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百瀬 保 院長の独自取材記事

王子神谷矯正歯科クリニック

(北区/王子神谷駅)

最終更新日:2020/02/03

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「今やらないと悔やむのではないか」。不正咬合の子どもを救うため、矯正歯科を専門とする百瀬保院長は1999年、50歳を過ぎてから念願の「王子神谷矯正歯科クリニック」を東京メトロ南北線王子神谷駅からすぐの場所に立ち上げた。以降、クチコミなどで患者が訪れるという。得意とするのは、原因から根本的に治療していく矯正治療だが、その技術も簡単に獲得したのではない。百瀬院長が大学を卒業した当時、矯正歯科を学ぶには大学か海外の歯科医師のもとで学ぶしかなく、内外各地に足を運び勉強したという。そんな百瀬院長に、自身の力で切り開いてきた医師人生や治療方針について、話を聞いた。
(取材日2015年6月8日/更新日2020年1月31日)

子どもと友達になって信頼を得ることが矯正治療の鍵

先生が矯正を専門に選ばれた理由を教えてください。

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私が矯正を通して患者さんを救いたいと考え始めたのは、日本大学歯学部を卒業後に一般歯科医院に勤めていた時です。小児歯科も担当する中で、不正咬合になっていく子どもたちをなんとかしたいと思ったのです。でも、当時は矯正や不正咬合の治療は一般的ではなかったため、技術を身につけるために母校に顔を出したり矯正の材料屋さんに行ったりして学びました。そのうち、これは専門性が高くて片手間では無理だと思い、勤めていた一般歯科医院を辞め、矯正専門の中島矯正歯科に3年間勤めました。さらに、矯正の認定医制度ができた時のために大学にもコンタクトを取っておいたほうがいいというアドバイスをもらったこともあり、福岡歯科大学の矯正学教室に所属し、専修生として学びました。東京と福岡の生活を行ったり来たりする生活を5年ほど続けました。

早い時期から自らの力で道を開かれたのですね。矯正治療で大事にしていることは何ですか。

原因を取り除いて治療をすることです。当時は小学生が不正咬合と診断された場合、永久歯が生える中学生になるまで待ち、歯を抜いて矯正するのが一般的でした。私は、なぜ不正咬合が起こるのかという原因論や、どう治していけば成長に合わせた矯正が可能かを知りたいと思い、年に2〜3回、アメリカ・シアトルの矯正専門の歯科医師のところに通い、できるだけ非抜歯で矯正する方法を学ぶことにしました。とりわけ、問題は口呼吸。口呼吸をすると、扁桃腺組織がやられて免疫システムが壊れ、アレルギーを発症することもあります。本来は上顎の位置にあるべき舌が下がり始め、顎も狭くなって歯が内側に倒れてくる。口呼吸をやめずに顎を広げて矯正をしても、また元に戻ってしまう可能性もあるのです。このような場合、原因から改善を図ることで、なるべく抜歯をせずに成長を助けながら矯正することも望めます。

子どもに接する際に心がけていることはありますか?

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コミュニケーションですね。クリニック全体の雰囲気として、子どもと友達になることをめざしています。スタッフも積極的に声をかけてくれていて、学校でやっていることなど、たわいもない話もしています。矯正治療は、患者さんの協力を得られないとできないんです。人間関係が破たんしたら駄目なんです。また、特に小さいお子さんの場合、保護者とのコミュニケーションも大切にしています。治療の意味や効果をきちんと理解していただかないと、矯正治療はスムーズにいかないのです。

本当に噛めるようになる治療と納得できる診断をめざす

顎関節症の治療にも力を入れているようですね。

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噛み合わせというのは歯並びを整えただけでは駄目なのです。筋肉や関節などに機能的にマッチしていることが大事だと考えています。どこまでマッチしているかを客観的なデータで計測するために、当院では機能検査を導入しています。以前、過去に矯正治療を受けたことがあるけど10年前から顎の痛みや頭痛、めまい、口が開かないなどの症状があると訴える30代の患者さんが来院されました。機能検査をしたところ、口の開閉が不安定で、筋肉の高さも左右アンバランスなど、さまざまな問題が客観的な数値データで表れました。機能検査によって客観的なデータで表れると、歯科医師もわかりやすいですし、患者さんも安心できると思うんです。今はだいぶ少ないですが、矯正治療を受けて顎関節症になることもある。いろんなことに目をやりながら進める必要があるのが矯正治療なのです。だから面白いんですよね。

先生は、歯科医師向けの研修会なども積極的に開催されていると伺いました。

自分自身が矯正の勉強にたいへん苦労したので、一般の歯科医師が矯正に取り組みやすくなることを願って、矯正に関する研修会などを開催しています。当初、幅広い方に興味を持っていただくために一般歯科の先生が行うMTMという部分矯正の講習会を開いたところ、その後も開催のリクエストを頂くようになりました。15年ほど前からは、すべての歯に矯正装置を着ける全顎矯正を教えています。会で一番伝えたいのは、思いつきではなく、理論にのっとった診断や治療計画の大切さ。もう36年くらい続けていますが、参加者は歯科医師間のクチコミで来てくれています。

王子神谷で開業した理由をお聞かせください。

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1999年まで、ここから歩いて10分ほどの父が開業したクリニック「百瀬歯科」で矯正歯科を担当していました。当初から自分で矯正専門医院を立ち上げたかったのですが、父には「矯正専門の歯科医師である前に一般の歯科医師としての勉強もしろ」と。それで矯正をやりつつ、一般の治療など広く勉強しました。でも、父が亡くなってしばらくして、「今、矯正専門の歯科医師としてやらないと悔やむのではないか」との思いが生じました。50歳を過ぎていました。それで、百瀬歯科のすぐ近くに開業することにしたのです。この場所は偶然見つけました。北本通り沿いにあるファミリーレストランにお茶を飲みに入ったら、真っ暗なこの場所が見えましてね。すぐに決めました。

患者のQOL向上につながる矯正を、次世代へ引き継ぐ

先生が歯科医師をめざした理由をお聞かせください。

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父の影響で、自然に歯科医師になりました。戦後の日本の歯科技術がない中、父は先端の技術を勉強し、それを治療に取り入れる努力をしていました。一般歯科の分野においては優秀な歯科医師で、父を超えることは難しいだろうと思いました。父を超えるにはジャンルの違う分野の仕事をしようと思ったのも、矯正歯科を選んだ理由の一つですね。

仕事以外では、どのようにお過ごしですか?

趣味と言えば、月に1回くらいの頻度でやっている競技ヨットですね。矯正の講座を受講してくださった歯科医師が誘ってくれたのがきっかけで、もう15年ぐらい前からやっています。練習会場は相模湾。8人くらいでチームになり、風を読みながら帆を動かす。力も俊敏さも求められるスポーツです。魅力? やっぱり人力だということですね。それだけで動かしますから。ストレスの解消にもなりますね。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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今後も口呼吸改善へのアプローチに力を入れていきます。歯並びを整えるだけでなく、原因から改善し、健康を維持できる生活をしていただけるような治療をしていきたいですね。この仕事のやりがいは、治療に来た子どもが大きくなって、審美的にも機能的にも良かったなと思ってもらえたとき。大きくなって遊びに来てくれたりすると、本当にうれしくなります。矯正とは歯並びを整える目的だけでなく、患者さんのQOL(生活の質)を上げることだと思っています。これから私の身につけた知識や技術を若い先生に伝え、育てていくことも大切な役割だと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/85万円~、歯列矯正/小児:15万円~、成人:85万円~

※料金はすべて税抜価格です。
※症例によって費用が異なります。詳細はクリニックにお問い合わせください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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