全国のドクター12,764人の想いを取材
クリニック・病院 158,416件の情報を掲載(2024年7月21日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 北区
  4. 板橋駅
  5. 医療法人社団紀成会 草間クリニック
  6. 草間 泰成 院長

草間 泰成 院長の独自取材記事

草間クリニック

(北区/板橋駅)

最終更新日:2024/06/21

草間泰成院長 草間クリニック main

板橋で開業して38年。「人情味あふれるこの街と人が好きになって、ずっとこの場所でやっていきたい」と話す草間泰成院長は、東京慈恵会医科大学附属病院腎臓高血圧内科や都内の私立中高一貫校の校医で培った豊富な経験を持つベテラン医師だ。同院は内科、皮膚科、小児科を標榜し、風邪や生活習慣病、皮膚疾患、冷え症、頭痛、不眠症、胃腸虚弱、肥満症など全身のさまざまな不調に加え、不登校の相談にも応じる。「病気を診ずして病人を診よ」を信念に、生活習慣などの患者の状況を視野に入れた上で、体を根本から健康にするための生活指導や漢方医学も取り入れる。「病は気からというように、心が落ち込んでいてはいけません。皆さんが前向きな笑顔になれるお手伝いができれば」と温かな笑顔で話す草間院長に、診療方針や患者への思いを聞いた。

(取材日2024年5月28日)

地域に貢献するために、全身の幅広い悩みに対応

開院から38年と歴史あるクリニックですが、この場所に開院した理由は何でしょう。

草間泰成院長 草間クリニック1

開業のために物件を探していた時に、この建物と巡り合いました。1階に不動産屋が入っていて、私は2階と3階を借りることになったのですが、その不動産屋さんがまたいい人で。「開業するなら地域の人と知り合ったほうがいいですよ」と、ご家族が営んでいる飲食店に誘ってくれたり、「地元の祭りで金魚すくいを手伝ってくれ!」と頼まれたりしたこともありました。おかげでたくさんの方と知り合うことができたのですが、皆さん本当に人情味あふれる人たちばかり。ずっと板橋でやっていきたい、と思うようになりましたね。当院を開業してもしばらくここから離れた場所に住んでいたのですが、急患があれば年末年始も電車に乗って駆けつけました。すぐに対応できるように携帯電話を持ち歩いていましたが、当時は今と違って誰も携帯電話を持っていない時代です。大きな携帯電話で私が会話をする様子を、通りかかる人が不思議な顔で見ていたのも懐かしい思い出です。

どんな症状の患者さんがいらっしゃいますか?

開業当時は今ほど専門ごとに医療が細分化されていなくて、それこそ内科の医師は何でも診るような時代でした。当院にも「少しけがをしてしまったから何とかしてほしい」というような、外科処置を希望する患者さんも来ました。別のクリニックを受診するよう勧めても患者さんが大変でしょうから、私ができる限りの対処をしていました。今もその姿勢は大きく変えず、患者さんのお役に立てるよう、できるだけさまざまな悩みに対応したいと思っています。もちろん、専門の医師に診てもらったほうが良いと判断した場合はそうお伝えします。当院でできることには対応しつつ、必要に応じて適切な医療機関を紹介するのが私の役目だと思っています。

幅広い年代、症状の患者さんに対応していらっしゃるのですね。

草間泰成院長 草間クリニック2

そうですね。当院には長い歴史がありますから、昔はよちよち歩きの子どもだった患者さんが親になって自分の子どもを連れて来てくれたり、ここを気に入ってくれたおばあさんが、家族全員で通ってくれるようになったり。一時期、皮膚科医である私の娘と2人体制で診療していたこともあり、その時に娘が診察していた患者さんが引き続き「ここで診てもらいたいから」と来てくださることもあります。皮膚科の患者さんのことで確認すべき点があれば、すぐに娘に電話をして聞くことができますので心強いですね。

「病気を診ずして病人を診よ」の方針で全人的な診療を

診療の際に心がけていることを聞かせてください。

草間泰成院長 草間クリニック3

人には自然治癒力というものが備わっているので、自分で体を治そうとするのが基本軸で、その手助けをするのも医師の努めだと思います。薬の処方も行いますが、自然治癒力を高める努力は患者さんと二人三脚で取り組むことが大切です。その人が持つ自然治癒力にアプローチする方法として、当院では漢方薬の処方も行っています。さまざまな診療科を受診しても症状の改善が見られない場合に、漢方薬が有用なケースもありますので、ご相談いただければと思います。

漢方も診療に取り入れているのですね。

基本は西洋医学を中心としつつも、難治性の病気など、必要に応じて漢方薬も取り入れています。漢方薬を処方するにあたっては、患者さんの生活背景や体質などをいかに深く知るかが大切です。患者さんに適した漢方薬を処方するために、一時間近くかけて診療することもありますよ。患者さんの話をよく聞き、口の中やおへそ周りなども視診します。例えば舌の端がデコボコしている人はむくみやすいといったように、患者さんの体質がわかることもあるんです。漢方薬の処方に限らずすべての診療において言えることですが、私の出身校である東京慈恵会医科大学の教えでもある「病気を診ずして病人を診よ」の精神で患者さんと向き合っています。

先生は大学卒業後、腎臓・高血圧内科に所属していらっしゃったそうですね。

草間泰成院長 草間クリニック4

腎臓・高血圧内科では、腎疾患や高血圧症について専門的な診療を経験してきました。こうしてクリニックを開業すると、その領域の患者さんは決して多くはありませんが、ここ数年は慢性腎臓病(CKD)の患者さんが非常に増えています。CKDは慢性的に続く腎臓病の総称で、血液や尿の検査で数値に異常のある状態が続いている人を指し、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病もこの疾患の原因の一つにあたります。そういった患者さんへの生活指導にも取り組んでいますが、これまでの専門的な経験が生かされていると感じます。CKDが増加する背景の一つが食生活です。現代人は塩からい物や甘いものを好んでたくさん摂取する人が増えていると感じます。喫煙もCKDの大きなリスクです。CKDの患者さんに対しては、まず食生活や生活習慣を見直すための指導から取り組んでいきます。

根本から健康にアプローチするために生活指導にも注力

多彩な経験を重ねられていると伺いました。

草間泰成院長 草間クリニック5

東京慈恵会医科大学に所属していた頃、仕事でインドへ行く機会がありました。現地で働く皆さんから「日本の話をしてほしい」とせがまれて、月夜に照らされたサボテンを眺めながら日本の話をしたものです。とても喜んでいただけて、その笑顔が今でも思い出されます。私が卒業した中高一貫校の校医も、ご縁があって務めました。北区医師会の関係で、区内の公立学校の校医も経験してきたんですよ。

そういった経験を生かして、不登校や体調不良のお子さんの相談に応じているそうですね。

はい。そういったお子さんと一緒にまず取り組むべきは、現在の生活の見直しであることが多いです。朝に起きられない、食欲がない、そんな状態で学校に行くと学校で具合が悪くなってしまいます。まずはぐっすり眠って朝のすっきりとした目覚めにつなげて、朝食をしっかりと取ることが基本です。そのためにも、時間があれば運動するようアドバイスしています。当たり前のことでしょうが、運動すればおなかが減ってたくさんご飯を食べられて、心地良い疲労感から快眠も望めます。それによって、心と体の健康にアプローチできるのではないかと思います。私自身も、大学6年間はラグビーに没頭していました。先輩にお酒をごちそうになったら断り切れなくなって入部したので、最初は乗り気ではなかったのですが、やってみると本当に楽しくて。スポーツをして己を鍛えれば、さまざまなことが快調になると感じました。

最後に読者にメッセージをお願いします。

草間泰成院長 草間クリニック6

人は生まれた時に与えられた体力や体質、そして生まれてから摂取する食べ物や生活習慣によってつくられる体力や体質に支えられています。せっかく親から良い物を与えてもらっても、食べ物や生活習慣がめちゃくちゃですと、大事な宝物をどんどん減らしてしまいます。そうならないようにお手伝いするのも、私たち医師の仕事だと思っています。そして「病は気から」といいますよね。病気になったとしても、気持ちを切り替えることで、やりたかった仕事を始めることだってできるかもしれません。仕事が楽しくて夢中になっていたら、気持ちまで明るくなるなんてこともあるかもしれませんよね。当院でも病気の治療はもちろん、皆さんが前向きに明るく笑顔で過ごすお手伝いができればと思っています。

Access