田幡医院

田幡医院

田幡 雅彦院長

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戦後まもなく開院した「田幡医院」。患者のさまざまな悩みに応える田幡雅彦院長は誰にでも心優しい医師である。形成外科を大学で学んだのち、基礎としても長い間、外科を学んできたという。それは現在の診療にも生かされている。東京大学で学んだマイクロサージャリー手術を日本大学、がんセンターなどで行った。先代より院長を承継するにあたって、消化器外科勤務時にした内視鏡検査を新たに学び直した。「患者さんの健康をオールラウンドに末永く守れるクリニックでありたい」という言葉に、院長の患者に対する思いを感じた。今回、院長に同院ならではの治療法や今後の展望について聞いた。
(取材日2016年10月4日)

多彩なキャリアと豊富な経験を培った勤務医時代

―はじめに、クリニックについてご紹介ください。

このクリニックは戦後すぐに父が開院したもので、のちに私が院長に就任しました。内科、小児科、皮膚科、形成外科を掲げ、現在は患者さんの多くの悩みに対処し診療をしております。学校医や幼稚園や保育園の園医も務めていることもあり、お子さんの来院も多いです。近年は全身麻酔による胃内視鏡検査と日本でもまだ珍しい水を使った大腸内視鏡検査をしています。特筆すべきは下剤を飲まないで済む大腸内視鏡検査をしていることです。このことは共同執筆で本が出版されることがすでに決まっています。小児科は、都立大塚病院と日大小児科で鮎沢準教授に小児循環器を、小児アレルギーを橋本準教授について学びました。普通の子どもより精神を病んでいる先天奇形のある子を形成外科で扱っていたこともあり幅広い経験を積みました。皮膚科は東大分院皮膚科科長であった川端講師より、内視鏡は東大物療内科消化器出身の後藤先生より教えていただきました。

―なぜ形成外科を初めに選ばれたのでしょうか?

姉の夫が内科の医師でボストンに留学していたのですが、当時学生だった私は夏休みを利用して姉夫婦の元を訪ねました。その時隣の家に住むおばあさんがいたのですが、ある日そのおばあさんが「近所の赤ちゃんがとても奇妙な顔で生まれてとても気の毒でした。でもなんと、形成外科の先生のおかげできれいになって帰ってきたの」ととても驚いた様子を話をしてくれました。その時に形成外科とはどんな科なのか興味を持ったのが始まりでした。当時日本では形成外科が知られておらず、母校日大では形成外科は外科に属し、診療科として独立していませんでした。それで卒業後、他の施設も見学した後最終的に東京大学の形成外科への入局を希望し、運よく入局もできました。

―どのような方針で医院を経営していく考えですか?

私はいくつかの診療科を勉強しましたが、しばしばその科の常識のようなものがありどうしてもそれに捕らわれてしまいがちです。もし他科の先生と連絡を密にできたら、随分よい治療ができると感じていました。開業医は何でも診てあげて、場合によっては適切な機関に紹介していくことが良いと思っています。そのため病院との連携は欠かせません。

―先生は医学博士でいらっしゃいますね。

臨床の医師にとって医学博士に値するような基礎的な研究というのは、その大学や医局によってたいへん難しいことがあります。特に形成外科はまだ新しい科であったため、当時東京大学も研究の体制は整っていませんでした。私は当時の東京女子医大の野崎教授の指導で研究を進め、当時ノーベル賞候補でもあった先端生命医科学研究所(TWINS)所長の岡野教授の研究室で国費で研究をさせてもらいました。TWINSは女子医大と早稲田大理工の合同大学院で巨額な国の予算で最先端の研究をしていました。所長の岡野先生は早稲田理工の出身でバイオで次々と斬新な基礎研究を発表していました。私はそこでtissue engineeringに関連した腸管を使った培養組織移植についての研究をしました。ここでの経験により、自由な発想で面白いことにチャレンジする数々の研究者に出会うことができました。

記事更新日:2017/08/18


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