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野村 明子 理事長の独自取材記事

第一病院

(葛飾区/金町駅)

最終更新日:2019/08/28

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1947(昭和22)年、葛飾区金町に開設された「第一医院」をルーツにもつ「第一病院」は、開設以来24時間365日体制で地域住民の健康を見守り続けてきた歴史ある病院だ。全137床の病床うち、一般病床が93床、地域包括ケア病床が9床、医療療養病床が35床と、高齢化社会に向かう地域の幅広いニーズに応えている。常磐道を使えば30〜40分ほどの茨城県守谷市には、1990年開設の「総合守谷第一病院」があり、日に3便のシャトルバスが往復運行。都市部では限定的になりがちな、設備面、人員面での拡充も、2拠点体制で力強く推進している。「地域の皆さんがきちんとした医療を受けられることが一番大切」と語るのは創始者夫婦の娘にあたる野村明子理事長。「安心、安全」の医療実現に向けて、職員一丸となって取り組んでいるという。地域の医療を担う病院として、大きな役割を果たす「第一病院」の魅力について、野村理事長に話を聞いてみよう。
(取材日2017年6月1日)

16もの専門外来で地域ニーズに応え続ける

まずは貴院のなりたちと特徴について教えていただけますか?

私の両親が戦後間もなくの1947年に、この場所ではじめた「第一医院」が当病院の起こりです。15年後の1962年に「第一病院」とし、地域の皆さんに支えられながら徐々に規模を拡大。1990年には、都市部では限られがちな設備、人員面での拡充をめざして、茨城県守谷市に「総合守谷第一病院」を開設しました。グループとしてはこの2つの病院を核に、「西水元クリニック」、「ひかり訪問看護ステーション」「ひかり介護支援事務所」を運営し、連携しながら地域のニーズに応えています。なかでも当院は都市部の中小病院として、一般外来に加えて16の専門外来を設けており、入院患者さんのコンサルテーションを含めて、継続的に各分野で質の高い専門医療を提供し続けています。

茨城県守谷市の「総合守谷第一病院」とはどのような連携を?

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3000坪の広大な敷地を持つ「総合守谷第一病院」は、都市部の病院では限られてしまいがちな施設、人員の拡充への私の両親の思いから生まれた病院です。茨城県というと遠いように思われがちですが、実は常磐道ICにも近いので、高速道路を使えば車で30〜40分程度の距離。当院から日に3便のシャトルバスも往復運行していますし、必要があれば病院救急車で患者さんを搬送するという対応も可能です。当院にはない設備もあり、専門的な医師の数も多いので、さまざまな面で連携しながらよりよい医療の実現のために取り組んでいます。

病院救急車について教えてください。

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自治体が運営する救急車とは別に、病院が持っている救急車両が病院救急車です。24時間365日体制で二次救急医療を実施している当院では、以前から病院救急車を保持してきました。もちろん、一定の医療設備を整え、救急救命士が乗車する車両です。地域の開業医さんからの要請で、入院が必要と判断された患者さんを「在宅医療サポート搬送入院システム」の協力医療機関に運んでいます。緊急性のあまり高くない搬送を当院の病院救急車で引き受けることで、自治体の救急車を緊急用に待機させておくことが可能になります。2014年には葛飾区と救急車緊急搬送協力協定を締結し、大規模災害などへの対策強化をお手伝いできることになりました。こうした取り組みは都内でも始めたばかりで、モデルケースとしてトライしているところですが、今後全国に広まっていってほしいと思っています。

貴院の診療方針を教えていただけますか?

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「患者さまに安心していただける病院」「患者さまに信頼される病院」「患者さまと希望を分かち合える病院」を基本理念に、安心・安全な医療の提供に努めることはもちろん、地域の中小病院としての役割を意識した運営を行っています。二次救急医療施設として他院との役割分担、連携を行いながら、「当院でできること、できないこと」を明確に分け、適切な対応を心がけています。現在院長を務めている杉原先生は大腸の分野ではパイオニア的存在。「地域で完結させる医療」をモットーに、都心まで行かずともここで手術などに対応できる体制を整えています。院長のご人脈である程度難しい手術も対応できる先生をお呼びできるのは心強いことです。昔から当院は「ここに来れば安心」と思われるよう努力してまいりました。医療の高度化や技術革新の加速する時代においても、患者さまの信頼を裏切らない医療を提供するため今後も努力を続けていきたいと思っています。

今後の展望について教えてください。

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国の構想にもありますが、高齢者は皆さんやはりご自宅や慣れ親しんだ地域に帰ることを望まれます。隔離された受け入れ先で地域とのつながりを断たれることは、患者さんがたにとって耐えがたいことだと思います。そのため、当院ではもっと地域との一体化をすすめ、開業医や介護施設などとも連携をとりながら、この地域ならではの地域包括ケアシステムに参画し進めていきたいと考えています。そのため、地域包括ケア病床への転換やロボットリハビリの導入など、機会があれば積極的に取り組んでいます。なにごともやってみなければわからないもの。創設時より医師が運営する病院として、第一義にあるのは医療の信用性。その上で、より良い医療をめざして、合理的、現実的に進化を続けていきたいと思っています。

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