウスピース型装置を用いた矯正/93万5000円~、インプラント治療(1本)/41万8000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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