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板垣 和夫 院長、板垣 亮平 先生の独自取材記事

板垣医院

(北区/十条駅)

最終更新日:2019/10/11

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十条駅北口から徒歩3分ほどにある「板垣医院」は、板垣和夫院長が父の代より受け継いだ歴史ある医院だ。院内はアイボリーで統一された明るく優しい雰囲気で、無垢材の香りが来た者の心を落ち着かせる。2018年10月より、息子である板垣亮平先生との二診制となり、待ち時間の短縮を図ると同時に、呼吸器、消化器外科、循環器などの専門の医師も曜日ごとに勤務。幅広く対応できるようにすることで、子どもから高齢者まで家族でかかれるファミリークリニックをめざす。「一人ひとりじっくりと、丁寧に向き合いたい」と志を同じくし、互いを信頼し合う板垣院長と亮平先生に、診療の心得や院外感染対策、院長が行う往診についてなど、たっぷりと聞いた。
(取材日2018年6月27日)

二診体制を取り入れ、幅広い医療の提供を

明るくて木の良い香りがする院内ですね。

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【板垣院長】2015年に待合室を広くリニューアルしました。座る場所も増えましたし、お子さんが退屈しないようにキッズスペースやおもちゃで遊べる部屋を作りました。当院は「赤ん坊からお年寄りまで」がコンセプトで、お子さんが楽しく過ごせて、親御さんもゆったりできるようにと考えました。
【亮平先生】院内感染を防ぐため、改装時に2階には感染症専用の待機スペースを4部屋、外側にエレベーターを設けて、完全に動線を分けました。こうすることで感染症流行時でも安心して来ていただけると思います。待機スペースで診察も受けられるので体調が悪い時も移動の必要がありませんし、3ヵ月未満のお子さんの場合は逆隔離として案内することもあります。

お二人のご経歴を教えてください。

【板垣院長】父が1956年にこの地に「板垣外科」を開院し、私が父の後を継いだのは1992年です。大学病院時代は小児外科を専門として、小児の病気全般を診ていました。脳と心臓以外、肺から泌尿器まで、がんや奇形も診療範囲です。小児外科は非常にデリケートな領域で、重篤な状態にある患者さんを何度も経験し、必要に迫られ内科も勉強しました。今となっては貴重な経験でとても役立っています。
【亮平先生】私は京都や板橋の総合病院で消化器外科に勤務後、医師8年目に東京北医療センターに移り、新たに小児科の医師として勤めました。小児科に転身したきっかけは、医師5年目の時に父がけがをして代診をした際、当時は周りに小児科がなく、患者さんが本当に困っていたので、後を継ぎ多くの方の助けになりたいと感じたからです。

さまざまな診療科の先生がいらしていると伺いました。

【板垣院長】曜日ごとに午前中、外来を担当してくれる医師が担当し、月曜日は循環器、火曜日は小児科、水曜日は呼吸器、金曜日は小児科と外科、土曜日は消化器内科の医師と糖尿病の専門家の先生が交代で来てくれています。

2018年10月からは二診体制になっているそうですね。

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【亮平先生】院長と私を中心にして二診体制となります。小児科と内科は毎日診療して、曜日ごとにそれぞれ専門の先生の診察が可能です。患者さんがとても多いので、二診体制にすることで待ち時間を減らし患者さんの負担を軽減できたらと思っています。また、二診体制ですと、医師がお互いジャンルが違い、補い合って診療ができるというメリットも享受できます。さまざまなジャンルに対応できることで「ここの医院に来れば大丈夫」と思ってもらえたらと思います。

地域医療の最初の窓口として、診察はじっくり丁寧に

診療で大切にされていることを教えてください。

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【板垣院長】まずは患者さんの顔を見ることですね。大学病院などでは3~4ヵ月単位で薬を処方しますが、当院ではどの患者さんも最低1ヵ月に1度は私が診るようにしていて、メンタルサポートを含めて対話を重視しながら診察しています。 また、開業してから日本東洋医学会漢方専門医の資格を取り、現在は東洋医学の考え方も取り入れながら患者本位の全人的な治療を志しています。東洋医学では疾患を限定せず、主訴や患者さんの持つ雰囲気、におい、元気があるか落ち込んでいるかなどの気も診る対象になります。全体の知識をまとめ、おなかや脈、舌を診たりしていちばん合う薬を考えるようにしています。オーダーメイドに近い処方ですね。漢方薬はぴたりと合うと力を発揮しますので、一人ひとりじっくり診察するようにしています。

亮平先生はいかがでしょうか?

【亮平先生】診察時はもし自分の家族だったらどうするかと考えて、患者さんに提案するようにしています。必要な検査、不必要な検査、それも取捨選択して治療を進めていくことと、基本的なことではありますが、親切に接して、丁寧に話すことをいちばん大切にしています。お子さんの場合は症状や痛いところなどをうまく伝えられないこともあります。いきなり診療に入るのではなく、おもちゃを使いながら好きなものを聞き出す中で表情が和らいだときに聞くなど、工夫しています。

往診にも対応されていますね。

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【板垣院長】私の体が持つ範囲内で1日10人ほどの患者さんのご自宅を回っており住宅街は道が狭いので、心電図、超音波装置などを持って自転車で回っています。往診でも、これまでの診察の経験を生かして、外来にいらした時と変わりない医療を提供できるよう心がけています。例えば寝たきりの方が点滴の必要な状態になった時も、訪問介護ステーションの看護師さんと連携の上、看護師さん、もしくは私たちが訪問して点滴を交換しています。ただそうした状態を維持していくとなると特別な装置が必要になるので、心臓のそばまでカテーテルで管をとる処置を大きな病院で受けていただかなければなりません。そのためにも普段から他の病院とは密に連携を取っていますし、往診専門のクリニックを患者さんにご紹介することもあります。

家族全員でかかれるファミリークリニックをめざす

新たに電子カルテや予約システムを導入されたそうですね。

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【亮平先生】2年ほど前から、インターネットや電話による予約システムを導入し、待ち状況を院外から把握できるようになりました。当日順番を予約して、自分の順番が近くなったら自動的に呼ばれるシステムになっており、インターネットが苦手であれば電話でも対応しています。現在何番が呼ばれているかも院外から確認できるので、待合室でお待ちいただかなくても済み院内感染なども防げますし、周りは商店街なのでお買い物されに出る方も多いですね。また今回、電子カルテも導入します。当院には複数の医師が勤務しているので、より情報共有の精度を上げていけたらと考えています。今後は院長が積極的に行っている往診にも役立てたいですね。

お互いの長所をお聞かせいただけますか?

【板垣院長】実に親切に、親身になって一人ひとりの患者さんを診察しているなと頼もしく感じています。あとでフォローアップすることも忘れないし、非常にいい医者だと思っています。僕が病気になったらかかりたいですね(笑)。
【亮平先生】私の方は、まだまだ学ばせてもらっていることばかりなんですが、特に感じるのは経験数が違うので、1つの症状や病歴から考え得る疾患の数や見方が深いなと感じます。あとは、時間をかけて丁寧に診ているところでしょうか。実は私も最近それが似てきているのかなと感じています。患者さんが多く、時間の配分は難しいのできちんとした配分で診療を進めていかなければとは思いますが、丁寧さは引き続け大事にしていきたいですね。

今後の展望やメッセージをお願いいたします。

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【板垣院長】家族のようにとはいかないかもしれませんが、困った時はいつでも頼れる存在でありたいと思います。ご自身も含めご家族が体調を崩した、病気になった時には、当院でもなんとかしようとしますし、難しい場合は信頼できる病院にご紹介しますので、安心していらしてください。また、二診制になり、医師同士お互い刺激にもなりますし、若い先生方には教えたり教えられることもあると思います。日進月歩の医療に遅れないように、私自身も引き続き、あらゆる病気に対応できるように勉強していきたいですね。
【亮平先生】当院は地域医療の最初の窓口として、年齢や病気を問わず幅広く診療を行うファミリークリニックをめざしています。赤ちゃんからお年寄りまで、家族全員でかかってもらうのが理想的ですね。専門の先生も曜日ごとに来ていますし、私も院長も子どもが大好きですから困った時や、気になることがあればお気軽にご相談ください。

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